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霜津岳(637.7m)
4等三角点「点名:本谷」
平成28年4月10日(日)曇り
岐阜県本巣市
今日は、時間がないので、近くの霜津岳「点名:本谷」に登った。地形図を見ていて4等三角点「点名:本谷」が目に留まり、まだ登っていない山(三角点)と思い込み、「登る山リスト」に加えていたが、実際登ってみると平成15年7月21日に登った山であった。「こんなに楽しい岐阜の山旅」に掲載されている山で、この本では霜津岳と紹介されていた。その時は南側の木倉集落から登ったのであるが、今回は北側にある金原集落の金原谷から登った。
この山へ登る前に、山県市へ山菜を取りに行った。しかし、まだ早いのか山菜は全く出ていなかった。それで、いったん帰宅して、地形図を持って霜津岳へ向かったのである。前述のとおり、岐阜の山旅の本に出ている山ですでに登っている山であることを忘れていたので、登山道はなく地形図を頼りに登るしかないと、地形図1枚を持って出かけた次第である。
県道79号線(関本巣線)を北上し、本巣市金原で国道157号に出る。国道157号へ出て少し走ると、林道谷山線の入り口がある。
(国道157号からの入口)
林道谷山線を登っていくと、集落のはずれにゲートがある。獣除けのゲートであり、鍵はかかっていないので、下戸をあけて入り、またゲートを閉めておく。
(ゲートがある)
林道は舗装されている。はじめは金原谷の左岸沿いに走り、途中で右岸側へ渡り、さらに左岸側へ渡り返す。そのあたりから舗装がなくなり、地道となる。落石もあるので、慎重にゆっくり登っていく。すると、林道はY字路に分岐しており、谷も2手に分岐している。右の林道はチェーンが掛けられ立入禁止(造林公社)の札がある。この交差点に先客が1台駐車していた。登山者か釣り客か。私もここに駐車した。付近には車は5台くらいは駐車できそうだ。
(駐車地点、右の林道へ進む)
11時04分に出発した。右の林道のチェーンを越えて登っていく。林道は谷の左岸沿いにつけられているが、すごい荒れようでとても車では通行できない。すぐに林道が崩壊している場所を通る。その先も歩くのも困難なほど崩壊が激しい。11時27分に土砂が流出している沢に出た。
(土砂が流出している沢)
(往路はこの沢を登った)
とにかく登山道はおろか目印も何もないので、地形図を読んで判断するしかないが、この荒れた沢をよじ登ることにした。実はもう少し荒れた林道を奥へ詰めると、もっと登り易い沢があったのである。たしかに地形図上では傾斜の緩やかな沢があったのであるが、自分が地形図を読みちがえたということだ。これらは下山時に気づくことになる。このように地図読みは現地で実際に体験しないと習得にならないと思う。
そんな訳で土砂が流出している傾斜の急な沢をよじ登った。悪戦苦闘の40分でなんと林道に出た。どこから上がって来るのかは不明であるが、尾根筋まで林道が通じているのだ。
(尾根筋の林道は崩壊している)
しかし、この林道もあれ放題である。林道をとりあえず右手の方へ上がっていくと、崩壊してしまって歩行できない場所に来た。それで、少し引き返して、取付きやすい場所を探して、左手の斜面へ取付いた。
(尾根への取付き点)
(ここから取付いた)
林道へ出た所から100mほど進んだ場所である。12時14分に植林の斜面に取付き、尾根を目指して直登すること10分、12時24分に尾根に上がった。霜津岳と西の614m峰との鞍部に出たのである。当然、尾根を左へ進む。するとすぐピークに達し、そこが霜津岳「点名:本谷」の山頂であった。
(霜津岳の山頂)
(4等三角点「点名:本谷」)
12時27分に到着した。山名板は「○津岳」となっており、このときは切れてしまった○の部分に「霜」の文字が入ることに気付かなかった。当然、以前に登った山であることにも気づかなかった。すべては、帰宅して調べてから判明したのである。周囲は植林と雑木林に覆われて展望はない。
12時32分には下山にかかった。12時37分に尾根筋の林道へ下り立った。12時39分に往路で上がってきた林道の場所に来たが、あまりの急斜面のため、下山はこのまま林道を歩くことにした。すると、林道が尾根を2つほどまわりこんだところで、尾根の鞍部に着いた。霜津岳から北東に延びる尾根の鞍部である。
(鞍部まで林道が通じている)
往路でとりたかったルートである。往路ではこの鞍部へ上がってきて、ここから、南西へ尾根をたどって霜津岳の山頂へでる計画であったのだ。12時48分にここから林道を離れ左の沢を下ることにした。案の定、踏み跡がある。往路より傾斜も緩やかである。
(ここから取付くべき)
(ここで右の沢へ取付く)
(この沢を登るべき)
13時00分に沢沿いの林道へ下り立った。この林道からの登り口には作業道と思われる山道があった。登りにはこの道を使えばもっと楽に登れるであろう。さて、荒れた林道を下ると、13時03分に沢を渡り、13時08分に往路で取付いた土砂の流出した沢の所に着いた。あとは、往路をたどり、13時22分に駐車地点の三叉路に戻ってきた。先客の1台はなくなっていた。
すぐに車をスタートさせ、まだ時間が早かったので、帰りは山菜を探すため、金坂峠から林道宮谷木倉線を通り、国道157号の宮谷橋へ出て、神海から外山の県道79号線へ戻って、帰宅した。帰宅後は早速バーベキューをしてビールを飲んだ。