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鹿 島 槍 ヶ 岳(2,889m)
平成24年8月4日(土)快晴
長野県大町市
このところの週末は天気が悪く、山へは行けなかった。そうした中、やっと3週間ぶりに好天がやってきた。これは行くしかないとかねてからあこがれていた鹿島槍ヶ岳へ向かったのであった。
前日の金曜日、仕事から帰宅してすぐに入浴し食事を摂って仮眠した。そして、21時00分に起き出して、準備をした。すでにパッキングは終えていたが、凍らせた水やら、なんやらで出発は、21時15分となってしまった。豊科ICを出るのは日付が変わった、0時過ぎでないといけないのでそんなに慌てる必要もなかった。ところが、途中でおにぎりを購入しようとどこのコンビニにしようかと、コンビニを選定していて、運転免許証を忘れたことに気づき、慌てて引き返したのであった。これで、30分ほど時間をロスしてしまった。そんな訳で、9時59分に関ICから高速に上がった。いつもは恵那峡SAと駒ヶ岳SAで休憩するのであるが、いづれも通過した。0時00分にみどり湖PAを通過し、0時20分に豊科ICを出た。燃料計が半分を切っていたので、高速を下りてから給油をしようと、たしか、豊科ICを出たすぐに出光のガソリンスタンドがあったはずだが、と思いつつ走った。すると、スタンドはあるにはあったが、閉店していた。いご、いづれのスタンドも閉店しており結局給油は出来なかった。
豊科ICを出てからは、「大町」と「白馬」の案内標識に従って走り、「大町」(直進)と「白馬」(右折)が分かれる交差点からは、「大町」に方へ進む。そして、今度は「大町温泉郷」の案内標識に従って走る。「大町温泉郷」に入ると、「爺ヶ岳」や「鹿島槍ヶ岳」の案内板があるので、ここで右折する。爺ヶ岳スキー場を通過し、鹿島槍ヶ岳ガーデン(釣り堀)も通過する。その先に「SNOW MASE21 鹿島槍」の看板がある三叉路がある。ここで、直進して県道325号線(白馬岳大町線)へ入る。この三叉路から道は狭くなるが、一本道で迷うことなく、終点の大冷橋にたどり着く。
橋の手前に10台くらいの駐車場とトイレがある。さらに大冷橋を渡ったところにも10台くらいの駐車場がある。「大谷原」というらしい。
1時09分に到着したので、すぐに仮眠した。ところが!!目覚めると4時30分であった。予定では3時00分に出発のはずだったのだ。これはいかん、と慌てて準備をして、おにぎりを1個ほおばって、4時45分に出発した。とにかくこの赤岩尾根を日帰りしなければならないのだ。駐車場奥の林道入口にはゲートがあるが、これをすり抜けて、大冷沢沿いに左岸側を上がっていく。
約1時間歩いて、5時36分に林道の終点(西俣出合)に着いた。ここから茶房堰堤の下にあるトンネルを抜けて、右岸へと渡る。右岸へ渡ると、そこから登山道が始まる。すぐに「西俣出合」の標柱があった。
5時39分にここから赤岩尾根を登っていく。5時45分に「登山口へ15分」という立て看板を通過する。ここから急登になる。樹林の中で展望は利かない。木のハシゴや鉄のハシゴが出てくる。高度が上がるにつれて展望も開けてくる。しかし、急登であることは間違いなく、ガマンガマンの登りが続く。まあ、それだけ距離が短いということだから。
7時35分に「高千穂平」(2,049m)という標柱のある平坦地に飛び出した。ここからは一気に展望が開ける。目の前には「鹿島槍ヶ岳」がそびえている。しかし、暑さのため水を多量に消費した。ここまでに1.2gを飲み干した。水分は4gを背負っていたが、この分では冷池山荘で水を補給しなければいけないかな?と思った。
そんなことを考えながら、7時50分にここを出発、「冷乗越」を目指す。展望は開けているが、やせ尾根であり、崩落した場所やクサリのある場所もあり、緊張を強いられる。8時34分に標高2,278mのコブを通過し、9時07分にやっと「冷乗越」に出た。
ここに来ると、剱岳や立山がすごい迫力で見える。9時10分にここから鞍部へ下って樹林の中を登り返すと冷池山荘に出た。9時19分である。
「高千穂平」からここまでに更に0.8gの水を飲んだ。小屋の前には「水1g150円、湯1g200円、お茶1g250円」の表示がある。しかし、持参した水はまだ半分残っているので、補給するにしても下山時でよかろうと、9時26分に小屋を出発した。
9時36分に「テント場」を通過し、10時26分に「布引岳」直下に着いたが、山頂は下山時に立ち寄ることにして、そのまま鹿島槍ヶ岳へと向かった。しかし、疲れはピークに達していた。標高2,600mなので、もっと涼しいかと思ったが、そうでもない。時折吹く風が心地よい。たしかに赤岩尾根を登っているときよりは汗の出は少なくなっている。途中で団体さんを追い抜き、鹿島槍ヶ岳までノンストップで行こうとしたが、どうしても足が上がらず、10時57分から11時00分まで休憩した。
そして、11時17分にようやく鹿島槍ヶ岳山頂(南峰:2,889m)に着いた。水は更に0.5gを消費した。登ってくる途中では、北峰まで行こうかと考えていたが、この南峰へ着いたときには、北峰まで足を延ばすだけの体力と気力が失せていた。それで、北峰は諦め、大休止となった。天気がよく、素晴らしい展望である。登山道からは見えていた富士山は雲に隠れてしまっていた。しかし、五竜岳、唐松岳、白馬岳、剱岳、立山、爺ヶ岳、針ノ木岳、蓮華岳、北アルプス、南アルプス、八ヶ岳、火打山、妙高山、高妻山など、快晴の空に見えていた。
名残惜しいが、11時45分に下山した。12時12分に布引岳(2,683m)山頂に立ち寄り、ここを12時15分に出発、12時46分に「テント場」を通過して、12時52分に冷池山荘まで下りてきた。
ここで、小休止した。この予定なら、明るい内に駐車場まで下りられるであろう。また、水も1.5g残っているし、と補給もせず、12時57分に小屋を出発した。13時12分に「冷乗越」に出て、ここから崩落箇所ややせ尾根を慎重に通過し、13時35分に標高2,278m付近まで下山した。そして、13時59分に「高千穂平」に下り立った。水は更に0.5gを消費した。ここで最後の小休止をして、14時01分に下山した。長い長い急坂を下っていく。14時59分に「登山口へ15分」の立て看板の場所を通過した。ここまで来れば安心だ。15時07分に「西俣出合」に到着、堰堤下のトンネルをくぐって、15時09分に左岸へ出る。あとは、林道歩きだ。15時51分にゲートを抜けて、15時52分に駐車場に到着した。ここまでに水はさらに0.5g飲んだが、結局0.5gは残っていた。よかった。
さて、すぐに帰路につき、予定通りガスを補給して、17時00分に豊科ICから長野道に上がった。復路ではノンストップで走り、18時40分に関ICで下りて、給油後、20時00分に帰宅した。長い「鹿島槍ヶ岳日帰り」の完結である。