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谷川岳(1977m)

平成22年9月25日(土)晴れ
 
新潟県
 
日本百名山

谷 川 岳(トマの耳(1,963.2m)オキの耳(1,977m))

 

平成22年9月25日(土)晴れ

 

今回は、百名山の谷川岳と武尊山へ登るべく、土日を利用して、群馬県水上温泉へと向かった。2山を登るため、出発は前日の金曜日の夜20時00分とした。自宅を20時00分に出発し、同行者のNさん宅へ立ち寄り、その後、燃料を満タンにして、Tさん宅へと回り、20時58分に関インターから高速へ上がった。高速を使って、東海北陸道→(美濃関JCT)→東海環状道→(土岐JCT)→中央自動車道→(岡谷JCT)→長野道→(更埴JCT)→上信越自動車道→(藤岡JCT)→関越道と経由して、2時38分に水上インターで下りた。あとは、道路標識にしたがって国道291号で谷川岳ロープウエーの土合口駅を目指す。途中に道の駅「水紀行館」というのがあったので、この駐車場で仮眠することにした。ロープウエーの始発は7時00分であるが、ロープウエーの駅まで行っても、この時間に駐車場やトイレとかが開いているかどうか不安だったので、道の駅なら間違いないないだろうと考えたからである。道の駅の駐車場にはキャンピングカーや乗用車など、数台が駐車していた。我々もその仲間に加わった。乗用車に3人では窮屈でもあり、リクライニングも倒せず、眠れなかった。

道の駅で、5時過ぎまで仮眠して、ロープウエーの駅へ向かった。5時30分ころベースプラザの駐車場に着いた。7階建てのベースプラザ駐車場で、係員は居なかったが、入り口は開いており、1階部分のみに駐車できるようになっていた。2階への入り口はゲートがあって進入できなかったので、やむなく1階に駐車した。ロープウエーの切符売り場やレストランは6階であったので、なるべく高い階に駐車したかったがやむを得ない。

エレベーターも動いていなかったので、重いザックを背負って、階段で6階まで上がった。まだ、切符売り場もレストランもシャッターが下りていたが、お茶、ジュース、ビールの自動販売機とベンチがあったので、ここで、持参したおにぎりにより朝食をとった。なお、各階にあるトイレは開いており、使用できた。ビールを購入して飲んだが、これが後になって効いてきた。

6時55分に切符売り場が開いたので、すぐに2,000円の往復切符を買って、7階にあるロープウエーの乗り場へ急ぎ、7時00分の始発に乗った。谷川岳ロープウエーは22名乗りのゴンドラで、乗車時間は10分である。10分で「天神平駅」に到着した。外へ出ると、天神平の草原が広がっており、天神峠へ延びるリフトが動いていた。冬期はスキー場になる草原である。いまロープウエーで上がってきた田尻尾根を滑り下りるロングコースもあるようだ。なんせ2,000円分だから気持ちいいだろう。

さて、我々は、7時22分に天神尾根の直下を谷川岳山頂方面へと歩き出した。向かいには笠ヶ岳、朝日岳、白毛門の3峰がデーンとそびえている。左山で天神尾根の直下をトラバースするように、歩き出すとすぐの7時34分に田尻尾根コースが合流する。ここには、「土合(田尻尾根コース)3.6km」「天神平0.4km」「熊穴沢避難小屋1.7km」という道標が立っている。ロープウエーを使わずに、下から歩いて登ってくるとここに出てくる訳だ。さらに進んで行くと、7時41分、今度は「天神峠」からの尾根道と合流する。ここには「天神平0.6km」「谷川岳山頂3.3km」「天神峠0.4km」と言う道標がある。ここからは、トラバース道というより尾根道らしくなる。所々には木道が整備されている。「熊穴沢の頭」を乗り越して、緩やかに下っていくと8時01分に「熊穴沢避難小屋」に出る。小屋の前には「熊穴沢避難小屋」「谷川岳山頂1.8km」「天神平2.1km」「二俣(いわお新道)2.2km」という道標がある。「谷川温泉」からの登山道が合流している訳だ。この小屋は樹林の中に建っている。中をのぞいたらきれいに清掃してあった。よく利用される証拠であろう。

8時05分にこの小屋を出発して、ここからは徐々に樹林帯を抜けて、岩場の多い尾根上の登山道となる。クサリ場もあった。しかし、寝不足なのか、ビールが効いてきたのか、体が重く、足が動かない。ただひたすらに登るが、先頭から遅れることしきり。それでもなんとか、8時33分に「天狗の留まり場」を過ぎるが、このころからガスが出てきて、周囲はまったく展望が利かなくなった。さらに岩のごつごつした登りは続き、そして、「天神ザンゲ岩」も過ぎると、登山道は階段状になり、9時10分にようやく「肩の小屋」に着いた。ここには、「肩の小屋」「万太郎山」「谷川岳山頂」「天神尾根」という道標がある。

ここからはもうあと少しで、山頂に着けるだろうと、力が湧いてきた。9時14分にここを登り始めてすぐの9時18分に三叉路に出たが、ここでは右から西黒尾根からの登山道が合流してきている。道標には「石黒尾根」「一ノ倉岳、谷川岳山頂」「肩の小屋、天神尾根」案内がある。ここはもうほとんど山頂の一角で、ここからすぐの9時20分に双耳峰の一方である、「トマノ耳」に着いた。ここは標高1,963.2mで「オキノ耳(1,377m)」より低いのであるが三角点はこちらにある。ガスのためすぐ先にあるであろう「オキノ耳」も見えなかった。おかげで、「オキノ耳」へ向かう登山道が判らなかったが、とにかく道は1本しかないのであるからと、9時28分に先へ延びる道を下っていった。そうするとすぐに鞍部になり、ここから登りに転じ、岩場を登ると、9時40分に「オキノ耳」に飛び出したのであった。周囲はガスで全く見えないのが残念であるが、その分恐怖心はない。記念写真を撮って、9時47分、早々に下山した。10時00分に「トマノ耳」を経由し、10時01分に石黒尾根の分岐を左へ見送って、10時04分に「肩の小屋」まで戻り、ここで、おにぎりでも食べようと思ったが、「ガスで展望もないし、寒いだけだから早く下山しよう。」という同行者の意見を取り入れて、おにぎりを1個ほおばって、10時10分に下山にかかった。

登ってくる登山者を交わしながら、10時18分に「天神ザンゲ岩」、10時35分には「天狗の留まり場」を通過して、11時01分に「熊穴沢避難小屋」まで下り、ここで小休止して、11時08分に出発し、さらに下ってきた。熊穴沢の頭を乗り越え、11時30分に「天神峠」への道を右に分け、さらに11時35分に「田尻尾根」への道を左に分けて、11時43分に「天神平」まで下ってきた。ここでも休むことなく、11時57分にロープウエーに乗って、12時09分に「土合口駅」まで下った。

このあとは、汗をかいたし寒かったため、早く温泉に入ろうと、「谷川温泉」の町営温泉休養施設「湯テルメ谷川」へ向かった。この温泉施設で食事も・・・ともくろんでいたが残念ながら、露天風呂はあったが、休憩施設はなく、飲食の施設もなかった。12時40分から13時20分まで温泉に入り、入浴後、もつ鍋用のキャベツとおでん用のナメコを購入した。ここには飲食施設はなかったので、やむなく早朝仮眠した道の駅水紀行館まで戻って、思い思いに食事をした。ここには新鮮野菜などの売り場やます釣り場、足湯があった。

その後は、明日の「武尊山」の登山口である武尊神社の駐車場でテント泊と決めて、コンビニで食料を仕入れた後、「武尊神社」へ向かって車を走らせた。