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常念岳(2857m)

平成15年9月27日(土)快晴
 
岐阜県・長野県
 
日本百名山
065常 念 岳(2,857m)
 
                       平成15年9月27日(土)快晴
 
 東海の百山シリーズで、北アルプスへの通いが続く。今日は常念岳である。前日、勤務終了後、帰宅し入浴、その後準備をして22時30分に出発。すでに通い慣れた国道19号を北上。塩尻からサラダ街道を通り、穂高町で左折、一の沢林道へ入る。林道の最奥のゲート(舗装が切れるところ)まで車を乗り入れる。ゲートの前のふくらみには、4台の先客がおり、駐車できないため、少しバックして舗装路のふくらみに止めた。正規の駐車場にも止めることができたが、少しでも登山口に近い方がいいであろう。林道歩きが、半分くらいは、短縮できる。時刻は3時30分であった。外はまだ真っ暗闇である。とにかく眠ることにした。熟睡とはいかなかったが、目覚めたのは5時すぎであった。早速準備をして、途中のコンビニで購入した「いなりずし」を3個お腹へ詰め込み、5時31分に出発した。5時34分にゲート前を通過、未舗装の林道へ入り、5時39分に登山口となる、登山補導所についた。ここには、トイレも水もある。標高は1260mと書いてある。ここから支沢を越えて、登山道が始まる。5時43分に支沢を越える。この登山道は、一の沢の左岸沿いを行くので、一の沢へ流入するいくつもの支沢を渡ることとなる。5時48分には休憩に適したような、広場に到着した。「橡の木山の神」というのぼり旗が立っている。また、「常念小屋5.2km、穂高駅15km」、「常念小屋5.2km、一の沢林道0.5km」という標識がある。まだ、0.5km登っただけなのかと体のえらさの割には登っていないことに気づく。急ぎすぎなのだ。ここには、ベンチもあり、橡の木山の神」の小社もある。休憩することなく、先を急いだ。5時57分に支沢を渡る。6時00分には背後から日がさして来た。今日は快晴なのだ。空は真っ青に晴れ渡っている。すばらしい展望が期待できる。6時07分に涸れた支沢を渡る。以後、6時08分、6時09分、6時18分、6時20分と水場となる支沢を渡って、6時21分に「一の沢林道2.1km、常念小屋3.6km」の看板のある支沢を渡った。この先、6時30分から高巻きが始まる。6時38分に「烏帽子沢」に着いた。ここには「常念小屋2.9km、一の沢林道2.8km」の看板がある。ここで、中間点かとなかなか手強いと思う。6時46分に支沢を渡る。7時00分にも支沢を渡り、ここからジグザグのぼりが始まる。7時16分にも水場を渡り、ジグザグのぼりが始まった。7時19分に一の沢の谷身へ出て、ちょうどそこに合流している支沢を渡る。さらに7時25分と7時26分に支沢を渡り、7時31分からジグザグに高巻き道が始まる。7時38分と7時42分に支沢を越えて、7時44分に再び谷身へ出る。しばらく左岸を登り、7時47分に右岸へ渡る。ここが最後の水場となる。「常念小屋1km、一の沢林道4.7km」の看板と「最後の水場、補給しましょう」という看板がある。あと、1kmかやれやれと思った。しかし、ここからが遠かった。いままでが、緩やかな登りであったが、ここからジグザグの急登が始まり、いままで緩やかであった分、坂が急に感じるのだ。しかもここまでが長いので、体も疲れている。この疲れた体に相当堪える。しかし、一歩一歩登るしかないのだ。8時00分に「第一ベンチ」に着いた。「あと800m」と書いてある。この先のベンチで、あまりのえらさに、8時18分から8時20分まで休憩した。いままで、先行する登山者を次々に追い越してきたが、この手前で単独者に追い越されてしまった。8時31分に森林限界を出ると、眼前に常念岳と常念乗越が見えた。ここからはすぐであった。8時34分に常念小屋のある常念乗越に着いた。「常念小屋100m、一の沢林道5.7km、(左)常念岳2857m、(右)横通岳2767m、標高2456m」となっている。天気は快晴で、雲1つなく、澄み切った青空で、槍ヶ岳〜南岳キレット、穂高などなんともいえない感動的眺めである。このまま、一気に常念岳を目指した。しかし、これが失敗。大変な目にあう。今まで飛ばしたつけが回り、足が動かない。「10分登って5分やすみ」を余儀なくされる。8時45分〜55分、9時02分〜05分、9時13分〜14分と休みを繰り返し、9時18分に「あと15分」と岩にペンキで記したところにたどり着いた。あと、15分で着くのかと思ったが、そんなに甘くはなかった。頂上かと思ったピークは頂上ではなくて、頂上はさらに先にあった。9時30分〜32分と休憩し、9時38分に「三股」からの道と合流した。「三股、常念小屋、常念岳」という看板が立っている。三股は、先日、蝶ヶ岳へ登ったときの登山口である。ここまでくれば、あと一息だ。最後は、もう四つんばいでふらふらでたどり着いたという感じであった。9時49分、やっとの思いで、頂上に立つ。360度の大展望だ。苦労して登ってきたかいがある。燕、大天井方面から、槍ヶ岳、穂高連峰、乗鞍、御岳、恵那山、さらに白山や富士山もくっきり。なんて、いい天気なのか。こんな日はそんなにないであろう。大展望を満喫し、記念写真を撮り、食事にした。途中のコンビニで購入した「おにぎり」をほおばる。とにかくいい気分だ。いつまでもいたかったが、帰りの時間があるので、10時28分に下山にかかった。10時32分に三股分岐を過ぎ、快調に飛ばす。11時00分に常念乗越まで下った。小屋へも寄らず、11時05分、一気に下りに入った。11時21分に第一ベンチを通過し、11時26分に最後の水場になった一の沢の本沢を渡る。次々に登山者が登って来るので、待合いがあるし、先行する下りの登山者も追い越しながら、下った。11時31分に水場、11時33分に支沢を渡る。11時40分に水場を越え、11時41分に谷身に下り立ち、ここでも支沢を渡る。11時45分に支沢を渡り、高巻きに入る。11時57分に支沢を渡る。12時07分にも支沢を渡って、12時14分に烏帽子沢に着いた。「常念小屋2.9km、一の沢林道2.8km」の看板のところだ。12時19分に水場を越え、12時28分に「一の沢林道2.1km、常念小屋3.6km」の看板のある支沢を渡る。この先、12時30分、12時32分、12時39分、12時40分、12時41分(涸れ沢で水はなし。)、12時49分、12時50分と支沢を渡り、12時55分に橡の木山の神」の広場に着いた。「常念小屋5.2km、穂高駅15km」「常念小屋5.2km、一の沢林道0.5km」と2つの看板がある。13時01分と13時03分に支沢を渡り、13時04分に登山口の支沢を渡ると、常念岳登山口である。立て看板は、「標高1260m、常念小屋5.7km、穂高駅14.5km」となっている。登山補導所の小屋とトイレがある。あとは、林道を歩いて、13時12分に車に着いた。13時20分に出発し、帰りは、13時45分に豊科インターから高速に乗り、途中で、あまりの眠たさにPAで2回ほど仮眠したが、16時00分に土岐インターで下りる。ここまでは早かったが、この先美濃加茂市で渋滞があり、帰宅は17時30分であった。