青 波(1,080.6m)
平成10年3月22日(日)曇り
午前7時20分に家を出た。はじめは越山へ登るつもりであったが、温見峠への道が4月30日まで、冬の通行止めなので、急遽変更して、根尾村と藤橋村の境の青波へ登ることにした。根尾村から馬坂峠を越えて藤橋村へ入り、白谷まで下り、白谷橋の手前で右へ曲がり、白谷の左岸を登っていく。未舗装の林道を約2Kmくらい進むと左から谷が流れ込んでいる。県道から未舗装の林道へ分岐して最初の谷である。これが中津土谷である。中津土谷にも林道が入っているが、荒れているので、ここの分岐点に車を止めて歩くことにする。時刻は8時38分である。はじめは谷の右岸の林道を進むがしばらくで無くなってしまう。もし、車で入ってもここまでであろう。釣りと思われる人の車が止めてある。この先は林道も崩れてしまっている。ここから、しばらくでかつての道は左岸へ渡っているらしい。しかし、橋はとうになく、飛び石で対岸へ渡る。以前は林道があったと思われる形跡はあるが、いまは、雑木や藪が茂り歩きにくい。8時53分には2つ目の堰堤を通過する。9時08分には中津土谷が二つに分かれている所に着いた。2つの谷の合流点に堰堤があり、さらに向かって右の谷にも堰堤がある場所である。ここは、左の谷へ進むため、右の谷を渡る。このあたりから道の形跡はあやしくなり、ここから、10分くらい歩くと、9時19分にはいよいよ道の形跡も無くなってしまう。さらに谷沿いに登ると、9時25分に、また、谷は2つに分かれている場所に着く。そのちょうど分岐点に大きな岩石がある。ここでも右の谷を渡って左の谷へ登る。左の谷はすぐに崖になっているので、右岸(向かって左側)を高巻くことにする。9時46分には、また、谷が二つに分かれる場所に着く。ここでも左の谷には滝がある。ここから、二つの谷の中間の尾根を登ることにした。坂はとても急である。10時30分にやっと支尾根にたどりついた。さらに急な登りは続き、背後の山がせり上がってくる。雑木林と笹の藪である。喘ぎ喘ぎやっとの思いで、11時20分に主尾根に到着、このあたりから雪が藪を押さえてくれているので、歩くのに楽である。主尾根を右の方へ登り、11時30分に頂上へ到着した。三角点は雪の下である。辛うじて三角点を示す木柱が腐って倒れている。測量用のポールも折れて倒れていた。近くの大木に誰が付けたか「知者楽水、仁者楽山」というプレートが付けてあった。時折粉雪が舞う天気であったので、食事もとらず、小休止のみで、早々に下山することにした。11時47分に下山にかかる。12時20分には谷身に降り立った。あとは、谷を下って、12時28分には谷の合流点、12時37分にはもう1つの谷の合流点で、ここから道の形跡が現れる。ちょうど芽を出した「ふきのとう」をとりながら歩いて、1時16分に車に戻る。自宅へは2時20分に到着した。