037風 越 山(1,435.1m)
平成15年9月14日(日)晴れ
東海の百山シリーズが続く。岐阜県、愛知県、三重県とこなして、今は、長野県の山々を登っている。今日の目標は、飯田市の「風越山」と南木曽町の「田立の滝」である。午前4時24分に家を出て、まずは、美濃加茂市へ、そして、国道21号で土岐市へ、さらに国道19号で、土岐、瑞浪、恵那、中津川と通過して、長野県に入り、南木曽町で国道256号へ右折し、妻籠宿を通り、清内路峠(今はトンネルが完成した。)を越えて、飯田市へ。さて、風越山の登山口であるが、わからないので飯田駅で地図でもと思ったが、残念ながら、見つからず。駅から市街地の北に見える山が風越山なんだからと、とにかく、駅から北へ延びる道を行く。飯田線の線路を越え、中央高速道の下をくぐり、山裾への道を行く。途中で、高校生に山を訪ねるに「知らない。」という。飯田市民なら誰でも1度は登る山と聞いているが、地元の高校生は知らないのか?と思った。そして、南木曽方面の道路標識のある道(主要地方道:飯田南木曽線?)を登って行くと、大平街道の看板があった。「今庫の泉」の案内板もある。この看板に風越峡の文字がある。しかし、風越山の表示はない。それで、ここから右手の方へ、山腹を横切るように延びる道を行く。そうすれば、必ず登山口は見つかるはずだと思った。そして、途中で犬の散歩をしていたおばさんに尋ねると、もうすぐ先だと言う。そして、登山口の表示もあると。やれやれである。年配に聞かないとわからないのか。それはさておき、すぐに登山口は見つかった。そこから、さらに山の方へ登って行く。すると、空き地に岐阜ナンバーのスプリンターが駐車してあった。この人も山へ登っているのであろうか。そう思いつつ、さらに林道らしく狭くなった道をとにかく奥へと登っていく。すると、数台止められそうな駐車広場があったが、行けるところまで行ってやれという気で、さらに狭くなったコンクリート舗装の道を登って行く。すると、すぐに砂防堰堤の手前で林道は終点となる。Uターンできる広さだったので、車を回転させ駐車する。ここから延びる山道を7時55分に出発する。山道と行っても相当広い道だ。7時58分には「御瀧場」の看板を通過する。そして、8時01分に「石どうろう」のある場所に着いた。押洞登山口からの道に合流するところである。なるほど押洞登山口からの道の方がさらに広い道だ。こちらの方が本道なのかも知れない。自分の登って来た方は「白山社登山道」となっている。標高750mか。さて、ここからはさらに広い道がジグザグになって登っている。幅が4〜5mほどもあり、馬車でも通れるような立派な道だ。8時11分に「日向馬留」、8時16分に「苦竹入口」、8時21分に「蚕種石」をそれぞれ通過すると、8時29分には「秋葉様」に着く。ここは、虚空蔵山経由で山頂へ向かう道と、延命水経由で山頂へ向かう道の分岐点になっている。どちらの道を行ってもこの先で合流しているようだ。そのような地図も書いてある。「頂上ー○ー虚空蔵(展望台)ー頂上」という看板がある。○が現在地ということらしい。左への道の方が幅が広いが、まずは、右手の虚空蔵(展望台)経由で登り、下山は延命水経由で行くことにし、右へ進む。8時33分に「奴谷」を過ぎ、道が一段と狭くなると、やがて、虚空蔵山(1,130m)に到着する。時刻は8時42分である。飯田市街がよく見える。その先は南アルプスの山並みだろうか。さらに進むと、すぐに「延命水」への左分岐があり、吊り尾根を渡ると、やがて、左下に道が見え、8時47分に延命水からの道と合流する。「今庫の泉30分、風越山山頂へ展望台まで60分」という看板がある。また、「風越山ベニマンサク自生地」という大きな立て看板もある。さらに登ると、8時56分に「比丘尼」を通過し、平らな道を進み、8時58分に「金(花)草原」を過ぎると、坂道となり、9時13分に「矢立木」があり、大きな矢が2本立ててある。やがて、頭上が明るくなって、頂上が近いのかと思ったが、これは間違いであった。「今庫の泉 円悟沢 下山道→」という標識がある。ここから今庫の泉へ下れるということは、今庫の泉から登って来られるということだ。その方が歩く距離が短いのではないかと思う。ここから前方に頂が見えるが、それが「風越山」なのかと思ったが、実際はそのさらに先であった。ここには、展望台がある。虚空蔵山と同じように飯田市街地方面がよく見える。さらに先へ進むと、9時25分に吊り尾根を越えると、右への分岐があり、平坦な道となる。この分岐は、下方で登山道と合流するような図が書いてある。しかし、そんな合流点は気づかなかった。いまは、閉鎖さてているようだ。さて、まもなく、9時28分には赤い鳥居がある場所に出た。そして、その先に「駐馬厳碑」という大岩がある。この大岩を回り込んで、よじ登ると、9時35分に門がある。これが白山神社の奥宮かと思う。門をくぐり、石段を登ると、9時36分「奥宮白山社」がある。ひっそりと佇んでいる。さて、ここが頂上かと思ったが、この境内に「風越山山頂」の案内があるので、神社の左側を通り、裏手に回る。笹の中に踏み跡が続いている。ここからは、今までの道と違って、全くの山道となる。笹に覆われて踏み跡も見つけにくい場所もある。道はいったん鞍部まで急に下っている。吊り尾根を越え、鞍部を過ぎると、ロープの急坂が待っている。さらに笹の生い茂る踏み跡を登る。9時47分に頂上かと思うピークに達したが、小さな社とお地蔵さん2体があるのみ。はて?頂上の三角点はと思いきや、踏み跡は頂上平原の笹原の中に続いている。それをたどると、9時48分にやっと頂上広場(1,535.1m)に到着である。三角点の周囲は笹が刈り取ってある。半径10mほどの広さであろうか。三角点と風越山の頂上表示板があるが、展望は高い樹林に遮られてよくない。長居は無用と、写真を撮っただけで、9時59分に下山する。10時00分に小さな社を越えると、下りとなり、登りで追い越した単独登山者とすれ違い、さらに登り返し、途中で、2人の女性パーティ(これも登りの途中で追い越した)ともすれ違い、10時10分に白山社奥宮に着く。この先、10時14分に「駐馬厳碑」、10時16分に「赤い鳥居」、10時17分に「分岐点(今は閉鎖)」を通過して、10時22分に「展望台」に着いた。「今庫の泉 円悟沢 下山道→」の分岐があるところだ。本道を下り、10時25分に「矢立木」を通過し、10時34分に「金(花)草原」と「比丘尼」を過ぎると、10時39分に「虚空蔵山」と「延命水」との分岐点に着いた。ここでは、延命水経由で下ることにした。10時41分に「太田」を通過する。ここは、「今庫の泉」への分岐でもある。広い本道を下ると、10時44分に「延命水」に着いた。しかし、水はわずかしか出ていない。これでは飲めないであろう。10時48分「船窪」を過ぎると、10時52分に合流点に到着した。延命水経由の道は山腹をトラバース気味に登っているので、虚空蔵山経由より楽である。登りと下りを逆にしたほうがいいかも知れない。下山を急ぎ、10時58分に「蚕種石」、10時03分に「日向馬留」を過ぎて、11時16分に「石どうろう」のある分岐点に着いた。11時09分に「御瀧場」を通り、11時10分に林道終点の駐車場所に着いた。