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仙 丈 ヶ 岳(3,033m)
平成17年7月18日(月)快晴
連休を利用して、2つの日本百名山を登る計画を立てた。長野県長谷村戸台から登山バスで北沢峠まで登り、そこから甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳とへ登るのである。本来は北沢峠付近の山小屋に宿泊して、2山を登るのが順当であろう。しかし、登山バスが1日に数本しかなく、もし、山小屋で宿泊していて、急に帰宅することになったら、交通手段がないので帰れない。それで、一旦、戸台(仙流荘)まで下り、翌日また登山バスで北沢峠まで行くという計画にした。戸台(仙流荘)の登山バスの出発点に無料駐車場があるし、無料の休憩所もあるので、そこに宿泊していれば、何かあっても車で帰宅できるからだ。
さて、昨日は甲斐駒ヶ岳に登った。今日は、仙丈ヶ岳なのであるが、昨日のように臨時バスが出ず、定刻の6時30分のバスに揺られて、7時23分に北沢峠に着いた。すぐに登り始める。7時34分に一合目を通過するが、この先下りもある。もう下山してくる登山者がいるが、昨夜は仙丈小屋あたりに宿泊したのであろうか。7時44分に二合目に着いた。相変わらず下山者とのすれ違いが多い。今日の天気ではご来光がすばらしかった出あろう。ここは、長衛小屋やテント場方面への分岐点にもなっている。ここからは坂が急になり、8時00分に三合目に着く。ここからさらに坂が急になった感じだ。それでもなんとか、8時09分に四合目に着く。一合目あたり約10分の間隔だ。とにかく早く登って、13時00分の下山バスに間に合えば早く帰宅できると、先を急いだ。ここからは、右山でトラバースしていく。8時21分に尾根上に出たと思ったら、すぐに「大滝の頭」に着いた。五合目でもあり、藪沢小屋への分岐点でもある。ここでは、ここまで1時間かかった、ならば、あと1時間で仙丈ヶ岳へ着かないか、などと無茶な計算をしていた。休憩もそこそこに8時26分には小仙丈ヶ岳を目指して先を急ぐ。8時41分には一気に展望が開ける尾根に飛び出した。富士山が北岳の左に見えている。今日は雲がかかっているが、そのうち雲もとれるだろう。甲斐駒ヶ岳からは鳳凰三山の後に見えたが、ここでは北岳の左後に見えるのかと感心したりする。9時04分に小仙丈ヶ岳に到着。「大滝の頭」から約30分だ。この調子なら「仙丈ヶ岳」まで30分で登れないかなどと無茶な思いが出てくる。食事もとらず、9時08分には仙丈ヶ岳への稜線を歩き始める。9時23分に岩場を下った鞍部に着く。9時37分に仙丈小屋への分岐点を通過する。この先で登山道にいる雷鳥に出くわす。道案内するように登山道先に歩いて行く。当然、写真を撮る。2mくらいに近寄っても逃げない。いつまでも遊んでいるわけにはいかない。雷鳥が登山道の脇へよけたのを見計らって、先へ急ぐ。9時53分に「仙丈ヶ岳」に到着。多くの登山者が休憩している。天気は快晴、360度の大展望に自分も早速写真を撮りまくる。空腹というわけではないが、パンをかじり、腹に食物を入れて、10時15分に眼下の仙丈カールに見える仙丈小屋へ向けて下山にかかった。10時21分に「松峰」との分岐を通過し、10時24分に仙丈小屋に着いた。水を補給してから、10時26分にここを出て、10時43分に「丹渓新道」との分岐点に着いた。この登山道も一度歩いてみたいものだ。そして、10時48分に「馬の背ヒュッテ」に着いた。10時54分に「大滝の頭、藪沢小屋」と「藪沢ルート、大平山荘」との分岐点に着いた。「大滝の頭」は、この沢を渡ってトラバースしていくが、藪沢ルートを下ることにした。どちらのルーとも同じような下山時間であるが、藪沢ルートの方が5分短い。しかし、大平山荘から北沢峠まで15分ほどかかる。まあ、同じコースより登りと違うコースの方がいいだろうと、藪沢ルートにした。このルーとは展望は利かないが、沢沿いに下るため、滝が多くあるらしい。さて、11時14分に丸太橋を渡って、沢の右岸へ出る。下山道は、しばらくして、沢から離れていく。そして、11時38分に沢を渡ると、やがて、エンジン音が聞こえてきて、11時44分に「大平山荘」に到着する。それなら、12時00分の臨時バスに間にあうぞ。しかし、ここから北沢峠までの登りがきつい。11時54分に林道に飛び出し、林道を歩いて、11時57分に北沢峠に着いた。多くの登山者がバス停でバスを待っていた。青いテントの中にベンチがあり、これに番号が書いてある。26人乗りのマイクロバスなので、26番まである。その列の6番ぐらいに入る。臨時バスがでるかどうかはわからないが、13時00分の定期バスは必ず出るであろう。すると、すぐに臨時バスが出るとの連絡があり、ラッキーと思う。12時12分のバスに乗り、12時55分に戸台(仙流荘)に着いた。これなら明るい内に帰宅できるであろうと、風呂にも入らず、13時10分に帰路についた。13時50分に駒ヶ根市。14時40分に飯田市、15時50分に中津川市、16時50分に土岐市と通過して、18時00分に自宅へ着いた。