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高島トレイル(横谷越〜与助谷山)
平成28年3月27日(日)晴れ
滋賀県高島市
このところ高島トレイルから遠ざかっていたが、もう雪もなくなっただろうと、端正に向けて残したところを歩くのに挑戦することにした。
「横谷越」から「与助谷山」の間と、「おにゅう峠」から終点の「桑原」の間が残っているのだ。車を2台用意することができないため、横谷越から与助谷山までピストンで往復する計画である。片道7.6kmの往復だから14.8kmとなる。平地ではないため、当然アップダウンはある。それらを考えると、これくらいの距離が限界ではなかろうか。実際、計画を立ててみると、6時10分に登山口を出発し、下山して来るのは16時50分となった。そのため、明るい時間の短い冬期では無理だろうと、いままで計画を温めていたのである。6時00分には明るくなり、17時00分でも明るい時期になったので、「いざ!実行」となった次第である。
直前には兄が亡くなり葬儀やら初七日の法要とかで疲れがたまっていたが、こうしたときこそ、山へ行くべきと思い直して、前日は早く就寝し、午前3時10分に自宅を出発した。
3時30分に本巣市のコンビニでおにぎりを購入して、いつものように国道303号を使って、4時48分に長浜市の木之本町へ出る。しばらく国道8号を走り、4時56分には国道303号へ移り、5時05分には国道161号に乗る。さらに5時16分に今津町では国道303号に三度乗り移り、5時27分には国道367号へと左折する。椋川集落内を通り抜け、横谷峠を真ざし、5時44分に横谷越(横谷峠)に着いた。
この横谷越は、行者山の登山口と駒ヶ岳の登山口になっている。行者山はすでに登っているので、ここから駒ヶ岳を目指し、与助谷山まで行くつもりである。与助谷山は以前に木地山峠から登り、与助谷山から木地山集落へ下っているのだ。ですから、駒ヶ岳と与助谷山の間を歩いていないのである。
(登山口)
(登山口)
5時53分に出発した。登山口には登山届BOXと「駒ヶ岳登山口 5.2km」という道標がある。わずかな水量の沢を登り、右手の尾根に出る。尾根には「高島トレイル」の標柱がある。ここからさらに左手の尾根に移る。左手の尾根に上がったところに2つ目の「高島トレイル」の標柱がある。
(1つ目の高島トレイルの標柱)
(日の出)
(2つ目の高島トレイルの標柱)
6時00分である。ちょうど東の空から太陽が昇ってくるところであった。登り始めは大変な急登であったが、登るにつれて傾斜が緩やかになってきた。6時19分には平らなところに出た。右の方から尾根が合流してきている。右手には檜林が現れる。檜林と雑木林の境の尾根を登っていく。6時04分にはピークのような場所に出た。
(道標)
この付近に「横谷越 1.7km」「駒ヶ岳 4.0km」という道標があったのであるが、登りには気づかず、下山時に気が付いた。ここで、やや右手の方へ登ることになるが、相変わらず右手は檜林、左手は雑木林の境を登っていく。
(主稜線へ)
(p693)
(p693m峰の道標)
6時31分にピークの平坦地に出た。ここが、福井県と滋賀県の県境となる主尾根である。高島トレイルはここから駒ヶ岳、与助谷山、木地山峠、百里ヶ岳を経て、おにゅう峠の先まで、滋賀県と福井県の県境を進むことになる。ここには、「P693m」の看板と「駒ヶ岳」「横谷越」の道標がある。
(登山道から琵琶湖)
6時39分に出発し、左手の植林の方へと下って行く。県境尾根を忠実にたどることになる。7時05分には「744m」ピークに出た。
(道標)
(道標のアップ)
(駒ヶ岳方面の進行方向)
ここは池原山分岐となるところで、「池原山・足谷口」「駒ヶ岳 2.9km」「横谷越」という道標がある。ここでは右へ曲がる。
(明神谷の分岐)
(道標)
(道標)
(道標)
7時14分には明神谷分岐に出た。分岐といっても分岐するような踏み跡は見当たらなかった。ただ、「駒ヶ岳・明神谷」「駒ヶ岳←→池原山・横谷越」という道標があるので、ここから明神谷へ行くことができるのかと思う程度である。
(トテモ気持ちの良い登山道)
(右下の池)
(明神谷の道標)
(駒ヶ岳の道標)
7時27分には右下に池が見えてきた。思ったより大きな池である。池のほとりには「明神谷」「駒ヶ岳」の看板があった。池の東側を周回する登山道(踏み跡)があるようだ。あるいは、かつては東側を通っていたが、近年は近道である西側を通るようになったのか。
(ロクロ橋への分岐)
(道標)
7時43分にピークに出るが、ここには「駒ヶ岳 1.3km」「池原山(駒ヶ岳南尾根)」「ろくろ橋 2.9km」「中央分水嶺」「駒ヶ池 15分」という道標があった。さらに進むと、7時49分に「P698m」という看板のあるピークに出た。
(P698)
(高島トレイルのポイント17)
(標柱)
(ポイント17)
そして、8時03分に駒ヶ越に出た。高島トレイルの「ポイント17」である。地形図の682mという場所であろうか。
(ピークの分岐)
(道標)
(道標)
緩やかに登っていき、8時07分に「駒ヶ岳 0.3km」「森林公園広場」「木地山・池原山」という道標があるピークに出た。同じく「公園広場」「駒ヶ岳・明神谷」という道標もあった。これまで、道標にしっくりこなかったが、「池原山」というのは3等三角点「点名:池原」のある山であろうが、木地山というのは山名ではなく、地名(集落名)なのである。したがって「木地山」と「木地山峠」とは区別しなければならない。
(山頂手前の分岐)
(道標)
(木地山峠への看板)
ここからは僅かで、8時13分に駒ヶ岳山頂の分岐に着いた。「駒ヶ岳山頂」「木地山峠 5.2km」「与助谷山 2.4km」「木地山・池原山」という道標がある。また、「木地山峠」という札が木に付けてある。目の前に駒ヶ岳山頂の標柱が見える。
(山頂)
(ポイント18)
(山頂)
(山頂)
(3等三角点「点名:寺山」)
8時16分に駒ヶ岳山頂(780.1m)に出た。高島トレイルの「ポイント18」である。また、3等三角点「点名:寺山」でもある。山頂からは琵琶湖がきれいに見える。絶景である。
ゆっくりしたかったが、予定より2時間近く早かったので与助谷山まで足を伸ばすべく、8時25分には出発した。
(登山道の看板)
8時37分には「登山道 木地山峠」という看板がある場所を通過した。
(道標)
(道標のアップ)
8時40分には「木地山中小屋 2.7km」「駒ヶ岳 0.7km」「木地山峠 4.5km」「与助谷山 1.7km」という道標がある場所に出た。さらに進むと、8時47分には右へ分岐する尾根があり、分岐点には「池河内・落合橋」という文字が木に巻いた黄色のテープに書いてある。
(池河内への分岐)
この付近から左下に荒れた林道が現れる。8時59分には「P696m」の看板のあるピークに出た。この付近からは左下の荒れた林道は見えなくなる。9時10分に「木地山峠」の看板を通過して、9時18分に与助谷山山頂(753.8m)に着いた。
(P696)
(P696)
(木地山峠の看板)
高島トレイルの「ポイント19」である。「木地山峠 2.8km」「駒ヶ岳 2.4km」「木地山中小屋 2.3km」という道標がある。以前にはここから木地山の中小屋へ下山したのだ。
(与助谷山山頂)
(ポイント19)
(ポイント19)
さて、計画通り与助谷山まで来ることができたので、満足して9時23分に引き返した。計画よりは2時間近く早いので、15時00分には登山口に着けるだろうと思っていた。
(日本海)
(百里ヶ岳)
9時28分に「木地山峠」の看板の場所を通過し、9時35分には「P969」の看板を通過し、9時49分には「池河内・落合橋」への分岐尾根を通過した。そして、9時55分には「木地山中小屋」への分岐を過ぎて、10時10分に駒ヶ岳山頂まで戻ってきた。ここまで来ると心に余裕ができ、山頂でおにぎりをほおばって、きらきら光る琵琶湖を眺め、小休止した。10時20分に駒ヶ岳山頂からいよいよ下山を開始した。10時25分に森林広場への分岐を通過し、10時26分に駒ヶ越を通過し、10時36分に「P968」を、10時40分に「ろくろ橋」への分岐を、10時50分に池を、11時06分には明神谷への分岐をそれぞれ通過し、11時12分に池原山への分岐に着いた。そして、11時33分に「P693m」まで戻り、ここから県境尾根を離れて、11時42分に平らな場所に下り立ち、ここから登山口へと急降下したのであるが、最後に下る尾根を誤り、林道のがけの上に出てしまった。高い崖なので、下りるに下りられず、結局尾根の分岐まで登り返し、正しい尾根を下ることになった。そんな訳で、12時04分に2つ目の「高島トレイル」の標柱のある尾根から下り、さらに1つ目の「高島トレイル」の標柱を通過して、登山口にあり立ったのは、12時07分であった。結局、予定より4時間近くも早く下山することができた。おにぎりをほおばって、12時15分に車をスタートさせ、12時39分に今津町で国道161号に乗り、13時00分には道の駅「あぢかまの里」を通過して、13時10分に木之本町から国道303号に入り、14時41分に帰宅したのであった。まだ、温泉へ行く時間はあったが、自宅でシャワーを浴びて、早速バーベキューパーティを行った。