離 山(916.6m)
平成20年12月14日(日)雨のち曇り

今日は、いままで通った奥三河の山々の一応の区切りとして、最後の山、離山と岩岳へ向かった。まずは、離山である。愛知県の山としては、最も厳しい、難易度の高い山とされているらしい。そんな山に雨天を覚悟して出かける物好きも私くらいのものか?なんといっても普通は最初から「雨」が予想される山へは行かないだろう。「安全」と言う事も有るし・・・。難易度の高い山へは、その他の条件を最高のものにするのが普通なのだ。天気のよい日に行きたいと思うのが普通だし、それが山ヤの常識だろう。
それは、さておいて、それらを承知の上で、あえて出かけた次第である。4時30分に自宅を出る。関インターを通ったが、すでに深夜割引の時間帯は経過していたし、といって通勤割引の時間帯にも程遠い。まだ、空いている時間帯でもあり、そのまま一般道を進む。関市、美濃加茂市、御嵩町、土岐市、瑞浪市、恵那市(旧山岡町、旧岩村町、旧上矢作町)と抜けて、愛知県豊田市(旧稲武町)へ入る。さらに南下して、設楽町へ入り、ここから佐久間町方面へ左折して東栄町へ入り、今度は豊根村を目指す。「みどり湖」の案内もある。豊根村役場を通過し、直進するとやがて「みどり湖」が現れる。みどり湖の湖畔を進み、林道へ入る。豊根ダムの施設を過ぎると、深い渓谷が右手下に見える。やがて、通行止めのバリケードがあるが、その脇をすり抜けてさらに進む。すると、今度は庚申橋があり、ここで完全に通行止めのゲートがあり、物理的に進めない。この橋のたもとに駐車する。すでに出発時から雨が降っていたが、止んでいないので、雨具を着けて、8時33分に出発した。そして、歩いてゲートをくぐりぬける。林道(車道)を歩いて行くと、8時40分に登山口に達した。落石防止のフェンスが張ってあるが、登山口だけ開いており、人が入れるようになっている。ここから入り、植林の中をジグザグに登って行く。やがて、尾根上に出て、8時54分にコブに着いた。そのまま尾根を登ると、8時56分に2つ目のコブに着いた。目指す離山の方面が見えた。ここから吊り尾根を渡り、ジグザグに登って行く。すると、9時03分に鞍部に達した。ここからさらに急登が始まる。赤い目印を追ってきたが、どうも、途中で見失ったようだ。やむなく、尾根を直登するとして、踏み跡とてない中、9時18分に尾根の岩場を乗りこした。さらに尾根をよじ登り、9時37分登山道に出た。迷いながらも正規の登山道に出たということだ。あとは、たやすいと思ったが、ここからが急坂であり、吊り尾根あり、と、なかなか難所であった。9時57分にコブを越す。さらに10時04分にもコブを越す。そして、10時10分に頂上かと思うピークに出た。笹に覆われている。展望はない。ここからいった鞍部に下って、登り返すと、念願の頂上(916.6m)であった。10時12分に到着した。ここでも展望はない。しかし、苦労した分だけ達成感も多いというものであろう。
雨は小雨になってきたが、笹原は露にぬれている。10時18分には下山した。10時21分に手前のピークを過ぎ、10時36分に迷いながら登山道に出た場所に戻った。10時54分に登りに離山を仰いだコブに着いた。この先で尾根から右折してジグザグに下るべきところをそのまま尾根を直進して、道に迷い、作業小屋のあるところに出た。登りの時は通らなかった場所であるため、間違いに気付き、尾根を登り返して、登りに使った道に戻った。時間的にロスしたが11時15分に登山口に下り立った。林道を歩いて、11時22分に車へ戻った。雨はすっかり止んでいた。
これから、岩岳へ登るべく、車を走らせた。
