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矢坪ヶ岳(873.3m)

平成8年5月18日()
 
美濃市
 
グループ
10       矢坪ヶ岳(873.3m)
11       今渕ヶ岳(1,048.4m)
 
                平成8年5月18日  曇り
 
 天気は曇り、決していい天気とはいえなかったが、雨は降らないだろうと予想して、午前9時頃家を出発する。美濃市内から洞戸美濃線を洞戸方面へ北上すると蕨生地内で矢坪谷が板取川に合流しているが、ここの小さな橋から右折して矢坪谷の上流を目指す。矢坪の集落まで道路が続いている。あとは山道になるのでこの矢坪集落の神社の手前に車を止める。登山口についてのは午前10時近くであった。すでに前にここまでは来ているので、登山口や駐車場はすぐにわかる。いよいよ登山開始である。右手に神社を見て、道を登って行くと舗装がとぎれ林の中へ入っていく。すぐに二手にわかれ、そこには大きな岩石があり、ゴミの不法投棄の看板があるが右へ行く。初めはいい登山道であり、しばらく行くと谷を渡る。この谷に架かる木の橋が崩れ落ちている。このあたりから山道になる。すぐに「矢坪岳山頂」という案内標識がある。標識どおりにそこを左に行き、直ぐに右に曲がると急な登りになる。あとはジグザグに登りながらどんどん高度をかせいでいく。30分ほど登ると「見晴らしのよい場所、あとは反射板があるだけ−山を愛する人たちへ−ナゴヤ後藤」という案内板がある。なるほどそこへ行くといま登って来た矢坪の集落や蕨生の集落、板取川がよく見える。そこで小休止したあと、急な登りを再開する。とにかくこの登りはきつい。しかし、登り初めから1時間ほどで、やっと左から来る尾根に合流し、ややなだらかになってくる。このあたりから笹が出てきてそろそろ頂上かと思い気を取り直して登る。ここから右手方向にしばらく行くといままで林の中で暗かったのが急にパッと明るくなる。切り開かれたようだ。そこからはすぐに頂上である。時間は1時間15分位か、11時15分である。頂上には反射板の基礎となったのかコンクリ−トの四角い土台が3個ある。その1つに腰掛けてラ−メンを作って食べる。山頂付近は霧がでていて眺望は望めない。霧はなくても山しか見えないのかも知れない。眺望はあきらめ、食事のあとさらに尾根を縦走し、今淵岳まで行くことにする。
 尾根道には目印がところどころにあり、それを拾いながら、さらに自分でも目印をつけながら進む。霧はいっこうに晴れそうになく、時には霧雨も降ってきた。目印も残り少なく、心細くなって来たが、単純な尾根道であり急な登りもないことからそのまま進む。したには相変わらず笹があり、また、この尾根が大昭和製紙の土地の境界になっている模様である。幾度も小さなアップ、ダウンを繰り返しながら少しづつ高度をかせいでいくようだ。自分の持参した目印がなくなってしまって、霧も深いし引き返すことも考えたが、古い目印が多少は残っているので、あとはそれを拾いつつ、矢坪岳から1時間15分程でやっと今淵岳に到着した。霧が深くて何も見えないが、もともとここでは、見通しが悪く眺めも良くないようである。小休止のあとすぐにいま来た道を引き返す。途中2度ほど道に迷いかけたが、自分の目印のお陰でなんとか無事に矢坪岳までついた。時間は午後1時30分である。帰りは今淵岳から矢坪岳まで45分くらいであった。さらに矢坪岳をあとにして下山を始める。ここは下りが急なので危ない。慎重に下り、やっと登山口についたのは、2時5分であった。35分で下った計算である。あとは、車に乗り込み帰宅する。自宅到着は午後3時15分である。疲れた。