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簗谷山(標高)

平成8年7月6日()
 
岐阜県馬瀬村
 
グループ
           簗  谷  山(1213.7m)
 
                            平成8年7月6日 快晴
 
 簗谷山は、金山町、明宝村、和良村の3町村にそびえる山である。以前は、登山道とてなく、「美濃では、恐らく最後の山と思われる。登山記録も全くなし。したがって登頂の可能性も未知数。」といわれた山である。しかし、金山町がこの山の麓一帯を「金山の森」として整備し、その一環として、遊歩道ができた。そのおかげで、いまは、登りやすい山となった。案内標識も割とあり、遊歩道も結構整備されている。さて、この「金山の森」へは、明宝村の畑佐から小川峠を越えて小川へ入り、弓掛川に沿って下って行くか、反対に岩屋ダムの方から、馬瀬川の支流の弓掛川をさかのぼるかである。弓掛川ぞいの「金山の森」の最上流部に弓掛川の右岸へ注ぐ簗谷があり、この谷に沿って林道が登山口まで続いていている。したがって、この林道へは、金山町方面から上流へ向かうと、左折して橋を渡ることになり、小川方面から下流に向かうと、右折して橋を渡ることになる。林道の終点には、広場があり、駐車場として整備されている。また、簡易トイレもある。登山道の入り口に標識があり、山頂まで2.3qとなっている。登山道に入るとすぐに観察小屋があり、登山道も2つに分かれる。右は、「ぶなの森ル−ト(2.3q)」、右は、「南尾根ル−ト(2.7q)」という看板がある。距離が短い方をとって左へ進む。最初は谷に沿って、谷を渡ったりしながら登っていく。左は水場、右は頂上という看板のところから谷から離れ右へ大きく回り込み、尾根へでる。尾根を登り切った付近に、「頂上まで1000m」という看板が現れる。ここまで約30分である。そしてすぐに「ぶなの木平」という看板もある。そこからしばらくは、ゆるやかな尾根上の道となり、アップダウンを3回ほど繰り返すと、「頂上へ500m」という看板がある。ここまでで約45分である。ここから急な登りとなるが、あと少しと思って、息を弾ませながら登っていく。頂上のすぐ手前で「南尾根ル−ト」からの道と合流している。登山口から約1時間で到着する。頂上は、素晴らしい眺望で、四方の案内板も設置され、また、双眼鏡(今時珍しい無料)も設置されている。食事をとり、コ−ヒ−を飲み、十分な眺望を楽しんで、下山する。下山ル−トは、「南尾根ル−ト」を取ることにした。登りの「ぶなの森ル−ト」は木々に遮られていたが、この尾根上は、展望が素晴らしい。しかし、こちらの道は荒れている。途中に滝をあるが、アップダウンが激しく、下っていてもいやになる。登りに使うと、距離が長い分楽なような気はするがどうであろうか。下りの時間は約40分である。