錫 杖 岳()
平成14年7月21日(日)晴れ
前日の土曜日午後から出発し、上宝村の荒神の湯で車中泊とした。露天風呂に入り、川辺で夕涼みをして、寝る。早朝は雷雨であった。寝坊しすぎて、出発は5時30分になってしまった。
槍見温泉旅館のところで橋を渡る。渡ったところが中尾高原口である。橋のたもとの駐車場にやっと1台のスペースを見つけ車を止める。全部で30台くらい止められるだろうか。準備をして、5時58分に出発する。予定より2時間の遅れだ。これが、後ほど大問題を引き起こす。6時03分には槍見旅館の裏手の登山口に着いた。ジグザグに急登し、6時23分には尾根に着いた。ここから右手にクリア谷を見てトラバース気味に進む。6時28分には岩場を越え、6時38分にはまた尾根上に出て、右にクリア谷を見てトラバース気味に進む。6時40分にクリア谷に出てこれを渡る。左に谷を見て登ると、6時49分には支谷を渡る。6時57分には「槍見温泉へ1.5Km」という黄色の看板を通過する。7時06分には「槍見〜笠ヶ岳コース」の看板がある場所を通過する。7時19分には錫杖沢の出会いに着いた。見上げるほどの急な沢でこんなところを登るのかと、一瞬足がすくんだ。
ここで休憩し、7時31分にクリア谷を渡って、錫杖沢を登る。沢の左岸に道が有ったのでこれをたどったら、8時18分には岩壁直下についた。どうも最初の二俣の沢分岐を右の沢に登ったことになるが、これは登山道でなくてクライミング用の道らしい。左にたどると枯れ沢があった。これをまた岩壁直下まで登り、左手トラバースすると、9時10分にまた谷にでた。9時30分にはこの谷の上部へ出て(岩壁の直下)トラバースし、9時37分にやっと目指す谷に下り立った。この谷もすごい急な谷で登れるのかと躊躇する。しかし、なんとか登り切り、10時04分に笹の生い茂る稜線に出た。10時32分には大岩に出て、右岩で左へ回り込む。11時02分にやっと頂上である。頂上は狭い。霧があって、時折ガスの切れ目から下界や周囲が見渡せる程度である。写真と昼食をすませ、11時34分に下山を開始する。11時59分には稜線からの下り口に着いた。そして、草付きの急斜面を下山中、滑落した。そして、落石で左手首を切傷した。出血がひどくなかなか血が止まらない。救助を要請しようにも携帯も持ち合わせていなかった。とにかく急いで下山することとした。
13時02分に笠ヶ岳への登山道に合流した。13時22分にクリヤ谷を徒渉した。13時57分に車に着いた。