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日照岳(標高)

平成11年11月21日()
 
岐阜県白川村
 
グループ
         日 照 岳
 
                    平成11年11月21日(日)晴
 
 寝坊して、予定より2時間遅れで5時30分に家を出た。目指すは御母衣ダムの尾神郷川である。国道156号線をひたすら北上し、ひるがの高原を越えて、牧戸へ。ここから左折してさらに国道156号線を北上する。やがて、国道は御母衣ダム湖へ流入する尾神郷川に架かる尾神橋を渡る。この橋を渡って、2つ目のトンネル「尾神2号トンネル」を抜けたすぐの右側に広場がある。そこに車を止める。ちょうどカーブのところで、その先もトンネル(洞門)であり、危険な個所ではある。その空き地の反対側に小さな沢がある。その沢沿いに送電線の鉄塔の巡視路がある。日照岳へはこの道をたどるのである。午前7時44分に登山を開始する。ちょうど登り口に小さな案内看板があり、鉄塔ナンバー93と86の表示が見える。道を登ってすぐに道が崩れており、その先の鉄の橋も先の集中豪雨の被害でひん曲がっている。その崩れた箇所を慎重に乗り越え、さらにひん曲がった鉄橋を渡り、木の梯子を登ると堰堤がある。7時47分に堰堤を越えて、さらに登るとすぐに三叉路がある。これを右へ進む。左は沢に沿った道で、左は尾根を直登している。この直登の道を登ると、7時59分、「ナンバー93」の鉄塔へ出る。右手に「ナンバー93」の鉄塔を見て、「白山36」という標識に従って、直進しジグザグに登る。すと、8時06分には2つ目の鉄塔が現れる。この鉄塔の左側を抜けて、さらに登り、8時15分に営林署の「境界杭ナンバー182」を通過し、8時18分に3つ目の鉄塔に着く。この鉄塔は尾根上にあり、大変視界がよい。眼下の御母衣湖がきれいに見える。さて、この鉄塔の下をくぐって、そのまま尾根を登ると、8時29分に営林署の「境界杭ナンバー194」を通過する。そして、8時36分にピークを越える。ここからわずかに下り、さらに道は尾根上を登っている。やがて、急な坂を登ると「やせ尾根」を通過し、左前方に尾根が見える。あの尾根と合流するのであろうと思われる。9時31分に、やっとその尾根と合流した。そして、道はここまでである。左の尾根に沿って道は下っている。ここから右手に見えるピークを目指して藪をこぐことになる。9時52分に肩のようなピークに着いた。営林署のコンクリート杭がある。ここからはさらにひどい笹と雑木の藪である。その藪をこいで、10時32分にピークに着く。ここからピークが見えるが、それが頂上だと思いこんで、さらに藪こぎに精を出す。相変わらず背丈を超える笹と灌木の藪である。さて、ピーク下の肩に飛び出す。いままでの背丈を超える笹が嘘のようにここは笹の背丈が膝までくらいしかない。そして、眼前にピークがある。11時28分、そのピークに到着したが、三角点はない。そして、その先前方に立派なピークがある。なんだあれが目指す日照岳なのかと納得する。しかし、ここからさらに1時間以上を要すると思われる。見た目には尾根上を簡単にたどれそうであるが、アップダウンがそうとうありそうだ。あるいは藪の加減では、2時間くらい必要かも知れない。あとは、時間との戦いとなろう。午後1時までに着かなかったら引き返そうと決めて、先へ進むことにした。尾根上を進むが、藪は思ったより深い。笹の高さが背丈を超えるのが辛い。笹の一部は雪の下になっているが、まだまだ雪の量が少なく、完全に笹が押さえられているわけではない。悪戦苦闘し、12時00分に中間と思われるピークに着いた。小さな1本の松の木がある。そして、やっとの思いで12時38分に主尾根に着いた。この手前に岩石がある。笹の原にポツンと1つだけあり、結構目立つ。先ほどのピークからも見える。ここから左へ曲がって、笹が雪の下になっている箇所を選んで主尾根をたどり、12時52分に頂上へ着いた。笹原の雪に下に三角点が埋もれていた。頂上はそんなに広い訳ではないが、まわりが刈り取ってないので、三角点を探すのに苦労する。見晴らしはすこぶるよい。白山やそれに続く別山が白く雪をかぶっている。とにかく時間がないので、早々に食事と記念写真を撮って、1時20分には下山を開始した。1時25分に主尾根からの下り口に着き、ここから右へ一気に下る。1時30分、1時33分とピークを越え、1時41分に1本の小さな松の木のピークを越える。さらに、1時44分、1時49分にもピークを越えて、2時00分に前衛のピークに着いた。最初に頂上と間違えたピークである。2時05分にピークの先端へ進み、2時08分に直下の肩まで下りた。さらに笹と灌木の藪の中を下って、2時25分にピークに着き、2時48分に営林署のコンクリート杭がある場所まで下りた。そして、2時53分にやっと道のある尾根へ着いた。ここから道を順調に下って、3時13分にピークを過ぎ、3時18分に3つ目の鉄塔、3時23分に2つ目の鉄塔を通過し、3時26分に1つ目の鉄塔(道に合流点)を通り過ぎ、3時31分に車へ戻った。暗くなる前に下山できてよかった。あとは、疲れた体にむち打って、車を飛ばし、途中渋滞にもめげず、6時ころ帰宅した。