滝 波 山(1,413m)
平成10年6月7日(日)晴れ
平成10年5月31日(日)、6月4日(木)、6月6日(土)と、過去に3回挑戦して、結局、頂上に立つことができなかったこの山である。4度目の挑戦になる今日こそ頂上まで、と意気込んで出かけた。でも、早朝に雨が降っていたこともあって、出発は遅くなって、午前8時45分であった。板取村の「杉島荘」という魚の釣り堀のある所を過ぎ、島口集落からさらに林道を進む。集落内では、島口谷の左岸に林道は走っているが、集落を過ぎて、「昴の里」という別荘地を左に見ると、林道は橋を渡って右岸へ延びている。さらに谷沿いに進むと、1本の林道が左の尾根へ上がっている。それをやり過ごして直進すると、また、林道は左の尾根へ上がっている。直進の林道は藪がひどくて進めない。その三叉路に車を止める。そして、藪のひどい直進の林道を歩くことになる。時に9時42分であった。さて、道は谷の右岸を進んでいる。すぐに崖崩れの場所がる。そのすぐ奥で谷沿いの道が山の中腹へはい上がっている。谷沿いにも釣り人が付けた踏み跡もあり、谷添いの道でも良いが、中腹の道に登った方が良いだろう。さて、10時17分には涸れ谷を渡る。そして、10時23分には左から1本の谷が流れ込んでいる。その谷はすぐに小さな滝がある。その谷を越えると、道はジグザグに中腹へ登って、さらに本流の右岸を進んでいく。10時43分に左から小さな沢が流れ込んでいる。それを越え、しばらく行くと、左から谷が流れ込んでいる。これが白木谷であろう。そして、右の谷がセイ谷であろう。この分岐点に「滝波山」という立て看板がある。時刻は10時54分であった。ここで、左の白木谷へ入り、谷の右岸にある踏み跡をたどる。案外、明瞭な道である。道は、すぐに谷筋から小さな尾根へ上がっている。そして、尾根から下りたところで小さな沢を渡り、さらに谷沿いを進むと、11時20分には、また、谷筋をさけ、尾根へはい上がっている。11時27分に再度谷へ下りると、そこで、谷が二つに分岐している。ここで、左の支流に入る。谷沿いに踏み後やら、目印やらがあり、さらに木の枝を折って目印にしてあるのもあり、それらをたどる。やがて、右手(谷の左岸)の尾根へと道は上がっているので、それに従う。笹が生い茂って登りつらい。笹がなくなるころに左の尾根へと横切る。ここから笹はなくなり、歩きやすいが、傾斜が相当急になる。喘ぎ喘ぎ長い登りを登ると、12時45分ころにやっと背後の山が見えるようになる。頂上は近いのかと思わせる。尾根筋は多少ナタで切り開いてある。1時15分には平らな場所に出た。ここが頂上かと思いきや、さらに前方に土手がある。それをはい上がったが、大きなブナの木はあるが、三角点らしきものはない。しっかりした目印があるので、それを右へたどったが下っている。それで、反対の左へたどると、1時38分、頂上の三角点に到着した。三角点の周りは刈り取ってある。三角点は平坦な頂上の南の端の方にある。南側の展望は素晴らしいが、反対の北側は展望できない。それでも、十分満足させるだけの見晴らしである。みれば、わずか前に福井県の山の会「四十雀」というパーティが登頂したようである。もう少し早く登れば出会ったものをと残念である。4時間近くかかり、帰りも心配なので、食事や、記念撮影を早めに切り上げ、2時07分に下山にかかる。帰りは登るときに自分が付けた目印をたどる。2時43分に谷へ降り立ち、2時47分に白木谷との出会いへ出て、そこから尾根へ上がり、2時53分には尾根から下る。2時57分に小さな沢を渡って、尾根へ上がる。尾根から下りて、3時03分にはセイ谷との出会い(「滝波山」の立て看板あり)に着く。3時07分に小さな沢を越え、3時16分には滝のある谷との合流点を過ぎる。3時21分に涸れ谷を二つ越え、3時31分には崖崩れの場所を通り、3時36分に車に到着した。帰宅は5時であった。