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大台ケ原山(1695m)

所在地 三重県
 
平成15年8月29日(金)晴れ
 
グループ
042大台ヶ原山(日出ヶ岳)(1,695m)
 
                        平成15年8月29日(金)晴れ
 
 奈良三重県境の大台ヶ原へ向かった。大杉谷から登るのが順当であるが、楽をして「大台ヶ原ドライブウエー」を使う。大台ヶ原の頂上付近まで車で登ることができる。しかし、この大台ヶ原ドライブウエーは距離が長い。しかも、岐阜からはアプローチがとても長い。午前1時00分に飛び起き、登山用具を積み込み、朝食もとらず、車に飛び乗り出発。東名阪自動車道を通ればよいものを、わざわざ一般道を行く。長良川右岸堤防道から、国道1号に乗り、そのまま亀山まで行く。ここで、国道25号に乗り、針インターでおり、国道165号、370号、169号と乗り継いで、川上村に入る頃、夜が白々と明けてきた。道の駅でトイレをすませ、伯母谷トンネルの手前で右折して、国道169号から離れ、大台ヶ原ドライブウエーに乗り入れる。この道は最初の入り口付近が狭くて「こんな道?」と驚くが、進むに従って、まあまあの道になる。大峰山脈の山並みを見ながらのドライブとなる。ずいぶん遠いなと感じながら、ようやく、大台ヶ原の駐車場に着いた。先客は2台ほど。まだ、紅葉には早かろうし、さすがに平日である。早速、準備をして、6時14分に出発した。駐車場の端に、遊歩道の案内板があり、自然探勝路(日出ヶ岳、正木ヶ原、牛石ヶ原、大蛇ー方面)の案内もある。遊歩道に入ると、6時15分に分岐があり、案内板は、直進は「大杉谷」「日出ヶ岳 2.0Km」で、手前は「ビジターセンター 駐車場 0.2Km」、右は、「尾鷲辻 2.0Km」「大蛇ー 3.5Km」となっている。直進してまずは、日出ヶ岳を目指す。下草がきれいに生えた原生林の中の気持ちのよい遊歩道である。道幅は1m以上あろうか、ほぼ平坦な遊歩道である。6時18分にも分岐があり、直進は「日出ヶ岳 1.8Km」、手前は「駐車場」、左は「苔探勝道」となっている。なるほど、苔を観察することもできるのかと思いつつ、先を急ぐ。6時25分には「大台ヶ原山」の大きな看板がある場所を通る。この付近一帯を大台ヶ原山と称するのか。6時32分には「大杉谷へ行かれる人たちへ」の看板があり、小さな沢を渡る。この大台ヶ原から大杉谷へ下る人が多いということか。それもこの遊歩道を散策するような軽易な装備で行ってしまうということなのであろう。これを警告する看板なのだ。さて、ここからいままでの平坦路とはうって変わって、コンクリートで石を固めた階段状の登りとなる。ジグザグに登って行く。登り切った鞍部が三叉路になっており、看板によると、左は「大杉谷」、「日出ヶ岳 0.2Km」、右は「尾鷲辻 1.3Km」、手前は「駐車場 1.8Km」である。そして、展望台もある。6時40分に到着した。ここから左へとり、木製の階段を登って、6時45分に日出ヶ岳頂上に着いた。「日本一の豪雨の山」という案内板がある。大杉谷への下り口の方へ行って見ると、「登山口 14.1Km」、「大台ヶ原バス停 1.9Km」、「桃の木小屋 7.9Km」、「大杉谷」の看板がある。展望台に上がってみたが、周囲はガスで見えない。6時54分に下山する。6時59分に鞍部の分岐点まで戻った。ここから正木ヶ原の方へ向かう。木製の階段がつけられている。自然保護のため、木道が必要だという看板が付いている。また、この付近は鹿が多いとも書いてある。7時16分にベンチが3台あるピークに着く。背後に日出ヶ岳が対峙している。特に、この付近はトウヒの立ち枯れが多い。この先下っていくと、すべてが倒れ、丸裸になった草原があり、そのすごさが実感できる。7時20分に「正木ヶ原」に着く。ここで木道が分岐していたので、どちらへ行くのか迷った。肝心な所に案内がないとは、困ったものだ。他の人は迷わないのか。あるいは、木道は正木ヶ原を散策するだけの行き止まりの道なのか。確認はしていない。ここから、不安ながら、樹林帯をさらに下ると、「尾鷲辻」に着き、安心する。ここには、手前「正木ヶ原 0.4Km」、左「牛石ヶ原 0.9Km」、右「駐車場 2.0Km」の立て看板と大きな案内地図がある。これが、正木ヶ原にもほしいと思う。この三叉路には休憩舎もある。ここから、さらに下って、7時45分に「牛石ヶ原」に着く。「なんで?」か知らないが、神武天皇の銅像がある。また、なぜ、この原っぱを牛石ヶ原というのか。牛の背に似た大きな石があるにはあるが、この石のためか。委細わからず。写真を撮って先へ進む。7時47分には大蛇ーへの分岐がある。手前「牛石ヶ原 0.2km」、直進「シオカラ谷 1.6km」、左「大蛇ー 0.4km」の立て看板がある。左へとって下って行くと、なるほど岩壁の先端を予感させる地形となる。左右は切れ落ち、右手には岩壁がそそり立っている。7時52分にピークを越え、7時54分に先端の「大蛇ー」に着いた。先端に大きな岩があり、周囲は転落防止のため鉄製の杭と鎖が取り付けてある。先端まで行って覗いて見ると、なるほど、すごい断崖絶壁である。思わず腰が引けてしまう。さて、ここを8時04分に引き返し、8時11分に分岐まで戻った。左にとって、シオカラ谷へ向かう。8時14分にシャクナゲのトンネルをくぐり、急降下してせせらぎの音が聞こえてくると、やがて、8時29分シオカラ谷の吊り橋にたどり着く。吊り橋を渡って、今度はコンクリートで石を固めた階段を登る。半分登ったところで、右山のトラバース道となり、息を整えるのにちょうどよい。ふたたび、登りに転じ、8時51分に「山の家」に着く。立て看板は、「シオカラ谷 0.9km」「駐車場 0.4km」「山の家」となっている。ここからは平坦路となる。途中で、鹿のグループに遭遇し、8時57分に駐車場に着いた。このまま帰るのも惜しいので、これから、「子の泊山」へ向かうことにし、車を走らせた。