高 樽 山(1,673m)
平成11年3月20日(土)雪
高樽山へ登るため、午前5時30分に家を出る。井出の小路山へ登った時と同じように、関市から国道418号線で川辺町へ出て、そこから国道41号線で白川町へ、白川町から右折して、主要地方道へ入り東白川村を抜けて加子母村へ出る。ここで右折して、国道257号線に乗り、付知町へ入って案内看板に従って左折して、付知峡をさかのぼる。付知峡をさかのぼると、付知町から加子母村へ入って、さらに進み、赤石園を過ぎると、赤い橋があり、右岸から左岸へわたる。橋をわたってしばらく進むと、右へ分岐する林道があり、そこに営林署の1m四方くらいの看板があり、駐車するのに適当な広場もある。広場には乗用車は10台くらい駐車できそうである。さて、ここが井出の小路口という所らしい。井出の小路林道は営林署がゲートを設けているので、一般車は通行できない。したがって、ここから歩くしかないのである。ここに駐車して、午前7時16分歩き始める。天気は曇りでどんよりとした雲が広がっており、青空は望めない。7時29分に「千両のぞき」という看板の場所を通過し、7時43分には舗装が現れた。するとすぐに四つ辻へ出る。時刻は7時45分である。ここで、井出の小路山へ向かう林道と高樽山へ向かう林道が分岐するのである。ここで、大きく左へ曲がるとすぐ左手に作業小屋がある。ここから約1時間延々と林道を歩くのである。途中から雨が降り出し、すぐにみぞれから雪に変わった。合羽を着て、歩き続けるが、風も強くなって、相当寒い。高樽谷が眼下遥かに見えるようになると、やがて、午前8時40分、橋に到着する。白いガードレールのある橋であるが、橋のカードレールに「標高1100m」とマジックで書いてある。その橋のすぐ先で林道は二つに分岐している。左の道は下へ下りているので、当然に右(直進)の林道へ進入する。さらに進むと8時51分にまた橋が現れる。同じような白いガードレールのある橋である。これを過ぎてすぐ(8時56分)に林道はヘアピンカーブで、360度右へ大きく曲がる。やがて、9時02分左から谷が流れ込んでおり、林道はこの谷をわたって大きく右へカーブしている。この右手に作業小屋がある。このまま、林道を進めば良かったが、近道をしようとこの作業小屋のところから林道を離れて左の山道を登った。これが失敗で、最初は踏み跡があったが、すぐに無くなり、あとは谷を登った。9時08分に砂防堰堤があり、さらに登ると、9時25分、砂防堰堤の工事中があり、谷を登れなくなった。ちょうど作業員がいて、右へ登れば作業道があり、林道へ出られると教えてくれた。それを登って9時38分にやっと再び林道へ出た。あのまま、林道を登ってくれば、距離は長いがこんな苦労はしなくて済んだのにと思う。しかし、時間は稼げたとも思う。とにかく、林道をさらに歩く。このあたりからは、さらに雪がひどくなり、積雪のある道路にさらに新雪が積もり始めていた。ちょうど10時00分に「真弓峠」へ着いた。峠には営林署のゲートがある。ゲートを越えて、長野県側へ出ると、これまた立派な林道がある。県境の長野県側の山腹をえぐって走っている。さて、ここから右手の尾根を登ることになるが、熊笹に覆われて、道は全くない。とにかく、しゃにむに尾根へ登って突き進む。幸い残雪があり、熊笹は多少は雪の下になっているのでその分歩きやすい。雪はさらに激しく、横殴りの風が強く吹いて、大変こたえるが、そんなのにかまっていられない。がむしゃらに登る。やがて、11時00分最初のピークに達した。ここからはほぼ平らで傾斜はないようだ。やや右手の方向へ曲がって進むと、「頂上かな?」と思うような杭があるが、どうも違うようだ。さらに右への方向に高みが見える。一旦下って、さらに登り返すことになる。あれが頂上でなかったら、今日は諦めて帰るしかないと決めて最後の力を振り絞る。そして、11時10分、あった頂上だ。よかった。吹雪のため視界が悪く、また、寒くて、体力的にも展望を楽しむ余裕などない。記念写真をとり、食事もできず、11時22分、そのまま下山にかかる。11時32分に最初のピークへ到着し、あとは一目散に下りに下って、11時50分に真弓峠へ着いた。林道をひたすら歩いて、12時24分に作業小屋を通過し、12時31分に白いガードレールの橋を通過、12時37分に林道の分岐点と白いガードレールの橋を通過する。雪は相変わらず降り続き、道路にもすでに10センチくらいの積雪がある。雪降る中を歩き続けて、1時37分にやっと井出の小路山への林道との「四つ辻」へ着いた。1時42分に「千両のぞき」の看板を通過して、2時00分にどうにか車へ戻ることができた。車中で昼食を済ませて、2時30分に帰路につき、帰宅は5時であった。