明 神 山(1,130m)
平成10年4月9日(土)晴れ
明神山を目指して、6時50分に家を出る。美山町から国道418号で根尾村へ入り、根尾東谷川をさかのぼる。奥美濃発電所建設計画のひとつである上大須ダムを通り、さらにそのダム湖畔を上流まで進み、東河内谷に沿って進むとやがて機械棟があり、そのすぐ先で行き止まりとなる。そこに車を止め、8時21分に東河内谷へ降りて歩き始める。東河内谷を右岸へ渡ったり、左岸へ戻ったりしながら、川原を歩く。8時38分に右から明神谷が流れ込んでいる。そして、谷が2つに分かれている。つまり明神谷を含めると3つに分かれている。明神谷は滝となって流れ込んでいる。その明神谷の右岸に立派な歩道がついているので、登って見ると、その先に立派な滝があり、そこで歩道は行き止まりとなっている。さて、東河内谷の右岸沿いの、一番左の支流沿いに山道がある。それを登って行くとすぐに谷を渡る道があるが、これが先ほどの明神谷の滝へ行く道である。それをやり過ごすと、山道は左の方へ上がって行く。いよいよ山道の傾斜がきつくなる手前で右へ分岐する道(つまり尾根へ上がるのでなく、谷沿いの道)がある。それを進むと、すぐに谷を2つ渡る。かっての道が荒れ果てた廃道と思われる道をたどると尾根を回り込んで、先ほどの3つの谷のうちの真ん中の谷の上部へ出て、その谷の右岸沿いに進んでいる。それを進むとやがて谷が2つに分かれる地点で道もなくなる。この付近には「ウド」がたくさん生えている。やむなく、左の尾根へ登る事にする。急な坂を喘登すると、9時49分に緩やかな草原に出る。尾根の先端なのであろう。そこから道なき藪を突進して、登って行くこと約1時間、10時54分に林道跡へ出る。これが案内書にある明神山の北鞍部までいっているという林道であろう。この当たりにワラビがよく生えているので、ワラビを採って、日影において歩き出す。しかし、相当な悪路で、歩くのもおっくうである。藪と悪戦苦闘して、やっと11時27分に林道終点へ到着した。そこから、正真正銘の藪をかき分けて、根尾村と板取村の村界の尾根に11時48分に到着した。ここからは、一応踏み跡程度の道がある。急な尾根をたどって12時27分に頂上へたどり着いた。「ドウの天井」まで、足を伸ばそうと思ったが、ここからまだ1時間以上かかりそうなので、今日はあきらめる事にして、昼食をとる。高い木々が生い茂り展望は望めない。1時18分に下山を開始する。1時41分には明神山の北の鞍部へ着き、藪をこいで1時53分に林道終点へ出る。雑木の生い茂った林道を歩いて、2時12分には林道の下り口に着き、2時58分には尾根の先端まで下った。3時21分には明神谷の分岐点(3つの谷の分岐点)へ下り着いた。谷の中を歩いて3時30分には車に戻った。