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別山(標高)

平成11年11月5日()
 
岐阜県白川村
 
グループ
  銚子が峰(1810.4m)・三の峰(2,128m)
116       別山(2399m)
 
                  平成11年11月5日(金)晴
 
 この山は、白山登山道の途中の山で、しっかりした登山道はあるが相当遠い。案内書にも日帰りでは無理と書いてある。それで、銚子が峰、三の峰、さらに別山まで登って、無人の山小屋で1泊する覚悟で出かけた。早朝4時に家を出て、まずは、登山口となる白鳥町の石徹白地区を目指す。高富町、武芸川町を経由して、美濃市から国道156号線に乗り、白鳥町へ入る。長良川鉄道の北濃駅を過ぎ、道路標識に従って、前谷地区で国道156号線から別れ、石徹白への道を登って桧峠を越える。桧峠から坂を下って行くと、石徹白地区の三叉路に突き当たる。右へ行くと石徹白川に沿って下り、福井県との県境、九頭竜ダム方面で、右へ進むと白山中居神社を経て、白山登山口方面である。右折して道なりに進むと白山中居神社の正面の鳥居に突き当たる。右手は朝日添川で左手が石徹白川に沿った白山登山口への道である。後は道なりに狭い舗装路を石徹白川の上流を目指して進む。舗装路の終点に駐車場があり、20台くらいは駐車可能で、トイレも休憩舎もある。また、白山登山の案内板も設置されている。これによると、「神鳩の宮避難小屋」まで1時間40分、「銚子が峰」まで3時間30分、「二の峰」まで6時間、「三の峰」まで7時間、「別山平」まで8時間、「別山」まで9時間と気の遠くなるような時間が書いてある。この登山口に空が白みかけた午前6時00分に到着した。身支度を整え、6時18分に登山を開始する。始めは急な石段を登る。「いとしろ大杉」までは、この石の階段である。急な石段を登って、6時27分に「いとしろ大杉」に着いた。「いとしろ大杉」を右に見て、登山道は続いている。標識もあるので、安心である。さて、この「いとしろ大杉」を過ぎると、登山道は急な登りとなる。尾根へ直登しているようである。6時44分に尾根と思われる平らな道にたどり着く。そして、6時47分には「白山登山口から1Km」の標識杭の場所に着いた。さらに登ると6時50分にも平らな道になる。さらに6時53分にも道は平らになる。7時00分に小さな枯れ沢を渡り、急な登りを越え、7時08分に尾根に出ると、朝日が射してきた。このあたりにきて、やっと目指す銚子が峰の前峰(母御石)が見える。そして、7時09分に「白山登山口から2Km」の標識杭を通過する。すると、今度は7時14分「おたけり坂」という標識杭があり、名のとおり急な登り坂である。喘ぎ喘ぎ登ると、今度は「雨やどりの岩屋」という標識杭がある。これを過ぎると尾根上の緩やかな道となり、7時33分に「白山登山口から3Km」地点の標識杭を通過し、7時40分にやっと「神鳩の宮避難小屋」(水場)に着いた。ここで、小休止をして7時47分に出発する。はじめは石のごつごつした急な登りであるが、これを過ぎると県境の尾根に出て、ゆるやかになる。そして、8時04分に「白山登山口から4Km」という標識杭を通過する。するとまもなく坂が急になり、この坂を登り切ると8時15分、「母御石」に着く。そして、8時19分に1つのピークを越えると、「銚子が峰」は目の前である。8時32分に「白山登山口から5Km」地点の標識杭がり、8時33分に「銚子が峰」に到着した。本当によい天気に恵まれてありがたい。ここで、昼食(朝食?)をとることにした。途中に仕入れたコンビニ弁当である。ここからは、御嶽をはしめ、白い乗鞍、穂高連邦も見える。また、いつかは登りたいと憧れる、丸山、芦倉山、薙刀山、野伏山、願教寺山なども一望できる。また、これから目指す一の峰、二の峰、三の峰、そして別山まで、よく見える。尾根を延々と歩く道である。しかし、遥かに遠い。別山まで行けるのかと不安がよぎる。8時50分に出発する。8時51分に意味はわからないが「雲石ももすり岩」という標識杭を過ぎ、8時58分にはちょっとしたピークを越え、いったん下って、9時01分に「つなぎぶしの桧下り口」、「うえ田と笠場湿原下り口」という標識杭がある場所に着く。その下り方面を見ると、相当な急な下りである。とにかく先を急ぐ。9時19分に「白山登山口から6Km」という標識杭を通過し、休み休み、急な坂を喘登して、9時42分にやっと「一の峰」に着いた。なんというえらさか。しかし、ゆっくり休んでいる暇はない。さらなる「二の峰」を目指し、すぐに出発する。ここからもいったん下って、登り返すことになる。10時11分に「白山登山口から7Km」という標識杭を過ぎ、10時17分に「鬼の鼻面岩」の標識杭を通過すると、まもなく、10時19分に「二の峰」に着く。ここは峰のピークではなくて、その直下である。しかし、ここからもいったん下ってから、さらに登り返すこととなる。やがて、10時25分「水呑釈迦堂跡」(水場)という標識杭がある広場に着いた。ここから急な登りが始まる。とにかく、先を急いで、10時31分に「白山登山口から8Km」という標識杭を過ぎる。さらに急な坂をよじ登り、11時00分にやっと三の峰直下の「三の峰避難小屋」に着いた。先行者2人が食事休憩中であった。11時13分に「三の峰」(「白山登山口から9Km」、「剣ケ岩屋」の標識杭、室堂 9.5Kmという標識あり。)に到着した。ここで食事休憩をする。コンビニで仕入れたおにぎりである。すると、後から1人の登山者が登ってきた。その人も食事休憩のようである。見晴らしは抜群である。ここから眼前に別山と、その右手に雪をかぶった白山が見える。記念写真を撮り、別山を目指して出発する。あとから着いた登山者は、私が別山まで行くと聞いて、白山まで縦走するのかと、驚いていた。私が別山から引き返すというと、さらに驚いて、下山できないという。それで、「三の峰避難小屋」で泊まると答えた。テントやシュラフはあるのかと、心配してくれた。それらをありがたく受け取って、11時37分に別山へ向け出発した。ここからもいったん下って、崩壊した斜面のやせ尾根を登り返すことになる。12時10分に「室堂 8Km」の標識の場所を通過し、12時22分に「御手洗池」の標識のある平らな場所に着いた。同じ看板に「室堂 7.4Km、石徹白 16.9Km」と書いてある。また、登山道右手近くに池がある。「別山平」というのもここであろう。さらにここから急な尾根を登ったところが別山である。最後の力を振り絞る。途中で1人の登山者とすれ違う。13時00分に別山直下の「室堂 6.6Km」の標識を通過して、13時01分に別山頂上へ到着した。ここに別山神社もある。天気はよいし、眺望は四方八方思いのままである。時間もないので、記念写真のあと、13時11分には、下山にかかる。13時12分、「室堂 6.6Km」の標識を過ぎ、13時24分に「御手洗池」を通過する。13時30分には、「室堂 8.0Km」地点を通過、13時56分に「三の峰」(「白山登山道から9Km」、「室堂 9.5Km」地点)へ着いた。急坂を駆け下りて、14時01分に「三の峰避難小屋」へ着いた。ここでも2人の登山者が食事休憩中であった。しかし、この小屋を後にして、神鳩の宮避難小屋を目指す。神鳩の宮避難小屋」での時刻により、その小屋で泊まるかどうかを決めようと考えていた。この季節は17時には暗くなるであろうから、「神鳩の宮避難小屋」から下り1時間として、もし、16時まで小屋に着ければ、そのまま下山することに決めた。14時09分に「白山登山口から8Km」という標識杭を過ぎ、14時12分には「水呑釈迦堂跡」の広場を通過し、辛い登りを経て、14時16分「二の峰」にたどり着いた。先を急いで、14時17分に「鬼の鼻面岩」の標識杭を通過し、14時20分に「白山登山口から7Km」の標識杭を過ぎ、14時36分に「一の峰」に着き、ここで小休止した。14時48分に「白山登山口から6Km」の標識杭を通過、15時04分には「つなぎぶしの桧下り口」を通過し、ここからも辛い登りを経て、15時10分にピークを越え、さらに登りがあり、15時16分に「雲石ももすり岩」の標識杭を過ぎ、15時18分やっと「銚子が峰」までたどり着いた。携帯電話で家に電話するもつながらず、ほんの少々の休みで、15時20分には「白山登山口から5Km」の標識杭を過ぎ、15時29分に「母御石」に着いた。「神鳩の宮避難小屋」が見える。ここでも家に電話するもつながらず。15時35分に「白山登山口から4Km」の標識杭を通過し、
県境尾根から急な坂を下って、15時43分に「神鳩の宮避難小屋」に着いた。よかった16時まえである。ここでの泊まりはなしと決め、一気に下ろうと、ここでの休憩もなしで、先を急ぐ。15時47分に「白山登山口から3Km」の標識杭を通過、15時55分には「雨やどりの岩屋」を過ぎ、15時57分に「おたけり坂」の標識杭を過ぎて、16時01分に「白山登山口から2Km」の標識杭を過ぎる。16時02分に尾根から下り口を過ぎ、16時05分に枯れ沢を渡って、16時08分にはちょっとしたピークを過ぎる。16時11分に平らな道から下りに変わり、16時15分に「白山登山口から1Km」の標識杭を過ぎる。あと少しだ。しかし、足が重い。16時26分、「いとしろ大杉」に到着、16時32分に車に戻った。よかった。暗くなる前で。足はがくがくである。これで、車を運転して帰るのかと思うと、うんざりするが、無事往復できて、満足感と安堵感がある。車の中で残りのおにぎりを食べつつ、帰路についたが、国道156号線は美並村から東海北陸自動車道が通行不能のため、紅葉狩りの行楽客とかでひどい渋滞で、抜け道を選びつつ、19時30分ころに帰宅した。