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越後駒ヶ岳(2,003m)
平成21年10月10日(土)〜12日(月)
新潟県魚沼市
岐阜(11:00)→関IC(11:20)→ひるがの高原SA(13:00)→有磯海SA(14:50-15:13)→上越JCT(16:00)→越後川口SA(16:50-17:00)小出IC(17:20)→道の駅「ゆのたに」(17:23-2:20)→枝折峠登山口(3:08-4:20)→銀の道分岐(4:44)→明神分岐点・祠あり(4:48)→明神峠(4:56)→道行山分岐(5:44-5:54)→小倉山分岐(6:29-6:36)→百草の池(7:06)→岩場(7:29-7:37)→前駒(7:50)→駒の小屋(8:06-8:14)→稜線上分岐(8:27-8:29)→越後駒ヶ岳山頂(8:33-8:41)→稜線上分岐(8:44)→駒の小屋(8:50-9:07)→前駒(9:24)→小倉山分岐(10:11-10:13)→小倉山山頂(10:14-10:18)→小倉山分岐(10:19)→道行山分岐(10:49-10:52)→明神峠(11:36-11:40)→銀の道分岐(11:46)→枝折峠登山口駐車場(12:05―12:15)→奥只見山荘(12:30)
今回の3連休を利用して、越後の2山を登った。当初は「平ヶ岳」のみの計画であったが、どうせ越後まで行くのなら・・・と、「越後駒ヶ岳」を計画に加えて、2山の大名登山となった。山行きで民宿に泊まるのは滅多にないことだからだ。というのは、「平ヶ岳」を登るのに鷹の巣登山口からだと、往復12時間を要するロングコースなので、早朝出発を余儀なくされる。それをショートカットするルート(中の岐コース・皇太子の道)があるらしいと聞いたため、急遽の計画となった。そのショートカットルートを利用するには、どうしても地元の民宿に宿泊する必要があるからだ。民宿に宿泊すると、ショートカットルート(中の岐コース)の登山口までマイクロバスで送迎してくれる(バス代2,500円くらい)というのだ。そうなれば、この送迎を利用しない手はない。
そんな訳で、10日は移動日として、11時00分に出発した。関ICから高速に上がり、東海北陸道、北陸道、関越道と乗り継いで、17時20分に小出ICで下りた。時折雨の降る天気で明日の山行きが心配された。もう薄暗くなってきたので、インターを出てすぐの道の駅「ゆのくに」でPキャンとしゃれ込んだ。この駐車場に着いてからも雨が降ったり止んだりであった。雨の合間を利用して、もつ鍋で大宴会を催した。
さて、翌日(11日)はこの道の駅「ゆのたに」を2時20分に出発した。小雨が降っていた。そして、奥只見シルバーラインを経由して、銀山平をとおり、3時08分に枝折峠の登山口駐車場へ着いた。駐車場は20台くらい駐車でき、駐車場入口の道路脇にも広場がありここにも20台くらい駐車ができそうである。また、トイレもあるので安心だ。しかし、駐車場でも雨は止まず、とりあえず、出発予定の4時00分までは雨宿りとした。しかし、予定時刻になっても雨は止む気配がない。しかたなく、雨中決行を決意し、合羽を着込んで、4時20分に出発した。ヘッドライトを点けての登山である。登山道は、トイレの横から始まっていたが、最初は砂利を敷き詰めた遊歩道のようなだだっ広い道だった。それがすぐに普通の登山道に変わった。しかし、登りの時は、暗いのでよくわからなかった。尾根道を登っていくようであった。4時44分に左へ「銀の道」という道標のある分岐点に着いた。そして、4時48分にも右へ「銀の道」という道標のある分岐点に着いた。ここには祠があった。ここから急坂を登り、4時56分に明神峠に出た。三角点があり、「小倉山3.3km、枝折峠1.2km」という道標もある。ここからアップダウンの尾根道が続き、5時44分に道行山分岐点に着いた。「小倉山1.7km」の道標があった明神峠から半分来たことになる。この付近で、ようやく明るくなってきたので、ヘッドライトを外す。幸い雨も上がってきた。5時54分に出発した。ここからもアップダウンの尾根道であった。雨は上がったが、ガス出てきて、展望はなく残念であった。6時29分に小倉山分岐点に出た。足元に道標石があり、「小倉山、駒ノ湯、駒ヶ岳、枝折峠」とい刻みがあった。小倉山は復路に立ち寄ることとして、6時36分に駒ヶ岳へ向けて出発した。相変わらずのアップダウンの尾根道で7時06分に「百草の池」に着いた。「百草の池」がどこにあるのかわからなかったが、ガスがとぎれて、目の前に越後駒ヶ岳への稜線が現れた。ここから岩場の急登が始まるようだ。雨はあがっていた。7時29分に最初の岩場に着き、あまりの急登にここで7時37分まで休憩した。さらに岩場が続く。そして、尾根を乗り越えると、7時50分に「前駒」らしき場所に飛び出した。眼前に「越後駒ヶ岳」の岩壁が立ちはだかっている。その岩壁をよじ登り、8時06分にやっとの思いで、「駒の小屋」に着いた。岩壁の上に立っていた。まさに岩壁をよじ登って小屋にたどり着く感じである。小屋の前はガスが立ちこめ、風も強くて、寒いので小屋の中へ入って朝食でも、と思ったが、小屋の中は満員でとても入る隙間がない。やむなく、小屋の外にザックをデポして、越後駒ヶ岳の山頂へ行くことにし、8時14分に出発した。脇にうっすらと積雪のある急坂を登ると、8時27分に稜線に出た。「駒ヶ岳山頂」の標柱とともに、「中ノ岳4.9km、駒ヶ岳0.3km」の道標がある。それで、8時29分に出発し、稜線を右へ進むと、8時33分に「越後駒ヶ岳(2,003m)」の山頂に着いた。この悪天候の中を登ったという満足感がこみ上げる。しかし、ガスのため周囲は真っ白で何も見えず、8時41分には下山した。
8時44分に稜線上の分岐から左へ下り、8時50分には「駒の小屋」へ下り立った。相変わらず、小屋の中は満員だったので、外でおにぎりを食べて、9時07分には下山した。下山するころから雪が舞い始めた。雪はみぞれに変わり、雨に変わった。雨は本降りなり、登りの登山者と頻繁にすれ違う。雨で沢のようになった登山道を下って、9時24分に「前駒」に達した。この雨ではとにかく早く下るしかあるまいと、どんどん先を急いで、10時11分に小倉山の分岐点に着いた。ここから小倉山山頂に立ち寄ることにし、10時13分に急坂を登ったが、すぐの10時14分に山頂に着いた。相変わらず、ガスっていたので、写真だけ撮って、10時18分に下山した。10時19分に越後駒ヶ岳の登山道へ戻り、10時49分に道行山まで戻った。いつのまにか雨は上がっていた。ガスのため展望はなかったので、ここでは「道行山」の山頂へは行かず、10時52分に下山した。登りでは暗くてわからなかったが、危険な吊り尾根や崖の上を通って、11時36分に明神峠に着いた。雨が上がって、ガスも晴れてきたので、展望を楽しんでから、11時40分に出発し、11時46分に「銀の道」の分岐を通過し、12時05分に枝折峠の登山口駐車場へ下り立った。雨は完全にあがり、駐車場は満車であった。峠にはドライブの客もあった。
12時15分には、ここを出て、今朝暗いうちに登ってきた、国道352号を下って、銀山平温泉へ右折して、12時30分には今宵の宿である「奥只見山荘」に着いた。まだ、チェックインは出来ないかと思ったが、意外にも部屋に上がれるということであった。早速、雨に濡れた道具を乾燥室に入れ、部屋へ入ってくつろいだ。「白銀の湯」の無料パスをいただいて、温泉にも入り、夕食の6時まで待てず、ビールで宴会を始めた。こんなに早い時刻からくつろぐのは初めてのことだ。大名登山に違いない。夕食は6時からであった。そこでもビールを飲んで、地元産の山菜や鮎、鱒料理に舌鼓を打った。しかし、この飲み過ぎが翌日の平ヶ岳登山に悪影響を及ぼすことになろうとは、夢にも思わず、夕食後は早々に就寝したのであった。