芦 倉 山( m) 50
平成14年4月6日(土)快晴
国道156号を右折し、県道石徹白前谷線を上って桧峠を越え、下りきると県道白山中居神社朝日線にぶつかる。このT字路を右折して、石徹白集落内を進むと、やがて白山中居神社の鳥居にぶつかる。ここで右折して林道へ入り込む。鳥居から約900m進むと、朝日添川に架かる朝日添橋があるので、この橋を渡ると、T字路で右折すると朝日添川添いの林道で、左折すると朝日添川の右岸を下り、やがて保川と合流して保川左岸添いの林道となる。当然左へ曲がり、約1.1Km進むと、今度は保川に架かる橋があり、左岸から右岸へと渡る。この橋からさらに約1Km進むと、左手に「水源かん養保安林」の看板があり、その奥に砂防ダムがある。ここから約400m進むと、林道は二俣になっている。直進は保川の右岸添いの林道で、左折すると保川の支流添いに尾根へと駆け上がる林道である。直進の林道は除雪してなくて、残雪がすごいので車での進入は不可である。そこで左折する林道を登る。少しでも林道で高度を稼ぎ、後は適当な所から尾根へととりつくことにした。左折してから約約1.2Km登ると林道の看板があり、「初河山線 保安林管理道 この道路は保安林管理道です。関係者(工事関係者、山林所有者等)以外の車両の通行はご遠慮ください。通行して事故があっても責任を負いかねます。岐阜県」と書いてある。ここで下車してもよいが、これを無視して進むと、約500m進んだところで、もう除雪がしてなくて雪の壁に阻まれて通行不可となる。少し戻って適当なところから尾根へあがろうとした。結局、「初河山線 保安林管理道」の看板から300m登ったところで、車を止めて右手の尾根へと登ることとした。現地着が4時00分であった。仮眠して薄明かりの中、準備をして5時30分に出発した。背後には真っ白な野伏山や薙刀山などがせり上がってくる。そして、5時57分に尾根の先端にたどり着いた。ちょうど太陽が山端から昇っるところで、小休止してご来光をみた。ここから前方に目指す芦倉山が見える。6時07分に出発し、緩やかな坂を登っていくと、6時20分に台地状の平坦地に着いた。ここからは芦倉山がさらに威風堂々とみることができる。その手前にコブが3つほどあるようだ。6時32分に1つめのコブに着いた。台地状の平坦地から見えていたコブである。ここから少しの下りがあり、6時38分に鞍部を過ぎると、登りに転じ、急な坂を登って、7時03分に2つ目のコブへとたどり着いた。さらに7時27分に3つ目のコブに着き、あまりの空腹に耐えかねてここでおにぎりを2つ食する。野伏山や願教寺山そして大日岳、天狗山が実に美しく見える。7時37分に出発し、7時47分に4つ目のコブに着いた。ここから最後の登りを喘登し、8時06分に芦倉山の頂上に着いた。雪に覆われたドーム状の頂上が美しい。食事をして御岳、乗鞍、穂高連峰、槍ヶ岳、白山、別山、銚子ヶ峰、野伏山、大日岳など、360度の展望を楽しむ。そして、8時48分に下山にかかる。8時56分に4つ目のコブ、8時59分に3つ目のコブ、9時07分に2つ目のコブと下り、9時15分に鞍部を通過し、少々登りがあると、9時18分に1つ目のコブに着いた。植林地は下からここまでである。この上は植林がしてなくて、雑木林である。9時28分に台地状の平坦地を通過し、ゆるやかに下ると、9時38分に得根の先端に着いた。ここから急坂を一気に下って、9時48分に車へ着いた。
今日は単独行ではない。午前4時00分に郡上総合庁舎で待ち合わせたが、相手がなかなか来ない。結局、揃ったのは4時20分であった。すぐに出発して、国道156号線を北上し、前谷から左折して、桧峠への道を登る。石徹白に入り、T字路を右折して、白山中居神社に突き当たる。ここを左に曲がって、朝日添川に架かる橋を渡って、石徹白川の左岸の林道をさかのぼる。そして、終点の白山登山道の駐車場に5時20分に到着した。大杉広場と名前が付いている。白山登山道の地図の看板が掲げてある。休憩舎と水場もあり、公衆便所もある。登山基地としては立派なものだ。すでに1台車が止まっていたが、どうも魚釣りのようだ。我々は、準備の後、5時40分に「いとしろ大杉」への階段を登り始める。そして、430段の階段を登り詰めると、5時47分に「いといろ大杉」に着いた。さらに急坂を登って、6時00分に尾根上に到達し、平坦な道となる。そして、少し登り坂を登ったところに「登山口から1Km」という表示杭がある。ここへは6時05分の到着である。ここで10分間休憩し、6時15分に出発する。6時25分に枯れた沢を渡り、とたんに急な登りとなる。6時31分に坂を登りきり、平坦な道となる。そして、すぐの6時32分に「登山口から2Km」という表示杭がある。ここで少々休憩し、6時44分に出発する。6時48分に「おたけり坂」という表示杭を通り、急な坂を登ると、その坂の途中に「雨やどりの岩屋」がある。この岩屋を6時52分に通過し、7時04分に「登山口から3Km」という表示杭がある。ここでも10分ほど休憩し、7時12分に出発する。所々に残雪がある。そして、すぐの7時16分に神鳩の宮避難小屋に着いた。小屋の東側の山腹(尾根)には残雪がある。天気は曇りであるが、霧がひどくて母御岩はもちろん、初荷山すら見えず、もちろん丸山の手前の山も見えない。ここから白山登山道を離れ、山腹を横切って、対岸の母御岩から伸びる尾根に7時33分にたどり着いた。白山登山道をそのまま尾根の分岐点まで登って、そこから尾根を下ったほうがよかったのに、三角形の1辺を通って、時間と距離と労力を稼ぐつもりが、かえって時間も労力も余計に費やしてしまった。尾根上には残雪がいっぱいだ。雪が消えて藪の出ている山腹よりも、残雪の上を歩いたほうが楽だ。さて、ここからが大変であった。霧が災いして、道に迷ってしまったのである。一旦、鞍部へ下ってから登り返すのであるが、下る方向を間違えて、右(南)へ寄りすぎ、100mも下ったところで、霧がわずかに晴れ、その間から見ると、なんと、先ほどの避難小屋が対岸に見えるではないか。まるで正反対の方角へ下ったことになる。当然ながら、さっそく、登り返すことにした。そして、8時15分までかかって登り返すと、先ほど下った残雪のある尾根へ出たのであった。約1時間もの時間のロスである。ここで少し霧が晴れて来て、目指すピークが見えてきたので、気を取り直して、そのピークを目指すこととした。だいたいは残雪があり助かったが、所々で藪がでており、途中8時45分から8時53分まで休憩し、やっとの思いで9時00分にピークへ着いた。ピークは残雪がびっしりある。ここから目指す「丸山」が見えてくる。これなら迷うことはないであろう。尾根筋はだいたいは残雪があるが、所々で緑の藪が見える。さて、丸山を目指して残雪の尾根上を進む。9時12分には小さいピーク(残雪あり)を越えて、9時18分には左からの尾根と合流し、雪の尾根を登って行く。霧が晴れて丸山が見えるので、気は楽だ。途中藪の出ているところで、9時25分から9時31分まで休憩し、残雪の上と藪の中を交互に繰り返しながら、10時10分に丸山の頂上へ着いた。万歳である。頂上へたどり着くことができてよかった。別山の頂上付近にはまだ霧がかかっていたが、その他はよく見えた。芦倉山を見ると登頂の念にかられる。今度はあの山を登るのだ。さて、3人で昼食をとり、記念写真を取り合い、昼寝もして、1時間半も休憩し、11時10分に下山にかかる。11時59分には鞍部へ到達し、12時03分には右への尾根を分岐するピークを通り、12時07分にもピークを通過し、12時19分に「丸山」の見納めとなるピークを通過する。そして、12時37分に母御岩から伸びる尾根上に着いた。登りには迷ったところだ。ここからは、往路のように山腹を通らず、尾根上を2つの尾根の合流点(白山登山道へ出るところ)まで、登ることとした。12時47分に白山の登山道へ出て、12時50分に神鳩の宮避難小屋へ着いた。ここまでくれば一安心である。水場へ下りて水を補給した。水場まで下り3分、登りは4分である。ここで3人のパーティが下って来た。名古屋から来て、9時30分に登山口を出発し、銚子が峰まで往復して来たという。ここで昼食らしい。我々は、13時15分に小屋を出発し、13時19分に「登山口から3Km」地点を通過し、13時31分に「雨やどりの岩屋」、13時33分に「おたけり坂」を通る。13時36分に「登山口から2Km」地点を通過し、13時40分に「枯れ沢」を渡る。13時48分には「登山口から1Km」地点を通り、13時57分に「いとしろ大杉」についた。ここで写真を撮って休憩し、14時10分に出発すると14時15分に登山口へ下りたった。疲れた。