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道後山(1268.4m)

 


平成28年7月9日(土)
 
広島県庄原市
 

道後山(1,268.4m)300名山

1等三角点「点名:道後山」

   岩樋山(1,271m)

   4等三角点「点名:道後」(1,103.8m)

吾妻山(1,238.4m)300名山

   4等三角点「点名:吾妻山」

男三瓶山(1,125.8m)200名山

   1等三角点「点名:三瓶山」

 

 

平成28年7月9日(土)曇り

広島県庄原市西城町三坂

広島県庄原市比和町森脇

平成28年7月10日(日)曇り

島根県大田市

 

 今回は、同行者があったので、遠方の200名山、300名山を登りに行った。これを済ませれば中国地方の200名山、300名山は終わることとなる。天気予報が芳しくないため、中止か決行かで直前まで迷っていた。ピンポイント予報では、10日の島根県太田市は曇りであり、9日の庄原市西城町と比和町は、ともに雨のち曇りであった。10日の三瓶山は問題ないが、9日の道後山と吾妻山が問題であった。しかし、天気予報の雨も「弱雨」であったし、道後山、吾妻山は、山としてはそんなに厳しい山ではないので、雨中の登山もさほど困難ではない。もし道後山と吾妻山に登れなければ、9日は移動日として、10日に三瓶山だけ登ることも考えて、宿泊予約はキャンセルせず、とにかく登山口まで行って、そこで判断することにした。

 午前0時に自宅へ迎えに来てもらう手はずになっていたが、私が寝坊してしまって、起きたのが0時15分であった。荷物は準備してあったので、飛び起きてすぐに出発した。前日は早くに帰宅して就寝したのに何たる失態か。まあ、そんなことがあったが、とにかく、0時19分に出発したのであった。雨は降っていた。岐阜地方は1日中雨の予報であったから当然だろう。雨の岐大国道を走り、1時05分に大垣西ICから高速に上がった。1時12分に養老JCTを通過し、名神を西へ走った。1時30分に米原JCTを通過し、2時10分に大津SAに着いた。この時間は大型トラックがほとんどであった。トイレ休憩のみで、2時21分に出発した。2時46分に吹田JCTから中国自動車道に入り、3時09分に吉川JCTを通過した。ひたすら西進するが、睡魔には勝てず、3時19分から3時36分まで社PAで仮眠した。そして、4時20分に上月PAを通過し、5時03分には落合JCTを通過した。5時20分にガソリンを補給するため、大佐SAに入ったが、肝心のガソリンスタンドは閉まっていた。やむを得ないので、給油できずに出発した。ここで、運転を交代し、5時32分に出発したのであった。5時56分に東城ICから流出したが、予備の燃料は積んでいないので、スタンドを探しながらの走行となった。しかし、結局ガソリンスタンドはあっても閉まっていたりして、給油できないまま月見ヶ丘駐車場についてしまった。

 

(月見ヶ丘駐車場)

 

(駐車場にある案内看板)

 

(案内板)

(案内図を確認する)

 

6時37分に駐車場に着いた。駐車場は広くて、きれいな水洗トイレがある。登山道の案内看板もあるので、迷うこともない。このころにはようやく明るくなり、雨もほとんどあがって、霧雨状態であった。雨具を着込んで、6時54分に出発した。登山道は、はじめは林道のような広い道である。その広い登山道が、本格的な山道に変わるところで、沢にかかる小橋を渡るが、この付近の左手に4等三角点「点名:道後」があるはずだが、帰りに寄ることにして、先を急いだ。坂をジグザグに登ると、7時08分に休憩舎のある場所に飛び出した。

 

(休憩舎)

 

展望が開けていそうだが、今日はガスっておりなにも見えない。このころには雨も上がっていたので、休憩舎で雨具を脱いだ。しかし、ズボンははいたままにした。雨は上がっていたが、露があるため、足元は濡れてしまうからだ。7時12分に休憩舎を出発したが、すぐの7時13分には分岐に出た。

 

(分岐点)

 

道標は、右は「道後山近道 1.7km」、左は「岩樋山 0.7km」、手前は「月見ヶ丘 0.8km」となっている。道後山近道は、岩樋山の山頂を通らず、山麓をトラバースしていく道だ。岩樋山は帰りに立ち寄ることにして、行きはトラバース道を選んだ。そして、7時13分に合流点に出た。岩樋山山頂を経由して下りてきた道と合流するのだ。ここにも道標があり、右は「道後山 1.0km」、手前は「月見ヶ丘近道 1.5km」、左は「岩樋山 0.4km」となっている。ここからは風衝草原の登り坂になり、7時30分に分岐に着いた。

 

(山頂手前の分岐)

 

右は「大池を経由 持丸方面 大池を経由 道後山 1.2km」、直進は「道後山 0.8km」、手前は「月見ヶ丘、岩樋山 方面」となっている。右は道後山の山頂を通らず、山腹を周回する道のようだ。さて、ここからさらに坂道を登って、1つピークを乗り越え、少しだけ下って、登り返したところが三角点のある道後山山頂だった。

(道後山山頂)

 

(1等三角点)

 

7時46分に道後山山頂(1271m)に着いた。1等三角点「点名:道後山」がある。展望はよさそうであるが、今日はガスって真っ白で何も見えない。7時53分に下山した。

 

(岩樋山山頂)

 

岩樋山山頂経由とトラバース道の分岐から、岩樋山山頂へ向かい、8時20分に岩樋山山頂(1,271m)に飛び出した。道後山よりこちらの方が標高が高いのだ。しかし、ガスのため何も見えない。8時22分にはここから下山にかかった。急な坂道を下ると、道後山への近道との合流点に出た。また、すぐに休憩舎の前を通る。ここから急なジグザグ道を下ると、右手に沢がある。この沢を渡った対岸の高みに4等三角点「点名:道後」があるのだ。登山道からの入り口に赤いテープの印がある。それをたどって高みに上がると、赤テープはなくなるが、笹をかき分けて左手の方へ進むと、笹原の中に三角点があった。

 

(4等三角点「点名:道後」)

 

(4等三角点「点名:道後」)

 

三角点の周囲は笹が刈ってあったのでありがたい。そうでなければ発見は難しいであろう。三角点が発見できてよかった。満足して、8時49分に引き返し、8時55分に登山道へ出た。あとは、広い登山道を戻り、9時01分に駐車場まで戻ってきた。

 

 さて、9時10分に車をスタートさせ、国道183号へ出た。吾妻山の登山口へ向かうのであるが、その前に給油をしなければならないので、吾妻山への入り口となる県道254号線への分岐を通り越して、国道183号を南下した。すると、幸いなことに芸備線の比婆山駅を過ぎたあたりで、ガソリンスタンドがあった。早速、給油を済ませて、Uターンし、国道183号を北上して、県道254号線へと左折した。道なりに進むと、今度は県道255号線へと変わり、さらに三河内地内で休暇村吾妻山ロッジへの林道に入る。県道よりこちらの林道の方がよい道だ。ここからは1本道で休暇村吾妻山ロッジに到着する。10時20分であったので、吾妻山ロッジに立ち寄って吾妻山の登山道マップを手に入れた。ついでに昼食はやっているのかと行くと、11時30分から13時00分まで営業しているという。それで、吾妻山から下山してから昼食をとることにして、先に吾妻山へ登ることにした。キャンプ場の最上部にある水源地のそばの駐車場に乗り入れた。10時40分に出発した。左手の方へ進み、水源地の前の沢を左岸から右岸へと渡る。すると、広々とした草原に出る。草原の中を右手に上がって行くと、やがて、草原から林の中へ入る。

 

(道標)

 

この林の入り口に道標がある。文字が古ぼけて判読できないが、「宿舎 0.6km」「吾妻山 0.6km」と読めないこともない。ここから急な坂道を登っていくと、パッと開けて、ベンチのある展望所に飛び出した。

 

(展望が広がる)

 

(きれいな花)

 

きれいな花が咲き乱れている。展望も素晴らしい。11時16分に吾妻山の山頂(1,239m)に着いた。山頂には、「休暇村 1.2km、大膳原 1.2km」という道標があった。雨は完全に上がっているので、展望はあるものの遠くの山は雲がかかり見えなかった。烏帽子山でさえガスがかかっていた。

 

(吾妻山山頂)

 

(山頂にある道標)

 

(山頂の標柱)

 

(4等三角点「点名:吾妻山」)

 

 11時28分には下山にかかった。時計回りに周回することにして、下りは尾根コースを下った。

 

(縦走路との分岐)

 

12時30分に縦走路の分岐に出た。「吾妻山 0.1km」、「南の原 0.9km」、「大膳原 1.0km」、「烏帽子山 2.5km」という道標がある。尾根道は展望がよいので、気持ちがよい。どんどん下って、林の中へ入ると、11時47分にT字路に突き当たった。

 

(分岐点)

 

(車道への下り口)

 

ここにも道標があり、「大膳原 1.3km」、「宿舎 1.2km」、「吾妻山 1.0km」という表示がある。ここで、宿舎の方へと右へ曲がると、すぐに「←車道 0.7km」という標識がある。つまり、ここから林道へ下りられるということだ。地形図では十字交差になっている場所だ。宿舎への道は山腹を右山でトラバースしていくのだ。

 

(道標)

 

11時53分にはトラバース道の途中にある「休暇村 1.0km」、「南の原 0.3km」という道標を通過した。そして、11時56分にはキャンプ場内の車道へ出た。後は車道を歩いて、11時59分に駐車場に戻った。

 

(尾根コースへの入り口)

 

 さて、休暇村吾妻山ロッジで昼食をとろうとしたが、まだおにぎりが8個も残っていることを思い出し、休暇村はパスしてどこか見晴らしのよい場所でおにぎりを食べようということになった。12時05分に車をスタートさせ、とりあえず、道の駅「掛合の里」方面へと向かった。休暇村から林道を進み、県道255号線へ出る。さらに国道432号へ出て、北上する。王居峠、王貫峠を越えて、上阿井地区で県道38号線(掛合上阿井線)へと左折する。この県道38号線を忠実にたどり、掛合地区で国道54号へ出る。これを右折すると、すぐに道の駅「掛合の里」がある。12時50分に着いたので、この道の駅「掛合の里」のテラスでおにぎりを食べた。そして、土産物を物色した後、13時20分に出発して、宿泊場所となる道の駅とんばらへ向かった。もうそんなに時間はかからないはずだ。14時00分には道の駅「とんばら」に着いてしまった。この道の駅には宿泊施設もあるのだ。チェックインは15時00分であったが、すでに清掃はすんでおり、部屋へは入れるとのことであった。また、近くに「頓原ラムネ銀泉」があるという。それで、荷物を部屋へ入れてから、車で5分ほどの温泉「頓原ラムネ銀泉」に入りに行った。14:45から15:30まで入浴していたが、お客は3人だけでゆっくりと入浴できた。さて、入浴から戻ると、ホテルのロビーでビールを飲んだ。道の駅「とんばら」に併設のレストラン「やまなみ」は、18時00分までの営業なので、17時30分までには入店しなければならない。缶ビールでの宴会も早々に切り上げて、夕食のためレストランへ入った。この地方の郷土料理はワニ料理であろう。「ワニのづけ丼」を注文し、瓶ビールで乾杯した。そして、部屋へ戻ると、今日の疲れがどっと出たのか、風呂へも入らずすぐに寝てしまった。

 

 翌朝は、3時00分に目が覚めてしまい、4時00分の出発予定であったが、昨日の残りのおにぎりを食べ、カップラーメンで朝食をとり、準備万端で出発を待った。同行者も律義で4時00分ピッタリに出発することができた。国道54号(出雲神話街道)を北へ走り、昨日のうちに確認しておいた交差点で左折して、県道40号線へ入る。三瓶山の案内があるので、迷うこともない。三瓶山に近づくと、県道40号線から右折して、三瓶山高原道路へ入る。「国民宿舎さんべ荘」に宿泊したかったが、館員で予約できなかったので、道の駅「とんばら」に宿泊したので、それなら、三瓶山の最短コースを登るため、北の原の姫逃池コースを登るつもりであった。それで、三瓶山に近づいたら、山麓を反時計まわりに回って、北の原の姫逃池登山口へ着いたのであった。登山口の駐車場を見つけるのに苦労したが、なんとかたどり着いた。「三瓶自然館サヒメル」の手前を左に入り、国立三瓶青少年交流の家への道を進み、その道が大きく左へカーブするところの右側へ入ったところに駐車場がある。入り口には「天体観察会入口」と「そば処はないかだ」という看板がある。欲を言うならばここに登山口駐車場の案内がほしいところである。まあ、地図をしっかりと確認すればわかることだから「よし」としよう。

 

(駐車場への入り口)

(駐車場にある案内図)

 

(案内図)

 

(駐車場)

 

(休憩舎と案内図)

 

 4時44分に駐車場に着いた。まだ薄暗かったが、準備をして、4時57分に出発した。駐車場の左手に「ヘルシートレーリングコース」という道標があり、これに「三瓶山登山口」という案内がつけてある。そこから50mほど先に「三瓶山登山道」「姫逃池コース」という標柱が立っている登山口が見える。

(登山口)

 

(登山口への道標)

 

(登山口を示す標柱)

 

(登山口)

(登山道を頭に入れておく)

 

(100mごとの距離表示)

 

(標高表示は50mごとにある)

 

5時00分にこの登山口から登山を開始した。5時02分には「標高600m」という表示杭があった。つまりここはすでに標高が600mであり、三瓶山の山頂は標高1126mなので、526mを登ればよいことになる。標高50m毎に表示がある。また、登山口に「山頂まで2300m」という表示杭もあり、これも100m毎に表示があるので、ペース配分に役立つ。わが県と違って、行き届いた登山道の整備に頭が下がる。

(標高650m)

5時08分に「標高650m」を、5時17分に「標高700m」をそれぞれ通過して、5時20分に休憩舎とベンチのある広場に出た。ここで、小休止した。昨日飲みすぎたのか、昨日の疲れなのか、今日は昨日より体が重い。5時22分にここを出発し、少し登ると、5時25分に中国自然歩道との十字交差点に出た。

 

(十字交差点)

 

(標高750m)

 

(時間表示)

 

ここには、「標高750m」の表示杭と、「中国自然歩道」、「姫逃池 1.0km」という道標、さらに「三瓶自然館 20分」、「男三瓶山 90分」という道標もある。そして、ここから坂道が急になる。気を引き締めて、5時28分に出発した。

 

(標高850m)

 

ブナ林の中の急登が続き、5時46分に「標高850m」の表示杭の場所に着いた。あまりの辛さにここで休憩し、5時49分に再出発した。

 

(標高900m)

 

(標高950m)

 

(標高1000m)

 

5時57分に「標高900m」を通過し、6時02分には「男三瓶山 25分」、「三瓶自然館 45分」の道標を通過した。そして、6時07分に「標高950m」を、6時15分に「標高1000m」を、6時21分に「標高1050m」を、それぞれ通過すると、6時25分には「男三瓶山 5分」、「三瓶自然館(姫逃池コース) 60分」という道標のある場所に着いた。

 

(標高1050m)

 

(あと5分の道標)

 

ここにきて、ようやく三兆位が近付いたと実感した。そして、6時32分に三瓶山山頂(1,126m)へ飛び出した。山頂はすごく広い平地になっている。展望もよいことが想像できるが、あいにく今日はガスっており、真っ白で何も見えない。

 

(三瓶山山頂)

(山頂にある神社)

 

(三角点)

 

(山頂にある標柱)

 

 今日は帰らなければならないので、6時46分には下山を開始した。6時50分に「男三瓶山 5分」の道標を過ぎ、6時52分に「標高1050m」、6時56分に「標高1000m」、7時00分に「標高950m」を通過して、7時02分には「男三瓶山 25分」の道標を通過した。その後も順調で、7時04分に「標高900m」、7時08分に「標高850m」、7時13分に「標高800m」をそれぞれ通過した。さらに7時18分には中国自然歩道との十字交差点に下り立った。そして、7時22分に「標高700m」を、7時27分に「標高650m」を、7時31分に「標高600m」をそれぞれ通過し、7時32分に登山口に下り立った。そして、同じく7時32分に駐車場に到着したのであった。

 ゆっくりと、登山装備を解き、下着から全部着替えて、温泉には入らず、そのまま岐路に着いた。駐車場の出発は、7時55分で、松江自動車道が無料であったので、松江自動車道を利用するため、吉田掛合ICへ向かった。8時34分に吉田掛合ICから松江自動車道に上がった。8時45分に高野ICにある、道の駅「高野」でトイレ休憩し、8時59分に出発した。9時20分に三次東JCTから中国自動車道に入った。あとは、ひたすら東へ東へと走るだけ。9時24分から9時28分まで七塚原SAで休憩し、運転を交代した。11時10分には上月PAで再び運転を交代した。そして、12時00分に吉川JCTを通過し、渋滞を恐れていた区間も極めて順調に通過して、12時23分には吹田JCTから名神高速道に乗ることができた。早く岐路に着いたのが奏功した。13時20分には湖東三山PAについて、ここで運転を交代した。大垣西ICから13時57分に流出して、14時57分に帰宅した。予定よりも4時間以上早く帰宅できてよかった。

 

 

 

 

データ 

 

高速代     13,240円

燃料代     11,851円

走行距離  1,178.2km

使用燃料     96.21g

平均燃費   12.2km/g

宿泊代      5,300円

温泉代        500円

食事代      2,110円(2名分)