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漆洞山(標高)

平成11年10月11日()
 
岐阜県清見村
 
グループ
        漆 洞 山(1,320.7m)
 
                  平成11年10月9日(土)快晴
 
 絶好の登山日和である。早朝5時30分に家を出て、清見村へ向かう。今日は漆洞山への挑戦である。1ヶ月前の9月12日に登山口の下見はしてあるので、国道156号線を北上する。台風16号や集中豪雨の被害があったが、復旧が進み、白鳥町地内の通行止めも片側交互通行となっている。荘川村牧戸から国道158号線に分かれて、高山方面へ進む。軽岡峠、松の木峠を越えて、坂を下っていくと左手に「飛騨プラネタリウム」の看板があり、河合村への道が左に分岐している。そこからわずかで彦谷入り口の中ノ瀬地区である。ここで、国道158号線から左へ分岐して、彦谷林道へ入る。林道といっても猪臥山トンネルの工事中であるため、2車線の立派な道である。ただし、入り口だけが狭い。その道路を彦谷に沿って登って行き、3つ目の橋(切越橋)を渡ったところに、右へ分岐する「立渡林道」がある。この林道を登るのであるが、相当な悪路なので、車は林道の入り口に止めておく。林道入り口に1台は駐車できるスペースがある。また、付近にも空き地はあるので、駐車に困ることはない。さて、8時15分に歩き始める。林道はすぐに右へ曲がって小谷に架かる橋を渡る。渡ったところに営林署のゲートがある。鎖が架かっているが鍵はかけてないので、はずすことはできる。しかし、その先はとても4輪駆動車でも通行不能なほどに荒れている。まあ、ここまで車で入ったとしても車はゲート前の広場(1台は駐車可能)に止めた方が無難である。さて、さらに進むと8時22分、「彦右エ門の滝」という看板がある所を通過する。そして、8時45分には教育委員会の保存樹「オリコシのナラ」という看板のある大きなナラの木が林道右手脇にある。さらに登って、8時55分には峠らしき場所に着く。この先、下りぎみであり、林道はないような感じもする。ここから、林道を離れ、右手の尾根を目指して登る。わずかな踏み跡がある。そして、9時08分に尾根に立つ。この尾根は営林署の境なのか、藪が切り開いてある。その切り開きを右手に登って行くと、営林署の境界見出標のあるピークに着く。ここで切り開きは90度右へ曲がって尾根を下っている。その先に見える山が、目指す「漆洞山」であったのであるが、あまりに離れており、相当下ってから登り返すことになるので、そのときは「漆洞山」とは思わなかった。それでもすこし下って肩になるピークまで下って見ると、いま立っていた営林署が境界見出標のあるピークの後ろにさらに高いピークがある。それで、それが「漆洞山」であると思いこんでしまった。それで、営林署の境界見出標のあるピークまで戻り、そこから右手(最初に登って来た方からは左手)の藪へ突入した。時刻は9時43分であった。尾根をいったんわずかに下ってさらに登り返すことになる。相当な藪である。そして、9時57分にわずかなピークを過ぎ、10時30分にはさらに上部の尾根に着いた。ここから尾根を左へ曲がり、登って行くと11時03分にピークに着いた。頂上かと思いきやその先に無線のアンテナの立つさらに高いピークが見える。そこまで行こうといったん坂を下ると、11時08分、なんと林道へ出た。電波塔へ向かう林道のようだ。その林道を歩いて11時26分にNTT猪臥無線中継所や中部電力の電波塔やアンテナが林立しているピークに着いた。三角点を探してもさっぱり見つからない。どうもここではないようである。地図を見るとなんと電波塔のマークは「漆洞山」のずっと北のむしろ猪臥山に近いピークになっている。ずいぶんと遠くまで歩いて来たものだと感心した。しかし、まだ先ほどの山が「漆洞山」であるとは思わなかった。とにかく、わからないまま引き返す(下山)こととした。林道を下り、12時05分にいったん先ほど出た林道の場所まで戻って、三角点を探して、さらに付近のピークへ藪を分けて登ってみたが見つからない。それで、12時50分、林道を分かれて来た道(藪?)を引き返すした。12時53分にピークへ登り、13時07分に尾根からの下り箇所を通過、13時29分にピークを過ぎ、13時40分に営林署の境界見出標のある切り開きのピークに着いた。ここで、昼食とした。天気は上々で気分はよいが、ただ、目指す「漆洞山」へ登れなかったのが残念である。やはりここから最初に見た山が「漆洞山」なのであろうか。しかし、もう今日は改めて登る気力がない。食事のあと、14時12分に下山を開始した。14時16分に切り開きから別れ、尾根を下った。14時19分に林道へ出た。14時27分に「オリコシのナラ」という大木を通過し、14時47分に「彦右エ門の滝」を通過、14時52分に車へ戻った。車を走らせ、帰路に着くが、行楽客のため、渋滞し、帰宅は6時すぎであった。
 
                 平成11年10月11日(月・振替休日)
 
 前回から2日後、再度の挑戦で、5時15分に家を出て、清見村を目指す。前回と同様のルートである。国道156号線、158号線と来て、中ノ瀬から彦谷沿いの林道を入り、「切越橋」のたもとに車を止めて「立渡林道」を登山開始である。時刻は7時43分である。7時48分に「彦右エ門の滝」の看板を過ぎた。さらに、雑木林の中の林道を登って行くと、8時01分、ぱっと開けた感じの所に出る。そこの左手にぽつんと1本「ナラの木」がある。先日失敗したので、今日は最初から目指すピークは決めていた。このナラの木の反対側(右手)へ張り出して来ている尾根を登るのである。もちろん道はない。桧が植林してある尾根である。尾根の先端に1本の枯れ木が立っている。しかし、藪が復活して難儀をするが、藪を分けて登り、8時37分にさびたワイヤーの束がある場所を通過し、8時44分に営林署の境界見出標のある尾根に着いた。ここから右手の方へ登って行くが、藪が薄く(営林署が切り開いたのか)、歩くのがやや楽である。8時52分と8時54分に営林署の境界見出標を通過して、9時00分にピークへ着く。ここには頭が赤い杭が埋めてある。ここから左の方へいったん下って、登り返したピークに、営林署の境界見出標があり、開けた所でた。9時04分である。周囲の雑木が切り開いてあるのである。ここが頂上に違いないと、当たりを探して灌木の間に三角点を発見する。時刻は9時05分であった。よかった。周囲の雑木は切り倒してあるが、さらに周囲の木々が伸びて、展望は北東のほうしか望めない。付近には「タラの芽」がたくさん生えている。さて、まだ、時刻が早いので昼食は下山してからと決め、記念写真を取り、9時25分に下山を開始し、9時28分にやや下ったピークに着いた。9時30分に営林署の境界見出標を過ぎ、9時33分に営林署の境界見出標のある尾根からの下り場所に着いた。藪の中を下って9時37分にはさびたワイヤーの束を乗り越え、9時51分にピークを越えて、9時51分に林道へ降り立った。10時06分に「彦右エ門の滝」を過ぎ、10時10分に車へ戻った。ここで、昼食を取り、11時00分に車を発車させ、14時00分に帰宅した。