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皇海山(2144m)

平成21年6月28日(日)晴れ
 
群馬県
 
日本百名山

皇 海 山(2,144m)

 

平成21年6月28日(日)晴れ

 

昨日は燧ヶ岳に登った。こんな遠方まで来て、そのまま帰るのはもったいないので、「武尊山」へ登ろうとしたが、登山口までたどり着けず、急遽、「皇海山」へと変更した。大清水の方から、沼田方面へ出てくると、「吹き割りの滝」があり、これを過ぎた最初の信号機の交差点を左折する。沼田方面から来ると、「吹き割りの滝」の手前で右折することになるが、「皇海山」の案内板と交差点の右手角には「市営駐車場」がある。曲がると、すぐに橋を渡る。あとは、要所要所に「皇海山」の案内板があるので、難なく栗原川林道へとたどり着くことが出来る。しかし、この林道がたいへんなダート道であった。あらかじめ情報は得ていたが、想像以上の悪路であった。さらに対向して来る、消防車、パトカー、救急車に驚く。遭難騒ぎか?と、すれ違い時に聞いてみると、案の定、滑って怪我をしたとのこと。多少の不安を覚えたが、いまさら引き返せない。そのまま進むが、路面には石がゴロゴロしているし、とにかく、いつ落石があってもおかしくない林道だ。幸い、昨日や今日は雨が降っていないので、まさか新たな落石はなかろうと思うが、今日、登山口まで入っても、夜間に落石が発生し、帰れなくなる可能性も否定はできない。このダート道は実に18kmに及ぶ。時間にして約50分である。いい加減いやになる頃、手堀の岩のトンネルをくぐる。そして、さらにダート道が延々と続く。19時10分、やっとの思いで登山口のトイレと駐車広場に着いた。なんと、先客がいた。「皇海山に登ったのか。」と聞くと、「明日、登るのだ。」と言って、ちょうど就寝の準備をしているところであった。同じことを考える人がいるものだ。さて、私も早速、ビールを飲んでいたら、なんと、このダート道の反対側から1台の車がやってきた。「どこから来たのか?」と聞くと、根利から来たのだという。聞けば、このダート道は通り抜けが出来るというのである。てっきり、この皇海山の登山口への道で行き止まりだと思っていた。この人は、東京都の人で、同じく百名山を目指しているとか。すでに62山を制覇したと言っていた。そして、今日は越後駒ヶ岳へ登って、明日皇海山へ登るため、ここへ来たのだという。まあ、それはともかく、この漆黒の闇で1人で車中泊するのは、心細いと思っていたが、2人も仲間がいて、心強くなった。

それから、すぐに就寝した。今日は睡眠不足であったので、ぐっすりと眠れた。起床は5時09分であった。これは寝過ぎた!!すでに隣の車は登山口に移動していた。もう1台は車中を確認しなかったが、すでに出発したと思われた。

5時20分に出発した。橋を渡ると、5時22分に皇海山登山口の標柱があった。そこにも駐車広場がある。1台はここへ移動していたのである。すこしでも登山口に近いためか?はじめは、林道を歩いていくと、5時26分に「皇海山山頂入口」という道標があり、ここから、登山道に入る。川の左岸を登っていき、5時29分に「皇海山山頂3.2km、皇海山入口0.4km」という道標がある場所に着き、ここで谷を左岸から右岸へと渡る。渡ったところにも、同じ道標(「皇海山山頂3.2km、皇海山入口0.4km」)があった。そして、5時36分には、「皇海山山頂2.9km、皇海山入口0.7km」の道標を通過する。5時46分には、「皇海山」の看板が2つ続けてあり、ここで、下って谷を渡る。渡ると、谷は2つに分かれており、2つの谷の間の尾根、つまり、手前の谷の左岸沿い、奥の谷の右岸沿いを登っていく。5時49分に谷の右岸側に「皇海山山頂2.7km、皇海山入口0.9km」という道標があり、左岸側には「皇海山」の看板が2つある場所で谷を渡る。6時04分には「皇海山山頂2km、皇海山入口1.6km」の道標を過ぎ、6時07分に谷を渡る。6時10分には「皇海山登山道 下山 皇海山」という看板がある場所を通過して、谷の左岸沿いを登っていく。右側にも谷が出てきて、6時12分「皇海山山頂1.8km、皇海山入口1.8km」という道標の場所に着いた。やっと、半分の距離を来たことになる。両側に谷があり、この先で、すぐに谷を渡って、右の谷の左岸沿いの道になる。やがて、谷が分かれているところに出て、6時22分に右の支流の谷へ入る。谷身を直登していく。この付近で先行者が下って来た。相当早くに出発したのであろう。さらに6時27分に左の滝のような谷へ入る。6時41分にはさらに右の支流の谷へ入る。左岸側に登山道が開設されていた。もうすこしで尾根に上がれるようだ。木に「皇海山」の看板が付けてあった。そして、6時53分にやっと尾根上に立った。吹き寄せる風が心地よい。ここは「不動沢のコル」らしい。「皇海山」「鋸山」の案内板がある。休憩もそこそこに皇海山を目指す。快適な尾根歩きかと思ったが、まだまだ急登が続く。7時03分にコブに出た。「皇海山←→鋸山」の道標がある。この先で、昨日話を交わした東京の登山者に出会った。この人も早くに出発したようだ。そして、7時07分には、「皇海山山頂0.7km、皇海山入口2.9km」の道標を通過し、急坂をよじ登る。この付近で今度は5人ほどのパーティに出会った。ん?、この人たちは登山口に車がなかったが、どこから来たのか?庚申山〜鋸山のルートで来たのであろうか。荷物もなく、軽装であったが・・・。「下から登ってきたのか?」という問いかけに、「はい。」という返事が帰ってきたが、「もう少しですよ。」とも言われたので、それ以上は聞かなかった。7時23分に「皇海山山頂0.4km、皇海山入口3.2km」の道標を過ぎる。さらに急坂が続き、岩場の急登を登ると、平坦になり、やがて、7時39分に「青銅の剣」が現れる。山頂は近いと勇んで進み、7時40分に皇海山山頂(2,144m)に飛び出した。山頂は樹林が成長し、展望はあまり望めない。ここで、朝食を取る。

この時刻なら、早く下山できるだろう。なによりも、あの落石の危険のある林道を早く脱出したかった。もし、午前中に下山できたら、下山後、他の山に登れるだろう。そんなことを考えながら、食事を済ませ、7時55分に下山にかかった。8時05分には「皇海山山頂0.4km、皇海山入口3.2km」の道標を、8時13分には「皇海山0.7km、皇海山2.9km」の道標を通過する。さらに8時16分のコブを越えると、8時21分に「不動沢のコル」に下り立った。ここから急な坂を下り、8時27分に谷身へ下り立つ。8時30分には谷の合流点に着き、8時38分にも谷の合流点に着く。ここで、水を補給した。冷たくてうまかった。あとは、快調に下っていく。8時41分に谷の合流点に出て、左岸側を下り、8時45分に「皇海山山頂1.8km、皇海山入口1.8km」の道標がある中間点に着いた。右手にも谷があるが、谷の右岸側を下る。8時46分に左の谷を渡り、左岸側へ出る。すぐに谷が合流するが左岸側を下っていく。8時49分に右岸へ渡ると、すぐに「皇海山山頂2.0km、皇海山入口1.6km」の道標がある場所を通り、右岸側を下る。8時56分には右から谷が合流し、その谷を渡る。8時57分には「皇海山山頂2.4km、皇海山入口1.2km」という道標を過ぎるが、そのまま右岸側を下る。9時02分にも右から谷が合流し、それを渡って右岸側を下る。9時09分にも右から合流する支流の谷を渡り、右岸側を下っていく。9時10分に「皇海山山頂2.9km、皇海山入口0.7km」の道標を通過し、9時14分には「皇海山山頂3.2km、皇海山入口0.4km」の道標の場所に出て、ここで、谷を右岸から左岸へと渡る。そして、平坦路を歩いて、9時18分に皇海山入口の看板のある林道へ出た。9時22分に駐車場所に着いた。マイクロバスで団体さんが到着し、登山準備をしているところであった。登下山中にも多くの登山者にすれ違ったが、さすがに百名山だけのことはある。出発する時は3台しか車はなかったが、下山した時は20台くらいの車が止まっていた。

さて、次は赤城山へ登ることに決め、そうそうに車を出し、慎重に運転してダート道を抜けた。