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北ノ俣岳(標高)

平成12年11月4日()
 
岐阜県神岡町
 
グループ
       北 ノ 俣 岳(2,661m)
 
                     平成12年11月4日(土)快晴
 
 飛越トンネル → 神岡新道合流 → 寺地山頂上 → 避難小屋前
 5:40       6:59       7:40〜7:50   8:24
 
 → 神岡乗越 → 北ノ俣岳頂上 →  神岡乗越  → 避難小屋前
   9:54     10:05〜10:45    10:51      11:24〜11:43  
 
 → 寺地山頂上   → 神岡新道分岐 → 飛越トンネル
   12:12〜12::26    13:04       14:05
 
 念願の「北ノ俣岳」へ日帰りで登った。夏の日が長い時ならいざしらず、晩秋で日が短いこの時期に日帰りは無理かと思ったが、なんとか達成できてうれしい。 さて、「寺地山」と「北ノ俣岳」を目指して、前日の11月3日(金、文化の日)に出発する。昼食後の13時00分に家を出た。明日はいい天気との予報であるので気をよきして、一路北へ進路をとる。主要地方道関〜金山線を経由して国道41号線へ乗り高山市へ入る。そして、今晩と明日の食糧を買い入れる。そして、国府町から国道を離れ、上宝村への県道を行く。十三墓峠を経て、上宝村へ入り、役場の前をすり抜けて、国道471号線へ出て左折し、すぐ(100mほど先)に右折して双六渓谷方面へ進み、山吹峠への大規模林道へ入る。紅葉が実にきれいだ。観光客も車を止めて見入っている。夕暮れに映えて美しい。さて、大規模林道は金木戸方面への道を右に分岐して、山吹峠へいくつかのヘアピンカーブを描きながら、坂を登って行く。やがて、山吹峠を越えると神岡町へ入ると、「山之村牧場」があり、これを過ぎるとすぐ(左側)に「山之村キャンプ場」がある。今日の宿泊地である。入り口(右側)には高原の駅「天の夕顔」というレストランや「天の夕顔の記念館」、山之村の案内看板、トイレがある。17時00分にこの駐車場に車を止めて、夕食にかかる。このレストランや記念館、トイレは17時00分で閉まるらしくて、係りのおばさんが記念館、トイレのシャッターを下ろして帰って行った。こちらは、夕食を済ませて、トイレに行こうとしたが、すでにシャッターを下ろされてしまったので、大規模林道を隔てた反対側の「山之村キャンプ場」のトイレへ向かう。他のグループがキャンプをしているようだ。キャンプ場内には街灯がついているし、トイレを一晩中明かりがついている。水洗トイレだし快適だ。昨年の5月に天蓋山へ登りに来たときは、水洗ではなかったから、それから改築したのであろうか。空には満天の星が輝き、明日の快晴を約束しているようだ。安心して眠りにつく。さて、翌朝4日、4時05分起床、相変わらず空にはきれいな星が散らばっている。洗面のあと車をスタートさせ、大規模林道を岐阜・富山県境の「飛越トンネル」へ向かう。道なりに進めば迷うことはない。5時近くに岐阜・富山県境の峠にある「飛越トンネル」に着く。トンネルの手前左側に広い駐車場があり、右側には山之村の案内看板がある。この看板に北ノ俣岳登山道の案内もある。また、道路の両側にも「北ノ俣岳登山口」の看板もある。他の車が1台止まっており、側にテントが張ってある。これから登山をするのか?。さて、ここが登山基地であることは間違いないが、暗いため登山道の入り口が分からない。車のライトで何とか見つけた。トンネルの手前左側の広い駐車場の一番トンネルに近い方に「登山届ボックス」があり、その側に登山口がある。この「登山届ボックス」の壁に「北ノ俣避難小屋心得!1夏期シーズン中、土、日、祭満室多シ、利用予定者早目ニ小屋着サレタシ(10人程度)2パーティー登山者テント持参希望シマス」という看板がついている。登山道入り口には、「飛越新道起点」、「北ノ俣岳6:00H」、「避難小屋3:50H 水OK」、「有峰湖展望50分」、「急登遠見尾根出合20分」という多くの看板が掛かっている。さて、準備を終えているうちにもう1台の車が来た。これも登山者であろうか。こんな時間に来るのは登山者しかいないと思うが。満天の星の下、まだ周囲が暗い中、いよいよ5時40分に登山を開始する。日帰りという制約があるため、早立ちしないといけない。5時51分にトンネル上部の「遠見尾根出合」に着く。「芭蕉平へ1:10」という看板もある。周囲が明るくなってきた6時00分に送電線の鉄塔の横を通過する。坂を登って「くま洞峠1684m」を過ぎるとやがて「芭蕉平」へ着く。この付近、ものすごい湿地帯で歩くのに苦労する。さらに湿地帯の道を進むと、6:21頃になると左前方下に「有峰湖」が見え隠れするようになる。6時30分には急な下り坂となり、相変わらず湿地でいやらしい道の鞍部をすぎて登りにかかると、6時43分に檜の大木があり、「飛越新道1842m地点まで30分」、「仙人坂分岐35分」という2つの看板がくっついている。道はぐちゃぐちゃで登りにくいが、仙人坂を登って行くと、6時51分に「仙人三兄弟松長男」という面白い看板があり、6時54分に「飛越新道」の看板、6時57分に「仙人三兄弟松三男」という看板がある。次男の看板は見落としたのか?そして、6時59分に打保からの道と合流、「仙人峠」、「北ノ俣避難小屋へ2:00 水OK」、「飛越トンネル 仙人坂10分」、「打保」、「お花見平7分」という多くの看板がある。ここが飛越新道と神岡新道との合流点、仙人峠、1842m地点と言われるところであろう。さて、歩を進めて、7時02分に「此ヨリ お花見平←→鏡池平間 30分」という看板がある。7時04分に「お花見平」の看板を過ぎ、平坦ではあるが、草原や湿地帯の多い登山道で歩くのに難渋する。ここにこそ木道がほしいところだ。さて、7時14分に「野生動物保護区 岐阜県」という杭があるが、この杭はこれから先寺地山までところどころに見られる。そして、7時24分に「鏡池平」へ到着する。名前のとおり、青空と木々を映す池面は見事である。ここに「1842m地点45分、寺地山25分」という看板がある。そして、7時32分「北ノ俣→」「馬ノ背 寺地山15分」とうう看板の馬ノ背を通過、最後の坂を登り切ると、7時42分寺地山頂上へ到着する。丁度2時間の行程である。寺地山には登山道の真ん中に三角点と「中部山岳国立公園 寺地山 1996m 神岡町」という大きな看板がある。また、「1842m地点1:00、避難小屋1:00」という看板もある。ゆっくりしたいところであるが、先を急ぐので休憩の後、7時50分に出発する。少し下ると右手の方が開けて、はるかに雲海が奇麗に見える。坂を下りきると鞍部につき、7時59分「下のコル 寺地山15分、小屋45分」という看板がある。先へ歩を進め、8時18分に「やれやれ峠 寺地山1:00、小屋7分」という看板に着く。これも面白いネーミングである。右手はすごく切り立っている。8時21分には「池塘群」という看板があり、ここから林帯を抜け、早地帯となる。8時24分に避難小屋前の分岐点に着く。左は北ノ俣、右は避難小屋である。「北ノ俣山頂1:50」「避難小屋スグソコ 水あります」の看板がある。小屋はここからは見えないが、右へ少し下ったところのようだ。小屋は帰りにでも見ることとして先を急ぐ。ここから太陽を遮るもののない草原の急登となるが、北ノ俣岳が見えているだけに一向に近づいてこないので焦る。しかし、多数の「地塘群」は奇麗だし、背後の山々はどんどん下へと下がっていく。有峰湖も見えてくる。8時44分に沢を渡り、9時18分に「神岡新道」の看板がある。この当たりから植生が笹から低い松に」変わる。背後の山々は眼下に下がって行くが、とにかくきつい登りである。9時35分に「小屋1:10、山頂:30」の看板があり、やっとの思いで9時54分に神岡乗越のピークに着く。ここからわずかに下ると、9時54分三叉路がある。「右北ノ俣山頂、左太郎平小屋」「避難小屋1:20」「神岡新道 避難小屋←」という看板がある。そして右へゆるやかに登ると、10時05分、北ノ俣岳山頂である。万歳。避難小屋から1時間40分かかった。この間全くハードな登りである。しかし、山頂の展望はすばらしい。今日は快晴で雲ひとつなく、笠が岳、黒部五郎岳、槍が岳、三俣蓮華岳、双六岳、薬師岳・・・・思いのままの展望である。さすがに北アルプスの山々は違うと思う。さて、ラーメンを作って食べるが風のためなかなか湯が湧かない。なんとか、パンとラーメンの食事を済ませると、早速下山せねばならない。日帰りのためゆっくりもできないのだ。10時45分に下山にかかる。10時50分に神岡新道の分岐に着く。ここで1人の登山者と出会う。登山準備中に到着した車の人であろうか。言葉を交わし、10時51分に神岡乗越のピークを過ぎると、いよいよ急な下りにかかる。赤い屋根の避難小屋が見える。10時58分に「小屋1:10、山頂:30」の看板があり、11時03分に「神岡新道」の看板がある。植生が低い松から笹に変わるところだ。11時16分に沢を渡り、11時24分に避難小屋前に到着した。避難小屋に立ち寄り、水を補給して11時43分に出発する。11時45分に「地塘群」の看板を過ぎ、11時47分に「やれやれ峠 寺地山1:00、小屋7分」の看板、12時00分には「下のコル 寺地山15分、小屋45分」の看板を過ぎ、12時12分に寺地山頂上へ着いた。ここまで戻って安心し、おにぎりを食べ、小休止をする。12時26分に出発し、12時39分に鏡池平に着く。この手前で1人の登山者に出会う。寺地山までどのくらいかと問われ、すぐそこだと答える。なかなか寺地山に着かないので、やきもきしていたらしい。飛越トンネルから登ってきたとのこと。13時00分に「お花見平」を過ぎ、13時03分に「此ヨリお花見平←→鏡池平間30分」の看板を通過し、13時04分に「打保」への道と飛越トンネルへの道との分岐点に着く。1842m地点の仙人峠である。ここで3人のパーティが休憩中であった。この人達も飛越トンネルから登って来て、寺地山までいくとのこと。先を急いで、13時07分に「仙人三兄弟松三男」を、13時09分に「仙人三兄弟松次男」を、13時13分に「仙人三兄弟松長男」を通過して、13時17分に「仙人坂分岐35分」「飛越新道 1842m地点まで30分」の看板のところへ着く。13時21分には「此ヨリ仙人坂 至飛越トンネル」という」看板を過ぎ、13時30分にピークを越え、13時35分には右手後方に「有峰湖」が見え隠れし、13時39分に「芭蕉平」へ着く。「ここは芭蕉平 仙人坂へ30分」「飛越新道」の看板がある。13時42分に「くま洞峠 1684m」「飛越新道 寺地まで約2時間」という看板を過ぎ、13時51分に「有峰湖」が見えるピークを越え、13時52分に送電線鉄塔横の「飛越林道」の看板を越える。13時59分に「遠見尾根出合」に着く。登りの時は暗くて気がつかなかったが、「飛越新道」「芭蕉平へ1:10」「飛越トンネルすぐそこ」の看板がある。そして、坂を下って14時05分に登山口に着いた。あとは車を走らせるが、高山、久々野、萩原、下呂で大渋滞となり、19時00分に帰宅する。