南沢山(1564m) |
平成10年9月20日() |
中津川市 |
グループ |
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63 南 沢 山(1564m)
1 日 時 平成10年11月14日(土)
2 場 所 東濃西部総合庁舎駐車場 午前6時30分 集合
3 行 程
岐阜東濃西部総合庁舎駐車場南沢谷登山口
5:00 6:30 8:00
南沢山頂南沢谷登山口
10:00〜12:00 14:00
東濃西部総合庁舎駐車場岐阜
15:30 17:00
3 持ち物 飲料水(1〜2リットル)、昼食(おにぎりなど)
防寒具、雨具、タオル、軍手、非常食
南 沢 山(1,587m)
平成10年9月12日(土)晴れ
この山は、岐阜県側からの登山道がないらしい。それで、長野県の南木曾村から登ることにした。午前6時に家を出て、国道19号線で中津川市へ、そのまま国道19号線を進み、長野県へ入り賤母大橋で山口村から南木曾町へ入る。さらにトンネルを越え、南木曾大橋を渡ってすぐの信号(木曽川がダムになっており、左側にも、右側にも発電所がある。(左側のは読書発電所、右側のは蘭川発電所)この信号で右折して、飯田市方面への国道256号線へ入る。妻籠宿を通り越して、さらに進むと道路端に南木曾温泉(ホテル)がある。そして木曽路館というホテルもある。そこを過ぎて、最初の集落が「蘭(あららぎ)」という集落である。左側に南木曾岳や南木曾キャンプ場への看板がある。そこに小さな橋があり、右側に日石のガソリンスタンドがある。このスタンドのすぐ先で右下へ下りる道がある。それを下ると旧道へ出る。この旧道沿いが蘭の中心地らしい。旧道へ下りて、左折して進むと、すぐに左に小学校がある。そこからさらに右へ下りる道がある。それを下りると、蘭川の橋を渡り、さらに支流の谷(南沢谷)に架かる橋を渡ると、営林署の貯木場がある。ここで看板があるが、左の「南沢本谷貯木場」の方へ進入する。ここから約2Km進むと、営林署のゲートがあるので、車は進めない。やむなく、車をゲートの前に駐車して(1台分のスペースがある。)、歩くことにした。時刻は8時53分であった。この林道は南沢林道という。南沢本谷橋で右岸から左岸へ、そして3差路があり、右への林道は右手の山復へ駆け上がっているので、ここを直進(左折)すると、営林署の作業小屋がある。その小屋をすぎるとすぐに本谷1号橋があり、左岸から右岸へ渡る。林道はさらに延びて、ジグザグに高度を稼ぐ。そして、営林署の作業小屋があるところで、右への分岐道があるが、かまわず直進すると、やがて本谷2号橋があり、右岸から左岸へ渡る。さらに道は険しく急になり、ジグザグに進む。また、営林署の作業小屋がある。それをすぎ、今度は橋でなくて、埋設土管の支流の谷を越え、さらに本流と思われる埋設土管の谷を渡ると、林道は右手の山腹へジグザグに駆け上がり、やがて、終点となる。時刻は10時15分であった。林道は工事の途中のようである。その先の笹原の中に山道があるので、それを進入することになるが、笹が生い茂り大変な道である。左下に谷が見えるので、山腹を横に進む形である。なんとか進むと、やがて右手から支流が流れ込んでくる。そこからは道が判別できないので、谷へ下りて谷をさかのぼることにした。谷を登り切って尾根に出た(11時39分)が、そこから先が分からない。相変わらず笹が生い茂って見通しが利かない。案内書によるとここが目指す南沢山のすぐ北の鞍部ということになっている。それで、南の方を見ると木々の間に山の頂が見える。あれが南沢山であろうと、それを目指して進む。一旦下って、さらに登り返すとなだらかな尾根に到着する。しかし、頂はもっと先のようである。さらに、笹が生い茂る急な斜面を登る。やっとの思いでたどり着いたが、三角点はおろか頂上らしきものは何もない。どうも道を間違えたらしい。後ろにも頂上らしき頂が見えるので、あれかも知れないと思いながら、笹の原の中で、昼食をとる。結局、谷をさかのぼるとき、支流と思った右の谷を登らないといけなかったのであろうか。そんなことを思いつつ、下山にかかる。尾根まで戻り、反対の北側へ進んで見たが、笹がひどくて、また、時間もないので、再度の挑戦を決めて、あきらめる。あとは、登って来た道を下りて、林道の終点へ出る。さらに林道を延々とあるいて、車に戻ったのが、3時51分であった。帰宅は7時である。大変疲れた。
平成10年9月20日(日)晴れ
再度の挑戦で、南沢山へ向かう。ルートは前回と同じである。ゲートの手前に駐車する。8時30分に、積んできた自転車で出発する。しかし、坂道で悪路のため、結局、押して歩くことになる。かえって歩くより疲れる。しかし、帰りのことを考えて、引っ張って歩いた。結局、林道終点に着いたのは、前回と同じ、10時15分であった。ここから笹の藪へ入り、10時30分には支流の谷との合流点へ着いた。さらに本流の谷をさかのぼって約15分、10時45分に右側の笹が薄くなっている場所を急登する。しかし、すぐに笹が濃くなってたいへんな労力である。11時30分には、やっと尾根筋に立つことができた。しかし、やや笹が薄くなったが、相変わらずの笹に泣かされる。さらに、高いところを目指して登るが、笹の藪がひどくなる。12時15分ころ、頂上らしき最高点へ着いたが、猛烈な笹の藪で、三角点など見あたらない。やむなく昼食をとって12時45分ころ引き返すことにした。来たとおりに引き返して、13時40分に林道終点に着いた。あとは、自転車に乗って林道のでこぼこの坂を駆け下る。しかし、ブレーキに相当の力がいる。14時20分に車へ戻る。途中、中津川市、恵那市で渋滞があり、帰宅は17時30分であった。
平成10年11月14日(土)快晴
3度目の挑戦となる南沢山へ向かう。午前5時に自宅を出て、大野氏宅へ寄り、大野氏とともに、関市から国道248号線で、美濃加茂市、可児市を経て、午前6時に多治見市の東濃西部総合庁舎に到着した。午前6時30分に加藤氏と合流し、国道19号線を中津川市まで、さらに南木曽町から国道256号線へ入る。妻籠宿を通過して、南木曽温泉も通過し、その次の集落が蘭である。この蘭集落内の国道右側にある日石のガソリンスタンドの次の道を右へ入り坂を下って、集落内の旧道に入る。T字路を左折して、すぐに右折する道がある。そこを右折してさらに下ると、蘭川に架かる橋があり、渡るとすぐに南沢谷に架かる橋がある。この橋を渡って、すぐに左折すると南谷林道である。しばらくで。舗装もとぎれる。未舗装の林道を登って行くと、やがて、ゲートがあって、車は通行止めとなる。手前の左側に3台くらいの駐車スペースがあるので、ここに停める。8時21分に歩き始める。8時41分に「南沢本谷橋」という南沢谷に架かる橋に到着する。さらに、8時48分には本谷第1号橋、8時54分には本谷第2号橋を渡る。この橋を渡ってすこし行くと、林道が大きく右へカーブしているが、それを林道からはずれて直進すると、旧道(山道)の跡があるので、それを辿る。9時00分に林道から分かれて、わずかな踏み跡を辿る。帰りに確認したところによると、旧道は谷の左岸をそのまま登っているようである。我々は、すぐに谷を渡って、右岸を進んだので分からなかった。さて、南沢谷の右岸をさかのぼると、所々に、わずかに道らしきものがあり、9時33分「朽ちかけた木橋」が架かる場所に着いた。かっては、往来があったことを思わせる。しかし、相当痛みが激しく、高さは10mもないのであるが、渡るには勇気がいる。思い切って1人づつ渡った。これも帰りに気づいたのであるが、ちょうどこの「朽ちかけた木橋」のところで、谷が2つに分流している。われわれは、「朽ちかけた木橋」を渡ることに気をとられ、その後に続いている、割としっかりした道跡にそのまま進んでしまった。ここで、向かって右の谷に入るべきであった。林道から分岐したとき、そのまま左岸を進んでいたら、たぶん、ここで道を間違えることなく、向かって右の谷へ入ったであろう。我々は、「朽ちかけた木橋」から先の踏み跡がかなり明瞭であったので、かえって、自分たちの進んでいる道が正しいと思い込み、間違っていることすら気づかなかった。さて、そんな訳で、9時54分向かって右から続けて2つの沢が流れ込んでいる場所があり、踏み跡も不明瞭になってきた。そして、10時11分とうとう踏み跡はなくなる。なんとか谷沿いに登っていくと、10時24分、谷が2つに分流し、すぐに合流している場所を過ぎ、10時28分、谷が3つに分かれているところに着いた。真ん中の谷を選び、さらに登って行くと、やっと前方に稜線が見え、10時55分に稜線上に立つが、背丈以上の笹のため、見通しは全くきかない。木に登って確認し、右(西)のピークが高そうなので、右(西)へ行くことにした。すぐにピークへ着いたが、頂上らしくはない。さらに下って登り返すが、相変わらずの笹の藪で見通しが全く利かず、自分たちの位置すら分からなくなる。ここから(2つ目のピークあたり)やや左へ曲がって、南西の方角へ進む。そちらにピークがあるからである。ピークへ着いたら、木に登ってさらにピークを探し、そちらへ下って登り返すというのを4回ほど、稜線へ出てから繰り返しただろうか。12時30分に頂上とおぼしき場所に着いた。背丈を超える笹の藪は相変わらずで、木に登って確認すると、南側には富士見台や恵那山が見える。頂上に近いとは思うが、それらしき感じは全くない。案内書には、頂上は「低い笹原」で見晴らしはよいと書いてあるが、そんな様子は全くない。見たされぬ思いで、背丈以上の笹の藪の中で、ビールで乾杯し昼食をとる。1時25分には下山を開始する。下山の途中で、思いがけず、思いがけない物を発見した。な、なんと!!非常に立派な登山道があるではないか。稜線に出てから、我々は尾根上を忠実に辿ったのであるが、この道は尾根から清内路村側へ5〜10mほど下がったところについているのである。我々が笹の藪の中を辿ったのと殆ど同じルートで、尾根のすぐ下を平行して道があるのだ。藪の中は大変なので、それを下って行くと、「南沢高原1km」という看板が路端にあった。その→は反対の方向(登り)を指している。ちょうどそこで、下って来る登山者に出会ったので、訪ねてみると南沢山から下りて来たというので、我々もUターンして、2時05分に南沢山を目指す。登山道は、我々が笹の藪と格闘して辿った尾根のすぐ下を忠実に辿っている。我々はなんという余計な苦労をしていたのかと思いつつ、2時15分南沢山頂上に到着した。頂上に看板があり、左へ曲がると「富士見台へ4.3Km」となっている。我々が登って来た方は「清内路」である。下ると清内路村へ行くらしい。地図にある波線の道と思われる。富士見台と反対の方は「南木曾」と書いてあるが、入り口だけで10mも進むと背丈を超える笹の藪に完全に没し、道はない。山頂は三角点はないが、同じようなコンクリートの杭が路端に埋めてある。この付近は、案内書のとおり低い笹の原で、恵那山や富士見台、湯舟沢山が眼前に見える。反対の北側は笹が高くて見えない。我々が昼食をとった場所はすぐ北東であった。昼食の場所からあと100mも進めば、この頂上へ出ることができた。さて、何はともあれ、頂上へ着いたのだからと満足して、2時25分下山を開始する。2時40分には、「南沢高原1Km」という看板に着いた。ここで左の尾根へ登った。2時43分に尾根に着く。さらに尾根を辿って、2時50分に下り口に着いた。登りの時に目指した最初の稜線上である。ここから下って、2時55分には3つの沢が合流する場所に着いた。3時00分には右から沢が合流している所に着き、谷を渡って右岸から左岸に移る。3時05分には道らしき踏み跡が現れる。3時10分には左から2つの沢が連続して流れ込んでいる場所を通過する。3時23分には「朽ちかけた木橋」に到着、3時34分には林道へ出た。3時37分に本谷第2号橋、3時43分には本谷第1号橋、3時47分には南沢本谷橋を通過して、4時05分に車に戻った。帰りは中津川から多治見まで高速を使って、午後7時帰宅した。