026南 木 曾 岳(1,676m)
平成15年11月22日(土)晴
今日の目標は南木曾岳と前日に決定し、早々に床に着く。起床は5時00分であった。目覚ましなしでも起きられる。好きなこととはこんなものだろう。朝食用にパンを2切れ食し、すぐに車をスタートさせる。外はまだ真っ暗である。ヘッドランプの光がまぶしい。かくして、関市、美濃加茂市と経由し、この美濃加茂市の24時間営業のセルフスタンドで給油した。その後、国道21号で土岐市へ、土岐インターから中央高速にのり、中津川で下りる。料金は1,000円である。中津川から国道19号で、南木曽町へ入る。読書発電所のところで右折して、国道256号にのる。妻籠宿を経て、木曽路館の前を過ぎると、すぐに南木曾岳登山口、南木曾キャンプ場の案内標識があり、ここで左折する。蘭地区である。あとは、看板にしたがって、道なりに進んでいく。キャンプ場を過ぎると、舗装路も未舗装に変わり、南木曾岳登山駐車場に着く。ここには10台〜20台駐車できそうである。いったんここに駐車するも、「小屋、トイレはこの先100m」の看板に魅せられて、再び車を発進させ、悪へと進む。するとすぐに避難小屋とトイレのある駐車場があった。すでに2台の車が駐車してあり、1台の車の乗員は登山準備をしていた。ここに駐車し、早速登山準備をした。そして、7時42分、先着の2人グループより先に出発した。避難小屋を右手に見て、ゲートのある林道へ入って行く。右手に自然観察の遊歩道があり、これを行ったほうが近道らしいが、そのまま林道を歩く。すると、7時48分に左手に小屋があり、案内看板には右「南木曾岳2時間」、左「蘭50分」と書いてある。さらに林道を進むと、7時55分にはまた案内板があり、「南木曾岳1時間50分、蘭1時間」となっている。さらに林道を進むと、7時58分に登山道入口の看板がある。「南木曾岳2.2km、蘭方面4.2km」となっている。ここで、林道と分かれ、本格的な登山道へ入る。8時04分に谷を木橋で渡り、左岸から右岸へ出る。8時08分にも「南木曾岳、蘭」の看板をとおり、8時12分に登山道と下山道との分岐点(合流点)に着いた。登山道と下山道が一方通行になっているらしい。左は「南木曾岳に至る2.1km」、右は「頂上からの下山道」となっている。当然、左手の道をとる。するとすぐの、8時13分には「金時洞窟」の看板があるが、洞窟は確認できない。さらに登って、8時15分に左岸から右岸へと谷を渡るが、谷の中に「南木曾岳登山道頂上まで1.7km」の標識があり、さらに、8時19分に右岸から左岸に渡り返す。そして、8時20分にはまたもや左岸から右岸へと渡る。この右岸へ渡ったところと、すぐ上のところに「喉の滝」という案内板があった。しかし、「喉の滝」がどれなのかわからない。さらしてもわからないので、ここを8時23分に出発する。8時30分には「至る頂上1.1km、至る登山口1.1km」の看板があり、ここで中間点かと一息ついた。そして、8時40分に「蘭・南木曾岳」の看板を過ぎると、すぐに鎖場の急登が始まる。いままでの登りとはうってかわったすごい急な坂である。8時46分にこの急登を終えると、少し開けた所へ出て、「登山道←」の看板があった。しかし、また、鎖の急登は続くようである。ここには、新しく木橋の迂回路がつくってあった。それで、この木橋を登っていくと、鎖場の上部へ出る。ここから少しの間右山で笹の生い茂った道を登る。露で服が濡れてきた。9時03分に「蘭 頂上」の看板があり、9時10分に「かぶと岩」の大きな案内看板がある場所に着いた。しかし、かぶと岩はどこなのかわからない。今日は、ガスって周囲が真っ白なのでよけいなのだろうが、案内板のものが全く確認できない。まだ、登りは続き、9時14分に大きな岩の場所に着いた。ひょっとしてこれが「かぶと岩」?と思う。この大岩を越えると、道は平らになる。そして、9時15分に分岐に出た。看板は、もう字が薄れて読みにくいが、右は「頂上」、左は「金時池」、手前は「蘭」となっている。しかし、右の「金時池」方面は踏み跡が薄くて踏み込み気になれない。とにかく、右の頂上の方へと進み、まだ遠いのかと思っていたが、一登りすると、あっけなく9時19分に頂上(1,677m)についた。展望は全くなく、これが頂上?と思われるところだ。しかし、ちゃんと三角点もあるし、頂上の表示板もある。石碑まである。写真だけを撮って、下山にかかる。「下山道」の看板に従って、9時24分にはまた、「南木曾岳1,676.9m」の表示板があった。ここが最高点?と思われる。「見晴台」や「→南木曾駅」の札も木につけてある。反対側には「南木曾嶽山大神」という大岩の祠がある。「見晴台」の看板の横の木のハシゴを登って大岩の上に立ってみたが、真っ白で本来見えるはずの御嶽山は探すこともできない。このころからみぞれが降り出し、笹原にぱらぱらと音を立てる。先を急いで「下山道」の案内により、笹原を下る。9時30分に分岐がある。どちらをとってもこの先の赤い屋根の避難小屋で合流するのであるが、視界の利かないガスの中で、みぞれが降る状況では、何の標示もないのは不安である。とにかく右へとると、すぐにピークに達し、石碑ののっている大岩の右をすり抜けて下ると、赤い屋根の避難小屋の裏手に出た。表に回ると分岐で左へ下った道が合流している。小屋は建ってから年数がたっていないのか、きれいに整頓されていた。また、入口横にトイレもあるので便利だ。とにかくみぞれが降り、ガスに包まれて視界が利かないので9時37分に早々と下山することにした。笹原を分けて、9時38分には分岐に出た。左は「上の原方面3H」、右は「蘭方面1.5H」と、「避難小屋経由上の原約3H10’ 蘭登山口1H40’」の標識がある。手前は「頂上三角点まで15分を経て、あららぎ登山口へ1.5時間、尾越バス停へ2.5時間」との標識がある。右へ進むとすぐにピークへ出て、御嶽方面、木曽駒ヶ岳方面の展望の案内板がある。昼食休憩に最適のところであるが、あいにく今日はみぞれが降り、ガスで真っ白なのだ。ここから、いったん下って9時43分に小さなピークを越える。9時45分に鞍部へ下り、右「避難小屋」の分岐を見送って、9時46分には「下山道」の看板を右足下に見て、9時48分にピークを越える。「下山道」の看板を見て、9時52分にピークに達すると、「自然を大切に」の看板がある。これが摩利支天であろう。そして、平らな道を進むと、9時54分に分岐に出た。標識には。手前「頂上展望台へ20分」、直進は「摩利支天大神展望台」、左は「登山口(あららぎ)へ1.5H」となっている。今日はガスのため展望は望めないが、まずは摩利支天へ行ってみることにした。9時56分に摩利支天につく。大岩の上に石碑がのっており、「摩利支天」の札もかかっている。さらに、その先の展望岩まで行ってみたが、当然ながら、ガスって何も見えない。ガスがなければすばらしい展望なのだろうと想像はつく。9時59分に分岐まで戻り、蘭方面へ下山する。10時02分にクサリ場を通過し、10時04分に「見晴台」「足元注意」の看板のところについた。右上に木製のハシゴがあり、その上に展望岩があるが、とにかく今日はガスっているので、展望岩には登らず、そのまま下山する。10時06分には「南木曾岳下山道、登山口まで1.6km」の看板を足元に見て、さらに急な坂をハシゴで下って、10時10分に「足元注意 危険」と看板のあるクサリ場を通過する。10時15分には下に林道が見える場所に着いたが、さらに急坂が続く。10時19分にもくさり場を通り、10時32分にやっと登山道との合流点についた。登山道と下山道が合流する場所である。いま下ってきた下山道は急坂の連続である。それで登山道でなく、下山道に指定したのであろう。しかし、下山でも膝にずっしりとくることはまちがいない。さて、ここからは往路をそのままたどり、10時37分に橋を渡り、10時40分に林道へ出る。あとは、林道を歩いて、10時52分に駐車場へたどり着いた。渋滞が予想されたので、すぐに車をスタートさせた。途中、中津川市内はスムーズに通過したが、恵那市に入ってからと美濃加茂市内で渋滞があり、三菱自動車に立ち寄り、帰宅は14時30分であった。