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山伏(2,014m)

 


平成28年9月19日(月)雨時々曇り
 
静岡県静岡市葵区
 

 

山伏(やんぶし)(2,014m)300名山

 2等三角点「点名:山伏峠」(2,013.2m)

   

    アツラ沢の頭(1,513m)

     2等三角点「点名:奥仙俣」(1,513.4m)

    

    勘行峰(1,449.5m)

     3等三角点「点名:勘行」(1,449.5m)

 

平成28年9月19日(月)雨時々曇り

静岡県静岡市葵区

 

今回は、300名山である山伏(やんぶし)(2,014m)へ行くことにした。天気予報が気になる。実際、4時58分に岐阜市を出発する時点ですでに雨が降っていた。中止すべきかこのまま決行すべきか非常に迷うところであった。迷いながらも車は目的地に向かって動いていく。5時20分に関市で同行者と合流し、相談しても決行か中止かあるいは目的の山を変更するか、判断できず、やはり目的地に向かって車は動いていく。5時35分に美濃加茂ICから東海環状自動車道に上がった。6時20分に東豊田JCTから新東名高速道に入った。7時03分に浜松SAに着いた。ここで、トイレ休憩を兼ね、行先を変更するための情報を手に入れた。浜松地域の里山に変更しようかというのである。しかし、皮肉なものでこうして竜頭山とかに変更しようかと相談すると、雨が止んでくるのだ。雨が止んだなら予定どおり行くしかないと決まる。7時23分に浜松SAを出発した。するとまた雨が降り出した。反対に東の空には青空も覗いたりする。いったいどういう天気なのか。そうこうしながら、7時35分に遠州森町PAに着いた。ここでも再度協議するもまとまらず、結局、予定通り登山口まで行って見ようということになった。もう迷うことなく、7時45分に出発した。8時15分に新静岡ICから流出して、安倍川の左岸沿いに県道27号線(井川湖御幸線)を北上する。県道27号線は、油島地内で左折して、安倍川を渡る。左折せず、直進すると県道29号線(梅ヶ島温泉昭和線)となり、八紘嶺の登山口の梅ヶ島温泉方面へ行く。さて、県道27号線は左折して、安倍川を渡り、4kmほど走ると、今度は中河内川を渡って、右折する。中河内川沿いに北上することになる。「口坂本温泉」とか「県民の森」の案内がある。あとは、1本道で峠まで上がるが、この道は途中カーブの連続で幅員も狭く対向車があればすれ違いもままならぬ区間もある。ゆっくり慎重に運転するしかない。ただ、山間の道路であるがゆえに、降水量が一定量に達すると通行止めになる。そうなると孤立する恐れもある。降雨がこれ以上強くならないことを祈るばかりである。なんとか、峠の三叉路に出た。県道27号線はここまでで、ここからは県民の森へ続く林道勘行峰線になるようだ。左へ行くと県道60号線に合流し、井川湖に出る。我々は、ここで、右折して県民の森を目指す。林道とはいえ、いままでの県道27号線より立派な道である。やがて、「リバウェルIKAWA」という夏スキー場のような施設を通り過ぎ、県民の森に着く。県民の森は広くて、県民の森センターとか管理棟があり、散策路とキャンプ場があるようだ。キャンプ場にはお客さんがいるようで、数十台の車が駐車していた。この県民の森の施設を通り過ぎて、さらに奥へと車を進める。思ったよりも遠い気がした。井川峠の入り口を通り過ぎ、まだかまだかと思いつつ、車を進め、笹山の山麓も通過して、牛首峠も通り過ぎ、ようやく百畳峠の広い駐車場に着いた。この先は、通行止めのバリケードがあった。山梨県の早川町側へは通り抜けできないようだ。9時48分に到着した。新静岡ICから2時間見ていたが、1時間30分で着くことができた。このころには雨は止んでいた。

 

(百畳峠の駐車場)

 

(駐車場の端にある登山口)

 

(登山道の案内図)

 

 

それでも雨具を着けたり、食料をザックに詰め込んだり準備をして、10時00分に出発した。いきなり急な坂を上がると、10時06分に「水場」の案内札がある場所に出た。

 

(水場の看板)

 

(赤いコップは見えたが、水は見えなかった)

 

左下に水場があるようでコップも見えたが、残念ながら水は確認できなかった。こんな雨の天気でさえ、水が出ていないということはこの水場は期待できないのかも知れない。さて、さらに歩を進めると、10時08分に尾根のような場所に出た。

 

(尾根に出る)

 

(道標)

 

船窪地形になっている。ここが百畳平であろう。「山伏」の案内板があるので、これに従って尾根を左へ登っていく。すると、10時15分に市営山伏小屋への分岐に出た。

 

(山伏小屋への分岐)

 

(分岐の看板)

 

ここには「市営山伏小屋」「百畳峠(登山口)←→山伏」という道標がある。天気が良ければ、気持ちのよさそうな笹原である。分岐からは山伏小屋は見えなかった。さらに先へと歩を進め、急坂を登ると、10時29分に西日影沢からの登山道と合流した。

(西日影沢からの登山道と合流)

 

(合流地点の看板、これは、いま登ってきた方向です。)

 

(これは、西日影沢へ下る方向です。)

 

ここには、「西日影沢・梅ヶ島方面」「百畳峠・市営山伏小屋・県民の森」「山伏」という道標がある。あと少しで山伏山頂である。左へ曲がって山頂を目指す。山頂付近はヤナギランの群生地で鹿害から守るため、フェンスが設置してある。

 

(山伏山頂)

(山頂風景と三角点)

 

(三角点)

 

(こんな標柱もある)

 

10時39分に山伏山頂(2,014m)に飛び出した。ここには2等三角点「点名:山伏峠」がある。結構広い平らになっている。展望はよさそうであるが、今日はガスっており真っ白である。雨は止んでいたので、おにぎりを食べて小休止した。

そして、10時52分に下山にかかった。とにかく林道の通行止めが心配であった。10時58分に西日影沢への分岐を通過し、11時06分には山伏小屋への分岐も通過した。11時11分に尾根から右折して、11時17分に駐車場に下り立った。

 

途中の三角点にも登るため、登山口と雨具は着けたまま、11時24分に車をスタートさせた。県民の森センターを通過して少し先のアツラ沢の頭(2等三角点「点名:奥仙俣」)への登り口がある。反対側に駐車スペースがあったので、そこに駐車して11時56分に登り始めた。

 

(駐車地点と左の登山口)

 

(駐車地点の向かいの登山口)

 

遊歩道として整備されてはいるが、保守管理がなされておらず、朽ちている部分もある。勘を頼りになんとか、三角点を探し当てた。遊歩道のそばにあるので、意外と簡単に見つかった。

 

(アツラ沢の頭)

 

(2等三角点「点名:奥仙俣」)

 

「アツラ沢の頭」(1,513m)と言われるピークらしい。2等三角点「点名:奥仙俣」である。記念写真を撮って、12時17分に下山した。遊歩道を下って、登山口よりは少し先の車道に下り立ち、車道を少し戻って、12時30分に駐車地点へ戻った。

 

(下山した場所)

 

(下山した場所の道標)

 

(車道を歩いて駐車地点に戻った)

 

 

すぐに車をスタートさせ、今度は、勘行峰へ登ることにした。勘行峰は、リバウェルIKAWAの上部にあると思われた。とりあえず、リバウェルIKAWAの駐車場に車を乗り入れた。

 

(リバウェルIKAWA

 

(看板)

 

12時42分に出発し、リバウェルIKAWAの奥へと歩いていく。すると牧場のような草原に突き当たる。それで、左手の尾根へ向かって牧場内を登った。すると、牧場の外側に「勘行峰ハイキングコース」があった。しかし、牧場とハイキングコースの間には高いフェンスがあり、牧場から出ることができない。ハイキングコースの入り口は我々が駐車した場所より手前であったのだ。くるまで奥まで入りすぎたということだ。

(写真撮影した位置が登山口です。写真の奥に見えるのが駐車場です。)

 

(登山口です。)

 

(写真の左端が登山口で、写真の奥のフェンスに沿ってハイキングコースがある。)

 

止むを得ず、牧場の端をフェンスに沿って、歩いて行った。すると展望台が見え、その前のフェンスに通用門があった。

 

(展望台の奥に山頂がある。)

(ハイキングコースは写真の右側です。)

 

それで、そこから牧場を出て、勘行峰ハイキングコースに入った。展望台のすぐ先に勘行峰山頂(1,449.6m)があった。三角点はハイキングコースの脇にあった。勘行峰という山頂の立札の反対側である。3等三角点「点名:勘行」である。

 

(勘行峰山頂)

 

(三角点「点名:勘行」)

 

(三角点「点名:勘行」)

 

三角点が見つかって満足して、12時57分に下山にかかった。下山は、勘行峰ハイキングコースをそのままたどり、13時10分に駐車地点へ戻ってきた。ここで、ようやく登山装備を解いて、着替えも済ませ、13時20分に帰路に就いた。

駐車場に着いたらポツポツと雨が降り出した。結局、登山をしている間は雨が降ることもなく実にラッキーであった。雨の中、林道と県道27号線を慎重に下り、14時33分に新静岡ICから新東名高速道に上がった。14時49分に藤枝PAでトイレ休憩をした。16時12分に東豊田JCTを通過し、16時36分に土岐JCTを通過し、16時50分に美濃加茂ICから流出した。17時05分に関市で同行者と別れ、その後給油を済ませて、17時50分に帰宅した。

 

 

 

 

 

 (データ)

高速代     6,160円

ガソリン代   4,645円

走行距離   505.4km

使用燃料    41.32g

燃費    12.2km/g

車両       エブリー