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剣山(1955m)

平成18年8月18日(金)雨
 
徳島県
 
グループ
       石鎚山(1,982m)・剣山(1,955m)
 
                   平成18年8月18日(金)〜20日(日)
 
 
 四国の百名山をすべて(と、いっても2座しなない。)登破しようと今回の計画を立てた。ワンゲルでの企画である。参加者は、女性4名、男性5名の部隊となった。18日の早朝5時00分に、県庁に集合して遅刻者もなく、定刻に出発した。岐阜羽島ICから名神高速に上がり、一路、四国を目指す。高速道路は順調に流れており、吉備SAを9時47分に通過し、10時24分に与島SAに立ち寄り、瀬戸大橋を見学する。そしおて、いよいよ四国入りである。讃岐へ来たら、「さぬきうどん」を食べなきゃという訳で、昼食のため、善通寺ICいったん下りて、専門店「一休」でさぬきうどんを食べた。11時00分から11時30分くらいの時間であった。
 
 再び、善通寺ICから高松自動車道へ上がって、いよ西条ICで下りる。その後は、国道11号、194号で「一の谷」へ行く。しかし、台風10号の影響で、昼過ぎから雨が降り出し、風も強くなって、明日の天気が心配になってくる。「一の谷」の「寒風山トンネル」を抜けたら、すぐに、戻る感じで左折して旧道へ入り、旧道の「寒風山トンネル」へと登っていく。これが「瓶ヶ森林道」かと思っていたが、実はこれは旧道で、峠にある「旧寒風山トンネル」から左折して、「瓶ヶ森林道」へ入ることになる。すでに峠まで上がっているので、「瓶ヶ森林道」は、稜線上を県境に沿って進むような感じである。だが、尾根上であるが故に、風が強く、崖崩れが心配になってきた。実際、道路上に落石がごろごろしている箇所が相当あった。また、途中の1カ所では、重機が出て、土砂の除去を行っていた。まだ、時間は早かったが、今日の宿舎である、国民宿舎「石鎚」へたどり着けるのかと、心配になって来たころ、ようやく「石鎚スカイライン」へ合流した。ここからは、国民宿舎はすぐのはずだ。予定より相当早い、14時10分ころには、国民宿舎に着いた。風雨は相変わらず、やむ気配はなく、いっそう激しさを増して来た感じである。ニュースによると、台風10号は九州に停滞しているようなことをいっていた。
 
 まあ、どうしようもないので、夕食までの時間は、明るいうちから入浴し、ビールを飲んで団らんした。18時00分から夕食が始まったが、参加者はおいしい料理に舌鼓をうちながら、親睦を深めた。明朝の出発に向けて、早めに床についたが、なかなか眠れなかった。雨や風の音は一晩中うるさかった。
 
 
 
 
 そして、明けた19日の土曜日、風雨はやや収まって、雨は弱くなっていた。早速、準備をして、昨夜のうちにあつらえておいた朝食代わりの弁当を持って、5時31分に出発した。国民宿舎の奥から尾根上の登山道へ出る道がついている。すぐに尾根上の登山道に出たが、ものすごい風にびっくり。国民宿舎の方は風が当たらなかったのだ。たたきつけるような風雨の中を、黙々と歩いていく。5時57分に「石鎚山山頂3km、土小屋1.6km」の道標を過ぎると、6時01分にベンチのある休憩好適地に着いた。しかし、この風雨では休む気にもなれない。やがて、6時05分に「石鎚山2.6km」という道標を通過し、その先で、6時09分から6時14分まで、風を避けて立ったままで休憩した。「石鎚山頂2.5km」の地点であった。そして、6時17分にベンチのある広場で、展望のよさそうな場所に出た。休憩に良さそうであるが、この風雨の中では、休めない。さらに、6時25分には尾根を乗り越し、右山から左山へと変わる。6時29分には「石鎚山頂2.0km、土小屋2.6km」の道標の場所に着いた。これで、中間点という感じである。6時39分には、ベンチのある場所に着いた。ここから、左山でトラバースしていくようになるが、尾根上を真っすぐ進む踏み跡もあるようであるが、行きには気づかなかった。6時41分に「石鎚山頂1.5km、土小屋3.1km」地点を通過したが、この先400m区間は、特に「落石注意」の区間らしい。6時56分には、「石鎚山頂1.0km、土小屋3.6km」 の地点を過ぎた。そして、落石注意の区間を通過した場所で、7時09分から7時14分まで休憩した。そして、7時17分に鳥居のある場所に出た。いわゆる二の鎖小屋で、成就コースとの合流点である。「土小屋4.6km」の道標がある。さて、ここから二のクサリ場へと進む。もちろん今日の天候では危険なので、多数は迂回路をとった。しかし、クサリ場は意外と時間がかかり、7時40分にやっとの思いでクサリ場の上部の「石鎚山頂400m」の地点にたどり着いた。7時46分に「石鎚山頂300m」の地点に達し、ここから三のクサリ場へと進む。もちろん多数は、迂回路へ進んだあとである。今度は要領を得たためか、早くなって7時57分に登り切り、山頂へ飛び出した。「やったぞ!!」と雄叫びを上げる。この悪天候で「天狗岳」へは行けもしないので、せめてクサリ場くらいは体験しないといけないと思っていたが、登り切れてよかった。周囲はガスで見通しのない、強風の吹き荒れる山頂で記念写真を撮り、山頂の小屋で朝食休憩をした。みそ汁を注文し、持参のおにぎりを食べた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 今日の予定も押していたので、朝食後、濡れた体を雨具に包み、8時45分に下山を開始した。下山は全員が迂回路をとり、9時14分に鳥居のある成就コースからの分岐に着いた。後は、風は強かったが、雨は上がってきたので、花を見ながらゆっくりと下った。9時17分に「この先400m落石注意」の看板を通過し、9時28分に「石鎚山頂1.0km、土小屋3.6km」の道標を過ぎると、9時35分には「この先400m落石注意」の看板の所へ来た。これで、危険地帯は通過した訳である。さらに下って、9時42分に「石鎚山頂1.5km、土小屋3.1km」の道標を過ぎ、9時44分にトラバース道を終える。休憩に便利なベンチがある。ここで、尾根へ直登する踏み跡を探したら、やはりあった!!天気がよければ、尾根上コースをたどってみるのもおもしろい。さて、先を急いで、9時52分に「石鎚山頂2.0km、土小屋2.6km」という道標のある中間点を過ぎる。9時57分に右山から左山へと尾根を乗り越し、10時03分に「ろ」の字形にベンチのある休憩好適地に着いた。この後、10時05分に「石鎚山頂2.5km、土小屋2.1km」の地点、10時14分にベンチのある場所、10時19分に「石鎚山頂3.0km、土小屋1.6km」の地点、10時37分に「石鎚山頂3.6km」の地点を通過すると、10時43分に登山道から国民宿舎への分岐点に着いた。そして、10時47分に国民宿舎に到着したのであった。いや、長い道のりであった。雨中の行軍であったからやむを得ないのか。こうした体験も珍しいであろう。
 
 さて、国民宿舎で着替えをすませ、明日、登る「剣山」の登山口となる徳島県のつるぎ町の見ノ越へと向かった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 復路は、県道を使って旧本川村長沢へ下った。この道路も「瓶ヶ森林道」に負けず劣らず、狭隘のくねくね道であった。30kmを1時間以上かかって下るのであるからさもあらん。対向車とすれ違うのに苦労しながら、どうにか無事に下ってきて、国道194号に右折して乗った時はほっとした。しかし、この国道194号も所々で狭い箇所があった。さらに、旧吾北村で国道439号に出て、左折した。この先、土佐町の道の駅「土佐さめうら」で13時00分から13時30分まで昼食休憩をとった。雨は降ったりやんだりの模様であったが、降るときは半端な降りではなくて、土砂降りであった。
 
 国道439号で大豊まで行き、ここから国道32号に乗る。そして大歩危で右折して、祖谷渓道路を経由して、「かづら橋」へたどり着いた。15時00分から15時30分くらいまで見学し、その後は、一路、「見ノ越」へとひた走る。「かづら橋」から県道を走り、再び、国道439号に出るが、この国道も峠が近づくにつれて、狭隘のくねくね道になる。それでも辛抱して、16時00分ころにはやっと民宿「見ノ越」に着いた。
 
 民宿「見ノ越」でも、早速、宴会の始まりであった。2日目の夜とて参加者もうち解けて、和気あいあいと語り合った。明日は、台風一過でよい天気になることを期待して床についた。よく眠れた。
 
 3時ころ目覚めてびっくり。な!なんと!雨が降っているではないか。こんなはずでは??しかし、ここでも撤退するわけにはいかない。出発予定まで時間があるので、ふとんの中でウトウトしながら、時折外の様子を伺っていると、幸いにも雨が上がってきた。出発準備を整え、5時20分に出発した。今日も民宿にお願いして、朝食がわりに「おにぎり弁当」を作ってもらった。また、雨は上がっていたが、念のため、雨具を着けて登りはじめた。登山道は神社へのコンクリート階段から始まった。5時34分にはリフト下のトンネルをくぐる。この先で、5時45分から5時48分まで休憩し、雨具をとった。5時54分に「標高1,600m、見ノ越950m、西島駅400m」の道標を過ぎた。さらに6時06分に「西島駅200m、見ノ越1、350m」の道標を過ぎると、ぱっと開けてきて、6時15分に西島駅へ着いた。ここで、相談して、次郎笈へ直行する組と、次郎笈へは行かず、剣山へ直行する組とに分かれた。それぞれ、6時25分に出発する。以降は、次郎笈組の記録となる。まずは、山腹のトラバース道である。6時28分に「頂上へ1,680m、西島駅へ270m」の道標を通過する。6時32分に「頂上1,460m、西島駅490m、休憩所を経て頂上へ」という道標の三叉路を通り過ぎる。6時43分には「大剣神社120m、名水百選御神水30m、西島駅800m、頂上へ1,150m」という道標の三叉路を過ぎ、6時51分に「頂上へ0m」という分岐を左に見送って、6時57分に「剣山」から「次郎笈」への縦走路に出た。ここには、「ジロウギュウ1,090m、剣山頂上470m、リフトへ1,430m、見ノ越2,770m、二度見展望台200m」のにぎわしい道標がたっている。こから、笹の原の快適な縦走路が始まる。7時07分に「次郎笈」の直下の三叉路に着いた。次郎笈の頂上へは行かず、トラバースする道が分岐している。「ジロウギュウ490m、剣山1,070m、三嶺14,000m」という道標がある。ここから「次郎笈」への急登が始まる。へたへたになって、7時24分に登り切った。しかし、周囲はガスに包まれ、乳白色で視界は数十メートルで、何も見えない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 剣山組が待っているので、早々に下山することにした。7時31分に下山開始、7時43分に急坂を下って三叉路に出て、7時54分に縦走路から西島駅への分岐を過ぎ、ここから剣山への急な登りが始まった。途中で、8時07分から12分まで休憩し、8時19分に剣山の山頂三角点に着いた。山頂付近には木道が張り巡らせてある。写真を撮り、8時23分に山頂ヒュッテに向けて出発し、8時32分に到着。剣山直行組は1時間も待っていたという。全員そろって昨日と同じようにみそ汁を注文して、民宿で作ってもらったおにぎりを食べた。
 
 下山は、西島駅からリフトを使って下る組と、リフトは使わず歩いて下る組とに分かれた。登山口まで歩いて下山する組は、9時00分に出発した。9時09分に「刀掛の松」まで下り、9時19分に「西島駅」に着いた。さらに、そのまま下って、9時24分に「西島駅200m」の道標を通過し、9時31分には「西島駅400m、標高1,600m」の道標を通過、9時40分にリフトの下のトンネルをくぐって、9時48分に登山口へ戻った。リフト組はまだ着いて居なかった。結局、リフト組は、1時間近く遅れて到着。民宿「見ノ越荘」でコーヒーをサービスしてもらって、休憩し、11時00分ころに帰路に着いた。
 
 帰り道では、途中の木綿麻温泉で12時10分から13時00分まで、汗を流した。その後、貞光へ出て、道の駅ゆうゆう館で13時15分から14時00分まで昼食をとった。大変混雑していたが、「阿波尾鶏の鉄板焼き」を注文する。おししかった。
 
 昼食の後は、美馬ICから徳島自動車道に上がり、藍住ICで下り、板野ICから高松自動車道に乗り換えて、あとは、淡路島から兵庫県へ入り、山陽、中国、名神と乗り継いで、大垣ICで下りる。そして、県庁へ。19時20分到着。長かった四国百名山を巡る旅の終焉であった。全員が無事に帰還したことを喜び合って解散とした。