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蓼科山(2530m)

平成18年8月5日(土)快晴
 
長野県
 
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蓼 科 山(2,530m)

               平成18年8月5日(土)快晴

 

 

 梅雨も明け、天気予報もよいので、どこかの山へ行こうと思ったが、日本百名山の3山(蓼科山、霧ヶ峰(車山)、美ヶ原)を登る計画で長野県へ向かう。午前0時20分に家を出た。関市〜美濃加茂市を抜け、土岐市から国道19号をひた走る。途中、大桑村の道の駅で、2時38分から2時59分まで仮眠する。さらに、路傍の駐車場でも3時42分から4時04分まで仮眠した。そして、塩尻市へ。この辺りでようやく明るくなってきた。夜が明けてきたのだ。この夜明けの雰囲気が好きだ。ここで、国道20号に乗り換えて、岡谷市を越え、上諏訪駅前を過ぎたところで、「霧ヶ峰、白樺湖」の道標に従って、左折し、道なり登って行くと、霧ヶ峰高原に出る。早朝の高原は実に気持ちがよい。さらに進むと、「美ヶ原ビーナスライン」の左への分岐がある。美ヶ原は最後に予定していたので、まずは、蓼科山へと直進した。しばらくすると、「車山肩」という車山の登山口に着いた。両側にレストランがある。今日はまず、一番厳しい蓼科山を最初に登るつもりであったので、ここも素通りする。そして富士見台を過ぎた辺りから、目の前に蓼科山が見えてきた。そして、朝日が蓼科山の左肩から昇ったところであった。もう少し早かったら、ご来光が見えたであろう。道路は下っていく。車山肩から下って、白樺湖畔へ行くようだ。やがて、右下に白樺湖が見えてくる。下りたところに信号交差点があり、白樺湖を右に見て、直進する。そうすると、右角に「白樺高原ホテル」がある信号交差点に出る。右へ行くと「女神茶屋」という蓼科山の登山口があるようだ。左へ行くと「女神湖」らしい。正面は「白樺高原国際スキー場」になっている。蓼科山への最短登山コースとなる「七合目登山口」から登るため、ここを直進する。右手に「白樺高原国際スキー場」を見て、「夢の平線林道」を登っていく。そうすると、「御泉水自然園」があり、道路の両側に広い無料駐車場がある。これを通り過ぎてさらに登っていくと、道路の右手に鳥居が見えてきた。ここが「七合目登山口」かとすぐにわかった。手前には休憩舎とトイレも完備している。トイレの手前と鳥居の反対側に無料の大駐車場がある。先客が3台停まっていた。また、テントが一張りあって、いびきが聞こえたので、中で就寝中のようだった。5時35分に到着だ。結局、5時間かかったことになる。長かった。

 さて、トイレをすませ、登山準備をして、5時52分に出発した。まずは、笹の中の道を緩やかに登っていく。登りの時は気づかなかったが、15分も登ると、「馬返し」があり、右から登山道が合流している。これを過ぎると、登山道は急坂で、ジグザグになり、やがて、両脇の笹もなくなってくる。そして、6時19分に「将軍平」と書いた案内板がある所に着いた。

この付近から後ろを振り返ると「女神湖」が見える。いままでは、樹林のなかで全く展望がきかなかったが初めて開けた場所に出たわけだ。しかし、また樹林の中へ突入し、緩やかになった登山道をしばらく行くと、6時26分に「天狗の路地」という看板のある三叉路に着いた。

右から登山道が合流してくる。時間的にみて蓼科山荘のある「将軍平」までの中間点くらいであろうか。ここからも急登が続く。そして、坂が緩くなったかなと思うと、しばらくで「蓼科山荘」に飛び出した。

6時49分であった。山荘の人が開店準備をしていた。しばらく休憩していたら、大河原峠方面から夫婦連れが上がってきた。かれらもここで休憩するようであった。私は、6時53分に出発した。初めのうちは緩やかであるが、すぐに急坂になり、岩がごつごつした直登の道となる。両手で岩をつかんでよじ登る。頭上が明るくなったと思うと、森林限界に飛び出し、背後にいま休憩していた「蓼科山荘」が見える。その後ろには、すばらしい雲海が広がっていた。やがて、岩にペンキで「頂上まであと5分」と書いてあり、右山で左の方へトラバースしていくようになる。そして、7時16分に「ランプの山小屋」(蓼科山頂ヒュッテ)に着いた。

山小屋の主人が迎えてくれた。この先は木々はなく、岩がむき出した山頂台地となっている。7時18分に蓼科山山頂(2,530m)に着いた。今日は快晴で真っ青な空が広がり、360度何も遮るものがなく、すばらしい展望を独り占めであった。目の前の八ヶ岳をはじめ、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、穂高、槍ヶ岳、これから登る車山、美ヶ原、さらに眼下には白樺湖、女神湖が・・・。

山頂には、三角点と蓼科神社奥宮、そして、方位盤がそれぞれ離れてあるので、7時25分に三角点の場所を出発し、7時27分に「蓼科神社奥宮」をとおり、7時30分に方位盤のある場所に着いた。ここは三角点より多少低いようで東の方の山が見えなくなるが、山の名前が書いてあるので、確認しながら周囲の山々を楽しんだ。そして、朝食をとる。7時46分に下山を開始。7時50分に「蓼科山頂ヒュッテ」まで来た。7時54分にここを出発、8時05分に「蓼科山荘」まで下山してきた。ここからの下山道では、登ってくる登山者が急に増え始めた。8時16分に「天狗の路地」の分岐を通過し、8時20分には「将軍平」の看板のある場所を通過し、さらに8時31分に両脇に笹が茂る「馬返し」の分岐を過ぎて、8時38分に駐車場へ戻った。さて、この後は、「霧ヶ峰」へ登ることにした。