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唐塩山(標高)

平成9年9月5日()
 
岐阜県加子母村
 
グループ
          唐 塩 山(1,609m)
 
                       平成9年9月5日(金)晴れ
 
 先日、高時山へ登ったときに行こうとしたが、行けなかった唐塩山へ登ることにして、6時20分に家を出る。高時山へ登ったとき、加子母村の国道257号線側から「木曽越峠」を目指したが、途中で登山道が消えてしまい苦労したので、今日は付知峡の「渡合温泉」から「木曽越峠」を目指すことにして、国道257号線から付知峡へ入り一番奥の「渡合温泉」まで車で進入する。渡合温泉野営場に着いたら、そのまま直進し、キャンプ場の受付(案内所)の前を通って、「渡合温泉」の案内に従って橋を渡り、林道を進んで行く。橋を渡ってすぐに、道は二つに分かれ、右へ行くと渡合温泉であるが、ここを左へ行く。するとすぐに、営林署のゲートがある。そこに2〜3台の駐車スペースがあるので、そこに車を止め歩き出す。時刻は8時37分である。しばらく行くと、右側に木造の貯水タンクがある。さらに進んで、8時48分には、右側に「職員の山」という看板がある場所に着いた。そこを過ぎて、8時51分に大きな橋を渡る。さらに進むと9時03分に広場と作業小屋があり、林道が2つに分かれている場所に着く。左は「高時林道」という標識があるが、今日の目標が「高時山」でなくて、「唐塩山」であるため、ここを右へ行った。しかし、あとでわかるが、これが失敗の元であった。「高時山」にしろ「唐塩山」にしろ、途中の「木曽越峠」までは同じ道なのであるから、当然高時山林道でいいはずなのに、何を勘違いしていたのであろうか。とにかく間違いに気付かないまま、右の林道を10分くらい歩いて、9時13分には林道終点である。左側に大きな砂防堰堤がある。その山は一面伐採してあり、山道らしきものがあったので、それを登ることにした。おびただしい「タラの木」がある。ここならタラの芽がたくさん採れるのにと思いながら、トゲを避けつつ登る。伐採の尾根へ登ると、あとは笹と雑木の藪の中を、さらに高い方を目指して登る。藪と悪戦苦闘しながら、やっとの思いで、尾根上の道に到達した。すでに時刻は11時11分である。林道の終点から実に2時間を要している。この尾根道を左(南)へ行けばよかったのに、ここを右(北)へ行ったのが、第2の間違いであった。尾根道は切り開いてあり、歩きやすいが結構アップダウンもある。11時28分には巨岩があり、展望のよいところを過ぎ、さらに10分程歩いて、11時37分に林道を横断する。さらに尾根上を道は続いている。ここから大きな岩塊や笹原のアップダウンを繰り返し、先へ進んでもあるのは営林署の境界杭ばかりで、一向に「三角点」がない。12時45分「前山」とおぼしきピーク(営林署の境界ナンバー95)へ到着した。「唐塩山」をあきらめて、ここで昼食を取った。休憩のあと、さらに先へ進んで見たが、やはり唐塩山はない。営林署の境界ナンバー(101支8)というピークで引き返すことにした。時刻は1時33分である。昼食場所を1時45分に通過し、2時54分には林道を横断、3時03分に見晴らしのよい巨岩を過ぎて、3時13分に登ってきた林道への降り口に到着した。しかし、尾根上の切り開いた明瞭な道に比べてあまりの藪に閉口して、尾根上の道を行けば、「木曽越峠」へ通じているはずだと考え、藪を下らず、尾根道をそのまま進むことにした。ここから約20分歩くと、なんと、「唐塩山」の頂上があるではないか。なんたることか。藪を登って、尾根に出たとき左(南)へ行っておれば、すぐに頂上に到着していたわけである。全く大失敗である。しかし、すでに時刻は3時24分であり、ゆっくりもしていられないので、記念の板を取り付けてすぐに下山にかかる。そのまま、尾根道を「木曽越峠」を目指して歩き始める。ほんとに道があっているのか、もし、間違っていたら引き返さなければならないという不安を胸に先を急ぐ。いい加減不安で胸が一杯になった3時54分、ようやく2体の地蔵様の安置してある「木曽越峠」に着いた。安堵で胸をなでおろした。ここで右へ降りると木曽谷方面であるが、左に曲がり渡合温泉方面へ降りる。4時02分には谷が現れ、これを渡る。そして4時04分高時山林道へ出る。ここで、林道は左へ大きく曲がっているのであるが、その右側に「木曽越峠登り口」の看板がある。最初からこちらの林道へ入っていれば、簡単であったのにと後悔した。あとは林道を歩き、4時11分に橋を渡り、4時25分には広場と作業小屋のある三叉路、つまり、登りの時に道を間違えてしまった三叉路に到着した。4時34分には橋を渡り、4時46分に車に戻ることができた。あとはますぐ自宅へ向かい、7時過ぎに帰着した。