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美濃俣丸(標高)

平成13年5月4日()
 
岐阜県藤橋村
 
グループ
           美濃俣丸(1253.8m)
 
                    平成13年5月4日(金)曇り
 
 
 昨日「願教寺山」へ登ろうとしたが、雨の天気予報(実際も雨)のため、断念した。今日は、良い天気予報なので、美濃俣丸を目指す。3時30分に家を出て、国道303号線を西進し、揖斐川町、久瀬村、藤橋村と通過し、横山ダムで左折して坂内村へ入る。この4月25日に開通した八草トンネルを通り抜けるつもりだ。先ずはトンネルへの峠道を登って行く。トンネルの前後の取付道路が未完成なので、この間が大変なのだ。トンネルの中を走っている時間は確かに3分である。しかし、トンネルを抜けてからもジグザグの峠道が続く。金居原の集落内を抜けると2車線のいい道となった。木之本町で右折して、北国街道(国道365号線)へ乗る。そして、北陸自動車道と並行して走った後、峠を越えて、余呉高原スキー場を過ぎると、滋賀県と福井県の境である。坂を下っていくと、今庄365スキー場を越え、今庄町の大門地内で国道を右折する。ここに「夜叉ヶ池」、「広野ダム」の案内標識がある。すぐに右手に「そば道場」が現れる。この横を通って、「荒井」、「八飯」、「宇津尾」、「橋立」、「広野」と各集落を通り抜け、さらに進むと坂を登って「広野ダム」へ出た。右へ進むと「夜叉ヶ池」への登山口で、ここを左へ行く。ようは、ダムの湖畔をぐるっと一周しているので、どちらでもよいのである。左へ進んで、最初の三叉路を右へ行き、次の三叉路を左へ行く。ここで右へ行くと橋がある。大河内川に架かる「二ツ屋橋」である。さて、この大河内川の右岸をさかのぼると、また、三叉路があるので、右へ行く。この三叉路で川が合流しているが、大河内川と鈴谷川である。右への林道が鈴谷川である。この鈴谷川の右岸の林道を行くと、すぐにS字カーブがあり、相当な悪路を登って行く。しばらくで三叉路があり、左の道はS字カーブで左の山腹へかけあがっている。それで、右へ曲がって鈴谷川を渡り、鈴谷川の左岸へ移る。さらにS字カーブの上部で崖崩れのため、通行不能となる。S字カーブのところに2台ほどの駐車スペースがあり、すでに1台滋賀県ナンバーの車が止まっていた。山登りか、魚釣りの車か。とにかく、その横に車を止める。準備をして、出発は6時52分となる。先ずは、林道を歩いて登って行く。砂防ダムが連続してあり、タラの芽も少々ある。7時04分には、林道も終点となる。その下に砂防ダムがあり、ダムの上部で谷は2股に分かれている。谷へ下りてみたが、道らしきものはない。それで、林道終点へあがり、谷の右岸の尾根を目指して登ることとした。雑木林の中を登ると、8時02分には、左からの尾根と合流する。さらに登って、8時10分には、尾根の先端とおぼしき場所に着いた。8時36分には2つの尾根の合流点となり、やや平坦地となる。高い所を目指して登るが、このあたりは平坦で笹と雑木林の混在で、迷いやすいところだ。さて、9時15分にははっきりした(やせた)尾根上に出て、9時38分には、大木が1本ある場所を通過して、9時55分には、また、頂上かと間違うような平坦地へ出た。周囲は霧のため見えない。わずかに霧の薄いところから、前方やや左手にさらなる高い場所が見えるので、それを目指す。一旦、少しだけ下って、鞍部の残雪の上を渡り、急登すると、腰高の笹原の広がる平坦地に出た。これが頂上だ。10時53分にわずかに開かれた笹原の中に三角点を見つける。「美濃俣丸」の標識もある。天気は曇りで、霧があり周囲は見えない。食事の間にわずかづつ晴れる霧の合間から展望を楽しむ程度である。それでも下山するころには、天気も晴れてきてよく見えるようになった。11時44分には下山にかかる。急降下したあと、12時04分にはコブを越えて、12時09分には頂上かと間違えそうな平坦地に着いた。さきほどは、霧で見えなかったが、天気が良ければ正面に「美濃俣丸」の頂がはっきり見えるのに。ここで、「美濃俣丸」の頂きも見納めとなる。ここから下るともう頂上は見えないのだ。12時16分には、大木が1本ある場所を通過する。12時27分には尾根の先端とおぼしき平坦地を越える。この付近は笹と雑木林が混在している。12時40分にまた、尾根の先端に着き、右への尾根を分岐する。ここから笹は薄くなり、雑木林のみとなる。13時00分には旧道跡とおぼしき山腹を横切るボタに着いた。13時09分には、林道終点に下りたった。ダムがあり、谷が二つに分かれているところだ。そして、13時20分には車に戻った。あとは、来た道をそのまま戻るのみだ。ただ、往路と違うのは、余呉町から木之本町の国道303号線へ抜ける県道を通ったことだ。しかし、ひとつの誤算は、八草トンネルまでの細い国道303号線とトンネルを越えた後のすれ違いの困難な国道303号線だ。すれ違いが難しいため、渋滞しなかなか進めない。こんな山奥で渋滞に遭うとは思わなかった。行くときは早朝のため渋滞がなかったのである。待避所はあるが、お互いに突っ込んで来るし、3〜4台しか入れない待避所に5〜6台も入ろうとするので、たいへんなのだ。これを抜けるのに30分を要した。しかし、帰宅は4時30分で、結局3時間で帰ったことになる。やはり、関ヶ原廻りよりは早いのであろうか。