蝶ヶ岳(2677m) |
所在地 長野県 |
平成15年9月8日() |
グループ |
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068蝶 ヶ 岳(2,677m)
平成15年9月8日(月)晴れ
東海の百山シリーズで、北アルプスの蝶ヶ岳を目指した。蝶ヶ岳は常念岳とセットで1泊で行こうとしたが、連休がないので、単独でピストンすることにした。午前1時00分に飛び起きて、1時24分に出発した。国道21号から、19号に乗り、ひたすら北へ北へとひた走る。途中で眠くてどうしようもないので、10分〜30分ずつ3度も休憩する。そして、塩尻から松本へ入る頃には、夜が明けて来た。穂高町では完全に明るくなってしまった。思ったより時間がかかった。穂高町の穂高ドライブインのところに「常念岳登山口」の看板があった。それを左折して山の方へと進む。すると、また、標識があり、「中房温泉」という案内が出てきた。これはまずい。中房温泉は「燕岳」の登山口ではないか。ということは、この道は「常念岳」の一の沢林道の登山口へ行くのではないか。と、思い、南へと左折する。すると、しばらくでそれらしき入り口を見つけて、右折して、山の方へと進む。そうすると、「蝶ヶ岳登山口」(あと10Km)の案内が出てきた。舗装された山道を登って行くと、広い駐車場とトイレがあった。駐車場には10台くらい止まっていた。平日だからこんなものだろう。駐車場の先はゲートで一般車は通行できない。6時30分に着いた。予想より遅かったので、早速、準備をして6時52分に出発した。まずは未舗装の林道を左手下に谷を見ながら行く。すると、7時03分には林道終点に着く。トイレと登山相談所があった。ここから本格的な山道となる。山道へ入るとすぐに橋を渡り、分岐がある。いわゆる「三股」と言われるところだ。7時05分に到着した。「蝶ヶ岳6.4km、前常念4.7km、常念岳5.7km」の道標がある。ここで左の蝶ヶ岳を目指す。なお、蝶ヶ岳への谷沿いの道は、増水時には通行できないので、巻き道がある。この巻き道はまず、常念岳方面へ登って、この先吊り橋のところへ下りて来るというものだ。今日は、増水はないので、谷沿いの道を行く。あるほど、沢を横切りながら本流の左岸を登って行く。7時13分にその吊り橋に着いた。なるほど、右手の山から巻き道が下りて来て合流している。さて、吊り橋を渡り登っていくと、7時21分には「力水」に着く。最後の水飲み場となっている。先客が水を飲んでいた。「蝶ヶ岳5.6km、三股0.8km」の道標があった。ここからは沢を離れ、山腹をジグザグに登って行く。途中で、先行する登山者を次々に追い越し、7時25分に「標高約1,500m」の札があるところを通る。そして、7時39分には正面に樹間から前常念(と思う)が見えてくる。さらにジグザグ登りが続き、7時47分には「三股へ2.0kmぜよ!」という札のところを過ぎる。そして、8時18分にこの急登を登り切り、「まめうちたいら」に着いた。多くの登山者が休憩していた。「蝶ヶ岳3.9km、三股2.5km」という道標がある。休まず先へ進んだ。ここからはいままでの急登がうそのような緩やかな道になる。8時34分に「標高約2,000m、蝶ヶ岳ヒュッテ3.1km、三股3.3km」の道標があり、ここからまたジグザグ登りとなる。そして、8時52分にわずかな水がしみ出ているところを通過し、8時55分に「蝶沢」に着く。「三股約4.0km、蝶ヶ岳約2.5km」の道標があり、すぐ先で蝶沢を横切る。ここにも「蝶ヶ岳ヒュッテ2.4km、三股4.0km、標高約2150m」の道標があった。沢には水はない。ここから急登となる。樹林の中を黙々と登り、9時24分に「旧ベンチ、三股4.7km、蝶ヶ岳ヒュッテ1.7km、標高約2350m」という看板があった。ガスが出てきた中を、さらに急登をこなすと、9時56分に「最終ベンチ、三股5.5km、蝶ヶ岳ヒュッテ0.9km、標高約2500m」の看板があった。登り坂は緩やかになる。10時06分には目指す稜線が見えてきた。10時14分に森林限界に出て、ここに大滝山との分岐があった。「大滝山、三股、蝶ヶ岳」という道標がある。あと少しと気合いを入れて登り、10時23分に稜線上に出た。風がすごく強くて飛ばされそうだ。分岐点となっており、「蝶ヶ岳・常念岳、長塀山・徳沢、三股下山口・大滝山方面」という道標がある。目の前に「蝶ヶ岳ヒュッテ」があり、10時25分に着いた。しばらく休んで、常念岳まで縦走するか、思案したが、天候がよくなくて、ガスで槍ヶ岳、穂高も見えず、風も強いので、ピストンで下山することにして、新旧の蝶ヶ岳の頂上を見て来ようと決めた。まずは新蝶ヶ岳山頂と、長塀山・徳沢の方へ登り、10時32分に到着した。写真を撮って、10時38分に下山する。そして、10時41分に蝶ヶ岳ヒュッテに戻り、今度は常念岳への稜線上にある旧蝶ヶ岳を目指す。10時57分に横尾分岐に着く。ここは、「横尾、常念岳、蝶ヶ岳ヒュッテ」の分岐点になっている。11時06分に山頂到着。写真を撮って、11時10分に引き返す。とにかく風が強くて飛ばされそうである。11時15分に横尾分岐を通過し、その後雨も、おまけにあられも降る始末。急いで11時32分に蝶ヶ岳ヒュッテにかけ込んだ。ここで休憩し、おにぎりとビールを飲んだ。雨も上がったので、12時06分に下山を開始した。露があるので、カッパは上着だけつけた。12時11分に大滝山分岐を通過し、次々に先行者を追い越しながら、12時17分に最終ベンチ、12時30分に旧ベンチを過ぎる。12時43分に蝶沢を横切り、12時55分に標高,2000m地点を通過する。途中で、カッパを脱ぎ、13時07分に「まめうちたいら」に着いた。さらに急降下して、13時20分に「三股へ2.0kmせよ!」の札を通過し、13時33分に「標高約1,500m」地点を過ぎる。13時36分には「力水」を過ぎて、13時41分に吊り橋を渡る。13時47分に常念岳からの道と合流し、橋を渡ると、13時48分に三股の登山相談所に着く。あとは、未舗装の林道を歩いて、13時58分に駐車場に着いた。帰宅は、19時20分であった。