荒 島 岳(1,523.5m)
平成13年7月29日(日)快晴
ワンゲル9月例会の下見のため、荒島岳へ向かう。4時45分に自宅を出て、国道156号線を北上し、白鳥町で国道158号線に分岐して、油坂を越える。九頭竜ダムの脇をすり抜け、和泉村を抜けて、大野市へ入り、「仏御前の滝」の案内板を過ぎ、仏原ダムを越えると、登山口となる勝原スキー場はもうすぐである。「仏御前の滝」の案内標識があり、その先の「馬返トンネル」を抜けると、大野まで15Kmの道路標識がある。この先に左へ曲がる大きなカーブがあり、そのカーブの真ん中から、さらに左に入る道があり、これを入るとすぐに勝原スキー場の駐車場とゲレンデがある。また、カーブの右側に「カドハラスキー場」の看板がある。しかし、カーブの途中なのでうっかりすると通り過ぎてしまう。実際、私も一旦通り過ぎてUターンして戻ってきたものだ。さて、スキー場の駐車場には、荒島岳の登山案内看板とトイレがあり、さすがに日本百名山に名を連ねるだけのことはあると感心する。看板によると、登りは3時間10分、下りは2時間10分となっている。駐車場への到着は6時45分であった。ちょうど2時間の行程である。駐車場では、数10人の団体が登山準備をしていた。私も早速準備をして、6時49分に出発した。準備運動中の数10人の団体の間を抜けて、ゲレンデへ出る。ゲレンデの真ん中にコンクリートの車道がある。坂を直に登っているので、いきなり息が切れる。ゲレンデの中央で日陰も何もない。夏の厳しい日差しのなかですぐに汗が噴き出す、大変な登りだ。6時56分に登山用の案内表示があり、このコンクリートの道から右へ曲がって、ゲレンデを横断して、右手の尾根の方へと登山道が延びている。しかし、これも急な登りであることに間違いない。小石がごろごろしていて、足元が滑りやすい。慎重に歩を進めて、7時04分に右手の端に着いた。さらに道はUターンしてジグザグにゲレンデ内を登っている。7時18分に最上部リフトの下り場、すなわちゲレンデの最上部へ着いた。直射日光の厳しい日差しの中での急登ですごい体力を消耗した。途中で追い抜いた人の話では、このコースは、中ノ出からのコースより、距離は短いが急登(このゲレンデ内が最も大変)が多いとのことである。ゲレンデ内で下山してくる2人パーティに会うが、あまりにも早いので聞いてみると、あまりの難所に驚いて、頂上まで行かず、途中で引き返してきたとのこと。さて、ゲレンデの端に「荒島岳登山道」と書いた木柱がある。登山道は、灌木帯から雑木林帯へと入り、ジグザグに延びている。7時24分には「登山道舗装材耐久試験中」という看板があり、「マットの上を歩いてください。」と書いてある。こうした実験をやって、登山道の整備をしてくれるとはありがたい。だいたいにおいて、岐阜県は登山道とかの整備(メンテナンス)が遅れていると思う。隣県(長野県、福井県、滋賀県、石川県)は、登山道に対する見方が違うのではないか。それはさておき、雑木林の中の登山道を登っていくと、7時31分にはロープのある急坂を登りきる。さらに急坂が続き、7時44分にはやっと勾配が緩やかな所へたどり着き一息つく。この手前で小学生のグループに会うが、彼らはここまでで引き返すようである。さらに先を急いで、7時50分には標識の残骸がある場所についた。標識の文字は読みとれない。7時55分には平らな広場があり、休憩にぴったりの場所についた。ここを過ぎると、7時57分には土嚢の階段があり、これを登ると平らな所があり、緩やかな登りとなる。8時02分にはナンバー「230」のコンクリート杭がある。これを過ぎると少しの下りがあり、鞍部に湿地がある。これを8時13分に通過し、この先は長い長い階段の登りが続く。この階段の途中で2人連れを追い越す。登山道は、相変わらず、雑木林の中の道で日差しはないが、展望も利かない。この急登を登り切るとぱっと視界が開け、8時29分に「しゃくなげ平」に着く。荒島岳と中の出方面との分岐点となっている。ナンバー「265」のコンクリート杭があり、「しゃくなげ平」の看板には、勝原スキー場3.4Km、荒島岳1.3Km、中ノ出4.2Kmとの表示がある。また、荒島岳1.3Km、中ノ出4,2Km、勝原スキー場3.4Kmとの案内表示杭がある。休憩にも適した平であるが、なにせ日差しが強いので、暑くてたまらない。1人が休憩中であったが、私は休憩せず、そのまま荒島岳方面へ下ることとした。ここから左へ曲がり、登山道は一旦くだることになる。すこし下った、8時33分には「右:佐開、直進:荒島岳」という杭がある分岐点に着く。さらにまっすぐ下ると鞍部をすぎ、いよいよ登りとなる。8時42分にはクサリ場がある。クサリにつかまりながら登るすごい急坂である。このクサリ場を8時58分になんとか登り切る。ここで2人連れを追い越し、下山してくる1人にも出会う。さらに9時04分にはロープの張った急坂が続く。このあたりから、雑木林を抜けだし、背後の展望が開け、大野市の町や山々ががなんとか展望できる。また、これから向かう先のピーク(荒島岳ではない。)も見え隠れする。そして、9時08分に荒島岳の2つほど手前のピークへ着く。このあたりから、雑木林を抜け、笹と灌木の道となり、展望もできるが、暑い日差しに変わって、ガスが立ちこめ、周囲は何も見えない。わずかに下って、ロープのある坂を登り返すと、9時12分にまたピークに着く。ここに来てやっと目指す荒島岳の頂上が見える。もっともこの下ではガスのため見えなかったのかも知れない。最後の急坂を喘登して、9時24分に頂上へ到着。相変わらずガスのため、展望は全く利かない。小さな社と電波の反射板が1対ある。広い平らもあり、大勢で昼食もできる。ちょうど10人くらいのパーティが輪になって食事中であった。他に単独行の人が2人と2人連れが1組休憩中であった。三角点のそばに白山展望の案内図がある。時刻は早かったが、とりあえずラーメンをすする。この間に2人パーティが2組登ってきた。眺望は望めそうもないので、9時55分に下山する。10時00分にはピークを過ぎ、単独行の人とすれ違ったあと、10時03分にもう1つのピークを過ぎる。ここで、ゲレンデ内で追い抜いてきた親子連れ3人とすれ違う。すぐに急な下りとなり、朝、登山準備をしていた数10人のパーティとすれ違う。そして、10時15分にはクサリ場となり、これを慎重に下って鞍部を通過し、わずかに登ると、10時23分に「佐開」へ分岐する三叉路に着いた。ここで1人が休憩中であった。さらに真すぐ坂を登ると10時25分に「しゃくなげ平」へ到着した。ここでも1人が休憩中であった。右へ曲がって急な階段を下る。10時28分に登りの時は気がつかなかったが、「荒島岳山頂まで1.5Km」という看板が木にくくりつけてある場所を通過する。この手前で6人パーティに出会う。さらに下って、10時35分に鞍部(湿地)を越え、10時36分にちょっとしたコブを通過する。10時41分には、これも登りの時は気がつかなかったが、「荒島岳山頂まで2Km」の看板が木にぶら下げてある場所を通過した。ここで2人パーティに出会う。さらに、単独行の女性にも出会う。10時44分に鞍部を通過し、すぐに(10時44分)ナンバー「230」のコンクリート杭を過ぎる。10時49分には「休憩最適地」の平に着いた。おおきな雑木があり、木の根っこが地面から出ている。10時53分には案内板の残骸のある場所に着き、2人パーティとすれ違ったあと、11時04分にロープのある急坂を下ると、11時08分には「登山道舗装材試験中」の看板と舗装材の敷いてある所を過ぎる。ここで犬を連れた2人連れに出会う。もうすぐスキー場のゲレンデだ。11時11分に「荒島岳登山道」の杭があり、ゲレンデに飛び出した。スキーリフトの上部である。リフトの踊り場で2人が休憩中であった。ゲレンデに出ると、雑木林はなくなり、とたんに強い日差しがふりそそぐ。その日差しの中を下って、11時32分に車へたどり着いた。駐車場には滋賀、福井、大阪、京都、石川など、バラエティーに富んだ県ナンバーの車が多くとまっている。ちなみに岐阜県のナンバーは私だけであった。これだけ多くの登山者に出会ういうことは、これだけ人気のある山だといえる。さすがに百名山だからか。登山道もしっかりしているし、チャレンジはしやすいが、急登が多く手強い山でもあると思う。
平成13年9月8日(土)晴れ
ワンゲル9月例会の実行委員として、15人のパーティで荒島岳へ登る。6時40分に郡上総合庁舎に集合し、予定通り6時45分に5人が2台に分乗して出発する。大和SAで県庁集合組と合流し、油坂道路を経て福井県へ入り、和泉村を通って、大野市へと向かう。国道158号線にある、大野市へ12Kmの道路標識看板のすぐ先の左カーブを左へ入ると勝原スキー場の駐車場である。ここが登山口となる。登山準備をして、自己紹介をし、8時35分に出発する。いきなりのゲレンデ内の急登を終え、最初のUカーブへ8時50分に到着し、小休止をする。8時56分に出発し、9時09分にリフト最上部へ着いた。ここでも休憩し、9時22分に出発。9時49分に朽ちた看板のある場所を通過し、9時51分に休憩地に着く。10時03分にここを出発し、10時11分に平らな道の先の鞍部を過ぎて、10時15分に「荒島岳頂上まで2Km」の看板を過ぎる。10時20分にピークで小休止。10時35分に出発する。10時42分には階段の途中に補修資材がおいてある場所を通過する。そして、10時48分にやっと「しゃくなげ平」へ着いた。11時00分にここを出発し、下って11時02分に「佐開」方面への分岐を過ぎる。11時09分にはいよいよクサリ場に着いた。11時11分には「荒島岳頂上へ1Km」の看板を過ぎる。11時28分には手前のピークへ着き、小休止し、11時34分にここを出発する。11時36分にもうひとつのピークを通過し、11時46分に頂上へ到着した。頂上には祠と1対の反射板がある。また、白山方面の案内看板もある。反射板の下あたりに「荒島岳登山道4.3Km 下山(大垂コース)」という看板がある。こちらへの下ることが出来るようだ。さて、13時05分に往路と同じコースで下山を開始する。13時10分に最初のピークを通過、ここで休憩している井上氏(荷物をここに置いて、これから頂上まで行くという。)とすれ違い13時14分に出発する。13時16分にもう1つのピークを過ぎる。13時34分に「佐開」への分岐を過ぎて坂を登り切ると13時36分に「しゃくなげ平」へ着いた。13時53分にここを出発し、14時02分と14時08分にコブを通過し、14時12分に休憩好適地の平らを通過する。14時15分には朽ちた看板がある場所を過ぎる。14時22分には「荒島岳頂上へ3Km」の看板を過ぎ、14時30分にスキー場のリフト最上部へ着いた。14時46分に車へ戻った。