綿向山(1110m) |
所在地 滋賀県 |
平成13年12月2日() |
グループ |
|
074 綿 向 山(1,110m)
平成13年12月2日(日)快晴
今日は先日断念した、鈴鹿山脈の「綿向山」へ登ろうと、午前8時30分に自宅を出た。環状線を県庁前まで行き、国道21号線にのって、長良川と揖斐川を渡り、揖斐川の右岸を福束大橋まで下り、この橋のたもとで、国道258号線に出てすぐに右折し、牧田川にかかる橋を渡り、牧田川の右岸をさかのぼる。養老町から国道365号線に乗って、上石津町を抜け、国道306号線で御在所岳のふもとの「湯ノ山温泉」へ向かう。湯ノ山温泉の手前で鈴鹿スカイラインにのり、どんどん登って行く。湯ノ山温泉の上部付近に御在所岳の裏登山道と中登山道の入り口があり、多くの車が駐車してある。御在所岳は今日の目的としてないので、さらに峠を目指し、三重県と滋賀県境の武平峠へつく。峠のトンネルと手前とトンネルを抜けた滋賀県側にも御在所岳(武平峠)への登山口があり、駐車場もあるがすでに多くの車が駐車してある。たしかここから雨乞岳への登山口もある。武平峠まで登ってから、雨乞岳方面へ分岐するようだ。峠から4Kmほど下ったところに稲ヶ谷があり、この谷(橋)のたもとに4〜5台くらいの駐車スペースがある。ここが雨乞岳への登山口になっている。そこに「雨乞岳登山口2:00h、水木谷の滝5分」の看板と登山届けボックスがある。また、反対側には「雨乞岳の由来」の看板があり、そこには「雨乞岳1時間50分、稲ヶ谷の滝15分、水木谷の滝5分」と書いてある。「綿向山」にはさらにここから下って行く。するとダムがあり、国道477号線は、この先で国道1号線方面への道路を左へ分岐する。ここで右へ曲がって、国道477号線を日野町方面へ進む。右折後すぐに左折して橋を渡り、土山町と日野町の境の峠を越える。峠を下って行くと蔵王ダムがあり、さらにダム下へと下っていくと、最初の信号機のある交差点が西明寺方面への入り口である。反対側の八日市方面からくると「綿向山登山口」の案内看板や「綿向山登山案内図」の大きな看板が目に付く。しかし、三重県側からくるとそうした看板は反対側になるため見えない。しかし、他に大きな交差点もないので、察しがつくと思う。ここで国道477号線を右折すると、西明寺方面へ向かうが、あとは案内看板があるので、迷うことなく綿向山の登山口へたどり着くことができよう。表参道登山口の入り口にも登山道の案内看板がある。さて、案内に従って進むと、すぐに橋を渡り、その先に相当な広場があり、10台くらいの車が止まっていた。これが駐車場であろう。しかし、さらに道は先へとのびているので車を進めると、左へ曲がっていよいよ終点となり、その上に砂防堰堤がある。その手前に車が4〜5台駐車できるスペースがあるが、すでに満杯状態であった。また、その広場には「綿向山」の案内看板があり、「工事中のため仮歩道を利用してください。」と書いてある。何の工事なのかわからないが、工事らしきものは見あたらない。もう工事は完了しているのかも知れない。とりあえず空きスペースに車を止め、登山準備をする。そして11時17分に仮歩道へと歩を進める。すぐに「佐久奈度神社」があり、「西明寺、綿向山」の立て看板もある。さらに進むとまたすぐに、「西明寺、綿向山」の立て看板がある。枝打ちされた檜の美林の中を進むと、11時20分に林道へ出る。こんな林道があるなら車で来られるではないかと思いながら林道を左へとって進むと、11時21分に砂防堰堤の上部へ出た。さきほど下から見えた堰堤である。さらに林道を進むと、「天然記念物綿向山麓接触変質地帯」という石柱がある。その説明板もある。さらに進むと、11時28分いよいよこの林道も終点となる。そして、そこには10台くらいの駐車スペースがあり、すでに2台の車が止まっていた。下の駐車場が満杯なのと比べてもおかしい。一般者はここに駐車場があることも、この林道への入口も知らないのであろう。案内看板にも書いてないからである。ここまで車で入ればよいと思う。さて、この先に「ヒミズ谷出合小屋」がある。そして登山道は2つに分岐しており、右手は「水無山北尾根コース」で、直進が「綿向山表参道」となっている。そのまま表参道を進むと、すぐに鉄製の橋がある。これを渡ると、中部電力の立て看板があり、「伊勢幹線No.L151」との表示がある。そして登山道は檜の美林の中をジグザグに登って行く。11時35分に「綿向山登山道」の小さな看板が足元に立ててある。鈴鹿モルゲンロートクラブが立てたものらしい。さらにきれいな電光型のジグザグの登山道を登ると、11時40分には「一合目、ここは標高545m、頂上まで3720m」という立て看板がある。11時50分には同じく「二合目、ここは標高640m、頂上まで3154m」という立て看板がある。左手には中部電力のL151らしき鉄塔が見える。また、「綿向山」と表示した看板もある。こうした表示があるのは誠にありがたい。これを過ぎると11時58分に林道へ出る。これは竜王山への登山口からのびている林道と考えられるが、工事中でここまでは車で入れない。この林道脇には、「表参道登山道を経て、北畑、西明寺、表参道を経て、綿向山頂上」という鉄製の立て看板がある。また、「綿向山登山道」の看板とともに「三合目、ここは標高700m、頂上まで2730m」という立て看板もある。さて、この林道を右へ進むと、すぐの12時01分に「綿向山登山道」の看板があり、登山者に注意を呼びかける大きな立て看板もある。ここからで、林道を離れて左へ入ると、登山道は檜の美林の中にブルドーザーで広げたような広い道となって登っている。そして、12時02分には左手に作業小屋がある。登山道は規則正しくジグザグに登り、12時07分には「四合目、ここは標高760m、頂上まで2306m」という看板に出くわす。さらに美林の中をジグザグに登ると、木々が伐採されて明るい所へ出て、そこに「若い力」と書いた小屋がある。これも作業小屋と思われる。そして「五合目、ここは標高830m、頂上まで1866m」
という立て看板もある。そしてここで登山道が合流しており、「右、綿向山頂上、手前、表参道を経て、北畑、左、奥の平を経て西明寺」との表示がある。表示に従って右へ曲がって登っていく。相変わらずひろい明瞭な登山道である。周囲の檜林もみごとである。12時33分に「六合目、ここは標高890m、頂上まで1460m」の立て看板に着く。さらに12時28分には「七合目、ここは標高930m、頂上まで1160m」という立て看板に到着する。ここでようやく頂上からのびる稜線に着いたようだ。ここには社があり、「行者コバ」という説明看板と「日野綿向行者尊」という石柱もある。また休憩用のベンチも4基設置してある。この付近から檜の美林は雑木林へと変わる。明瞭な登山道は山腹を(右山で)迂回する形で右への方へのびている。しかし、稜線上を直登する踏み跡とテープの目印があるので、明瞭な登山道と分かれて直登することとした。雑木の中の道でやがて足元に笹が現れると、12時40分にはピークを越え、さらに12時45分にもう1つのピークを越えると、ようやく目指す頂上が見えてくる。そして、笹の背丈が高くなると、12時49分に明瞭なよい道へ出る。すぐ右手に綿向山の頂上が見え、12時50分に到着した。この道は「至る イハイガ岳、雨乞岳、竜王岳」という表示がある。あと、右手から登ってくる階段には、「至る西明寺(日野町)」という表示がある。頂上には鳥居と社があり、「鈴鹿国定公園標高1110m、綿向山頂上、11月10日は綿向山の日、制定日野町」という立て看板と、「青年の塔、鈴鹿国定公園、綿向山標高1110m」という石塔がある。この石柱は、中にタイムカプセルが埋まっているらしい。1970年に埋め、2020年掘り出すと裏側に記してあった。頂上は東側がすばらしい展望で方位盤が設置してあるので、山の特定がたやすい。「雨乞岳」と「鎌ヶ岳」が眼前にどかっと居座っている。「御在所岳」は「雨乞岳」に隠れて見えない。伊勢湾や知多半島も見えるようだが、今日は確認できず。ラーメンを食べ、写真を撮って、13時19分に下山にかかる。下りは表参道登山道を下ることとし、まずは階段を下りる。階段を下りきると、道は右手にのびており、最初のカーブに13時21分に着くと、そこに「九合目、ここは標高1060m、頂上まで300m」の立て看板がある。道はジグザグについており、13時25分には「至る綿向山頂上」と「金明水まで30m」の看板がある所に着いた。そして13時27分には「至る綿向山頂上、(直進)至る西明寺、北畑、(左は)至る文三ハゲ、水無山」という立て看板の場所に着いた。これが登山口の「ヒミズ谷出合小屋」から分岐した「水無山北尾根コース」の道であろうかと思う。ここには「八合目、ここは標高985m、頂上まで707m」という立て看板もある。さて先を急ぐと、先行の登山者が立ち止まっているではないか。見ると大きな角をもった立派鹿が1頭m登山道の下の山腹にじっとしていた。こんな立派な鹿は初めてある。先行の登山者とともに見つめていると、やがて谷の方へと下りていった。そしてさらに下ると、13時33分に社のある七合目に着いた。登りの時にはここから稜線へと直登したのである。さらに歩を進め、13時36分に六合目を通過し、13時40分には若い力の小屋がある五合目に着く。ここで「奥の平」のほうへ行かず左へ曲がって、13時44分に四合目を通過し、13時46分に右手の作業小屋を過ぎると、13時47分には林道へ出る。林道をわずかに進んで、13時48分には三合目に着き、ここで林道から分かれて表登山道を下る。そして13時52分に二合目を通過し、13時57分に一合目を過ぎる。14時01分に「綿向山登山道」の小さな立て看板を過ぎると、14時03分に鉄製の橋を渡る。14時04分にヒミズ谷出合小屋に到着する。ここから林道となり、14時08分に綿向山麓接触変質地帯の石柱を通過し、14時10分に砂防堰堤を越えると、14時11分に車へたどり着く。来た道をそのままたどって、17時ころ帰宅した。冬は日が落ちるのが早い。出発が遅れたためため、帰宅も遅れてしまった。朝、思っていたような、もう1つの山を登ることなどできはしない。