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竜門岳(904.3m)<300名山>
【点名:竜門岳】(904.1m)
音羽三山・音羽山(851.7m)
【点名:音羽】(851.4m)
経ヶ塚山(889m)
熊ヶ岳(904m)
反射板のあるピーク【点名:熊ヶ岳】(858.8m)
平成28年2月7日(日)晴れ
奈良県吉野町
今日は、日本300名山に名を連ねる竜門岳へ行くことにした。ただ、竜門岳のみでは物足りないので、音羽三山まで縦走するつもりで出かけたのであった。
予定より若干早く、1時25分に自宅を出発した。まずは、長良川右岸堤防道路を南下し、木曽三川公園の治水タワーを目指す。まあ、奈良、和歌山方面を目指すならこのルートが一番よかろう。高速料金も少なくて済む。2時14分に木曽三川公園を通過し、2時23分に桑名東ICから東名阪道に上がることができた。自宅から1時間もかかっていない。きわめて順調である。いつも渋滞する四日市市付近も順調に走り、2時46分に亀山ICから流出した。ここからは、一般国道である名阪国道に入る。自動車専用道路ではあるが、一般国道のため、最高速度は60kmである。しかし、60kmで走っている車など1台もなく、すべての車が、高速道路並みの80km、90kmで走行している。60kmで走っていては、かえって危険なのである。公安委員会や警察はこうした実情をどのように考えているのか。速度自動取締装置もあるにはあるが、80kmで走っていても作動しないと思う。制限速度が実態に即していないのである。まあ、そんなことは別にして、名阪国道も順調に走り、3時31分に針ICから流出し、道の駅「針T・R・C」に立ち寄った。予備タンクは持参していたが、ここで、満タン給油をして、3時49分に出発し、吉野山中の登山口へと向かった。国道369号で榛原町へ、そこからは国道165号で桜井市へ入り、桜井市の薬師町交差点で左折して、県道37号線(桜井吉野線)を南下していく。名阪国道を走っていた時にも、三重・奈良県境付近では、雪がちらついていたが、吉野山頂に近づくにつれて、雪が降り始めてきた。新鹿路トンネルに近づくと道路には積雪があり、真っ白になっている場所があった。いまいま積もったばかりで、もちろん轍もない。親切を踏みしめて峠道を登っていくのだ。こうしたことは想定内であり、今日は4WD車であるし、スタッドレスタイヤも新品だ。何も心配もしていない。新鹿路トンネルの手前で右折して、旧道の鹿路トンネルへと上がっていく。鹿路トンネルを抜けると、すぐに左折してさらに急坂を上がっていくと、三津集落がある。集落内を通り抜けると、やがて、林道となり、神社がある。神社の前でY字路になっているが、右へ上がる。すると、林道の終点となり、Uターンできる広場がある。1台くらいなら転回場に止めても問題はなかろう。心配ならば、林道の終点と神社までの間に2か所駐車できる広場がある。それぞれ、2〜3台は駐車できよう。また、神社から80mほど下がったところにも3台くらい駐車できる広場がある。4時45分に到着したが、まだ真っ暗である。明るくなるまで車中で仮眠した。こういうときも1BOXは便利だ。足を伸ばして平らな場所で眠ることができる。しかし、寒いことは寒いので、毛布とシュラフで仮眠した。しかし、雪は本降りとなり、これでは音羽三山縦走どころか竜門岳までも登れないのではないかと心配になってきた。しかし、そんなことを考えていてもしょうがないので明るくなるまでと思って横になったのである。
(林道終点、駐車地)
(登山口の道標)
さて、いよいよ明るくなったので、外を見ると、雪は止んでおり積雪も先ほどと変わっていない。よし!これなら竜門岳まではのぼれるだろうと、朝食用にパンを食べて、早速準備をして、6時45分に出発した。それにしても寒い。林道終点には、「三津 1.5km ←→ 龍門岳 1.8km」という道標がある。はじめは舗装された登山道が続く。その後、地道の登山道となり、6時55分に尾根の鞍部に出た。
(三津峠)
(三津峠の道標)
ここが三津峠のようで、「細峠 2.7km ←→ 龍門岳 1.5km」「宮奥 ←→ 三津 2.2km」という道標がある。ここで右折して、竜門岳へ向かうが、緩やかな登りで歩きやすい。9時06分には龍門商工会青年部が設置した「龍門岳山頂→」という看板がある場所を通過した。
(鉄塔)
(音羽三山)
7時12分に鉄塔に出た。送電線鉄塔と反射板が2基建っている。ここからは展望がよく、このあと、縦走する熊ヶ岳や経ヶ塚山が見える。
(柳への分岐)
さらに先へと進むと、7時19分には「龍門岳山頂へ←」という看板があり、7時24分には柳(別所)方面への分岐があった。分岐には、「三津 3.4km、細峠3.9km ←→ 柳(別所) 2.4km」「龍門岳山頂 0.2km」という道標がある。ここからひと登りで竜門岳山頂に出る。
(竜門岳山頂)
(1等三角点)
(神社)
7時28分に竜門岳山頂(904.3m)に着いた。ここには、1等三角点「点名:竜門岳(904.1m)」がある。また、神社もある。山頂の標柱には、「竜門岳」「三津 3.6km、細峠 4.1km、桜井方面 ←→ 龍門の滝 2.0km、山口神社 3.7km」という道標がついている。展望はない。7時38分に下山にかかった。7時40分に柳(別所)方面への分岐を通過し、7時43分に「龍門岳山頂へ←」という看板を通過して、7時44分に鉄塔広場へ出た。7時49分に三津峠まで戻ってきた。予定より1時間ほど早く、まだ、時刻も早かったので、ここから、音羽三山の縦走に入った。いままでは整備の行き届いた登山道であったが、ここからは、笹が繁茂し、足元がわかりにくい。おまけに昨夜来の降雪のため、笹の葉に積もった雪が体に触れて、衣服が濡れてしまう。合羽を着ればよかったが、合羽を着ると歩きにくいので、構わずに突進した。今日は気温が低いので、濡れると体温がさがるかなとも思ったが、歩けば体温も上がり、汗をかくし、笹がなくなるとすぐに乾いた。幅着はもちろんであるが、上着にしろズボンにしろ、衣服は乾きやすい素材を選ぶことが重要だ。これらは体験的にわかったことだ。登山道は右山でピークを迂回しながら進み、8時01分には尾根を乗り越した。なおも右山のトラバースは続く。
(ピークの看板)
(ピークの看板)
そして、8時13分にピークに出ると、そこには、「大峠←→竜門岳」という看板と「→細峠、竜在峠」という看板があった。細峠への分岐である。細峠というのは、地図によると鹿路トンネルの上部の峠らしい。また、時系図によれば、ここから細峠方面へ少し行ったところに4等三角点「点名:三津」(789.5m)があるが、今日は寄り道しなかった。大峠を目指して笹の道を突き進む。8時34分に大峠に下り立った。
(大峠の祠)
(大峠の看板)
この峠は、桜井市針道・八井内と宇陀市宮奥を結ぶ峠道となっている。小さな祠と「女坂伝称地」という石柱がある。また、「三津峠、龍門岳→」「音羽山・経ヶ塚山・熊ヶ岳→」という看板もある。ここから坂道を登ると、8時46分に坂の途中にある「大峠←→熊ヶ岳」という看板を過ぎて、8時50分に近畿日本鉄道の反射板のあるに出た。
(道標)
(反射板の前の道標)
反射板の脇にも「大峠←→熊ヶ岳」という道標がある。実はここには4等三角点「点名:熊ヶ岳」(858.8m)があるはずであるが、いくら探しても見つからなかった。やむなく、帰りに探そうと、8時55分に出発したが、ここでとんでもない間違いをしてしまった。縦走路から外れて、反射板巡視路へ入り込んでしまったようだ。反射板巡視路だから三山の縦走路より明確な道がついていたのだ。坂道を下って、9時01分にまた反射板の建つ広場に出たが、ここから左手に見えるピークが熊ヶ岳ではないかと思ったのである。しかし、この時点でもまだ、間違いに気づかなかった。あまりに反射板巡視路がよい道であったからだ。しかし、この反射板をすぎると、いよいよ笹藪が密生し、踏み跡も定かでなくなってきた。ここにきて、ようやくルートミスに気付いた始末である。9時11分にUターンして引き返し、9時23分に4等三角点の858.6mピークに戻ってきた。約30分のロスであった。大峠から登ってきた場合、このピークで左折しなければいけないのだ。熊ヶ岳方面から来た場合は、このピークでは右折することになる。この場合は、「大峠→」という看板があるので、間違えることはなかろう。さて正しい三山縦走ルートに入ると、9時24分に「大峠←→熊ヶ岳」という看板を確認し、さらに下って鞍部に下り立ち、「大峠←→熊ヶ岳」という看板を通過して、笹藪の縦走路を登り返すと、9時27分にピークに出た。このピークにも「熊ヶ岳→」という看板があった。ここから熊ヶ岳への最後の登り坂を登って、9時42分に熊ヶ岳の山頂(904m)に飛び出した。
(熊ヶ岳山頂)
山頂は笹がきれいに刈りはらわれているが、残念ながら展望はない。9時44分に経ヶ塚山へ向けて出発した。ここからはいったん下ってから登り返すことになる。
(経ヶ塚山山頂)
10時10分に経ヶ塚山山頂(889m)に出た。ここには名前のとおり経塚があるが、ここも展望はない。10時13分に最後の音羽山に向けて出発した。ここからは急坂を下って、緩やかに登り返すことになる。
(音羽山山頂)
10時27分に音羽山山頂(851.7m)に着いた。ここには、3等三角点「点名:音羽」(861.4m)がある。しかし、ここも展望はない。とにかく今日は気温が低いようで、ペットボトルのお茶が凍ってシャーベット状になっていた。予定よりは、1時間早かったが、ゆっくりしている訳にはいかない。帰りの渋滞も心配であったからだ。4時間歩きっぱなしであったから、疲れがピークに達していた。とにかく、早く登山口に帰ろうと、立ったまま、昼食用のおにぎりをほおばり、10時34分には引き返した。10時53分に経ヶ塚山を通過し、11時23分には熊ヶ岳も通過し、11時32分ピークを越え、11時36分と11時39分に「大峠←→熊ヶ岳」という看板を通過して、11時41分に反射板の建つピークに戻ってきた。ここで、再び三角点を探したが、見つからない。反射板の周囲はフェンスで囲ってあるため、フェンスの外からしか見えない。近畿日本鉄道が反射板を設置した際、撤去してきまったのかも知れない。残念ながら三角点は諦めて、11時50分にここから下り始めた。お茶が凍って多くは飲めない。11時50分に「大峠←→熊ヶ岳」の看板を通過し、11時55分に大峠まで下ってきた。ここまで来ると、気分的に楽になった。12時18分にピークを越えて、12時25分に尾根乗り越しを過ぎて、12時35分に三津峠まで戻ってきた。あとは、林道終点まで下るのみだ。12時39分に駐車地点の林道終点に下り立った。
12時49分に車をスタートさせ、帰路に就いた。帰りは車道をそのまま下って、旧道へ出て、さらに旧道を下り、新鹿路トンネルの東側出口に出てしまった。ここから新鹿路トンネルを抜けて、県道37号線を桜井市へ向かった。そして、桜井市から国道165号で榛原町へ、さらに国道369号で針ICを目指した。13時39分に針ICから名阪国道に上がった。渋滞はなかったが、伊賀PAで14時08分から14時20分まで休憩し、14時27分に亀山ICから東名阪道に入り、心配した渋滞もなく、14時54分に桑名東ICから流出した。以降は、15時08分に木曽三川公園を通過し、給油も済ませて、16時25分に帰宅したのであった。
(データ)
高速代 1,340円
ガソリン代 2,701円
使用燃料 27.61g
総走行距離 309.5km
平均燃費 11.2km/g
車両 エブリー 660cc