020 霊 仙 山(1,084m)
平成17年5月5日(木・こどもの日)快晴
ことしのゴールデンウイークは好天に恵まれた。特に3日〜5日は快晴という絶好の行楽日和、登山日和であった。明日からは下り坂という天気予報である。ワンゲルの4月例会として取り上げた「霊仙山」であった。参加者は4名である。榑ヶ畑から登り、汗ふき峠を越えて、落合の廃村跡を通り、今畑廃村跡から、笹峠を越え、近江展望台へ登って、南西尾根を縦走し、霊仙山最高点を経由して、三角点へ達する。下山は北霊仙山を経て、汗ふき峠へという計画である。午前5時15分に自宅を出発し、午前6時に川野宅、6時05分に県庁で丹羽氏と合流、さらに西濃総合庁舎で清水氏と合流して、醒ヶ井養鱒場へと向かった。登山口手前の林道では、悪路に悪戦苦闘して、なんとか榑ヶ畑登山口に到着した。準備をして、ポケナビをセットして、7時25分に出発した。この登山口に休憩舎ができ、そこに登山ボックスがあったので、登山届を提出する。はじめは登山道は、沢の中を歩いていく。そして、すぐに石垣跡が現れるが、それが、「榑ヶ畑」の廃村跡である。この廃村跡の一番奥に「カナヤ」という売店がある。7時34分に到着した。売店といっても店が開いていた記憶がない。ただ、「カナヤ」という看板と売店の前の沢水を引き込んだ水槽に缶ビール、缶ジュース等を冷やし、無人販売している。買おうとしたが、小銭がなく、断念。登山道は、ここが1合目であり、ここから本格的な登山道となる。いままでは?かつての「榑ヶ畑」へくる道であろう。ジグザグの坂道を上がると、7時40分に「汗ふき峠」に着いた。霊仙山へ登るだけなら、ここで左の尾根道を登ることとなるが、今日は南西尾根の周回コースのため、ここから、一旦「落合」へと下る。沢沿いに下って行くと、しだいに道も広くなり、民家が現れる。ここがかつての「落合」集落であるが、ここも廃村となってしまい、住民はいない。8時00分に落合を通過し、舗装された道を下流へと進むと、作業小屋と駐車可能な広場があり、そこに「今畑登山口」の標識がある。8時03分に到着し、8時08分まで休憩する。ここからが今日の登山の始まりだと気を引き締める。ジグザグに坂を登ると、8時16分に山水を引き込んだ屋根付きの水場の場所に着いた。あつての「今畑」集落の人たちの共同炊事場だと聞いたことがある。この水場の上に「今畑」集落跡の民家が点在していた。ここは「落合」集落跡よりも荒廃がひどいが、寺だけはきれいに管理されているようであった。ここから植林地の中を小休止をしながら登って、8時40分に正面に近江展望台が見えるところに着いたので、8時47分まで休憩し、笹峠へと登った。9時00分に笹峠を通過、ここから近江展望台への急登が始まるが、このコース上で一番つらい登りである。9時07分〜12分、9時19分〜23分まどと小休止しながら、9時46分に「近江展望台」に着いた。急登は確かにきついが、登るに連れて、鈴鹿の山、養老の山、琵琶湖などと次第に視界が広がってくるのが楽しい。また、「ホーホケキョ」という鶯の鳴き声に励まされて登った。「近江展望台」ではすばらしい展望が満喫できる。先が長いので、9時54分には腰を上げる。ここからは快適な尾根歩きかと思ったが、岩がゴツゴツしていて歩きにくいことこの上ない。前方には目指す最高点と三角点が見えて来るが、まだまだ遠いと思われた。途中、10時27分〜10時33分に休憩し、丹羽氏はあまりの空腹に耐えかねて、おにぎりを1個ほおばる。10時41分に「霊仙山最高点」に着いた。ここまでくれば、先が計算できる。やっと安堵する。記念写真を撮り、10時49分に三角点に向けて出発。笹の中を下って、登り返すと、三角点と最高点との分岐標識に出る。そして、10時57分「霊仙山三角点」に着いた。やったー。やっと昼食にありつける。早速に車座になって、ランチタイムとなる。「カナヤ」でビールを買い損ねたので、「おにぎり」と「紅茶・コーヒー」で我慢する。ビールはザックに入れて担ぎ上げることも考えたが、今日のハードなコースを考えたら、背中の荷物を軽くすることの方が優先したのである。ビールがないおかげで(それがいいという人もいるが)、早く下山することとなった。11時40分に下山開始。11時50分に「北霊仙山(経塚山)」に着き、11時52分にここを出発、12時04分に「お虎ヶ池」、12時17分に「お猿ヶ岩」と通過して、12時30分に「見晴し台(5合目)」に着いた。さすがに皆さん、快調な足取りである。12時35分にここを出発し、12時52分「汗ふき峠」に下り立ち、ループの完成である。12時57分にここを出発し、13時01分に「カナヤ」前に着き、13時04分に出発し、13時12分に登山口へ帰り着いた。先刻提出した、登山届を回収し、帰路につく。連休中であったため、渋滞を考慮して、早出早着を基本に計画したが、これが奏功したのか、渋滞もなく14時30分に西濃総合庁舎に着いた。その後、15時00分に県庁、15時15分に川野宅と廻り、15時30分に帰着した。