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鞍馬山(584m)

 

 


平成27年12月26日(土)晴れ
 
京都府京都市左京区鞍馬本町
 
京都府の山

鞍馬山(584m)

  

平成27年12月26日(土)

京都府京都市左京区鞍馬本町

 

今日は、今年の登り納めになるかも知れないので、京都の鞍馬山へ行くことにした。鞍馬山は650万年前に宇宙神霊(サナート・クラマ)が人類救済の使命を持って金星から降り立ったとも伝えられる、奥ノ院魔王殿があり、鞍馬山一帯は、霊的なパワースポットとして知られ、癒しの効果があるとされています。それよりも私が興味を引くのは、源義経ゆかりの地である鞍馬山です。牛若丸伝説を追って、京都洛北の山中の道を歩くことでした。

4時10分に自宅を出発した。今日は、京都へのルートで迷っていた。順当ならば名神高速で京都東ICまで行き、京都市内を北上することであろう。しかし、鞍馬は京都の北のはずれであり、琵琶湖大橋を渡って、北東から国道477号を使って、前ヶ畑峠、百井峠を越えて、県道38号線で鞍馬へ至るのがよいような気もする。また、それならいっそうのこと、木之本町から琵琶湖北岸を南下してくるのもよいかも知れないと考えた。迷いながらとりあえず、4時を過ぎていたので、大垣西ICへと向かった。4時48分に大垣西ICから東海環状道に上がり、養老JCTで名神高速道に合流した。ところがこの付近で雨が降り出してきた。雨となると鞍馬山へは登れないので、京都観光に切り替えることも考えて、米原JCTから先も名神高速道を走ることにした。ところが、米原JCTを過ぎたころには、雨が上がってきた。それで、鞍馬山に登れると喜んで、5時49分に竜王IC(¥1,260)で名神高速道を流出し、国道477号で琵琶湖大橋へと向かった。琵琶湖大橋は通行料、150円であった。そして、国道477号は湖西道路をくぐり、国道367号へと左折して、少しだけ併用区間を通り、国道477号へと右折する。この国道477号はとんでもない道であった。これが国道か?と疑うような狭隘の道であった。それでも我慢して登って行き、前ヶ畑峠を越えると、百井集落に出た。百井集落は結構な集落であったが、この奥に大見集落と、尾越集落があるようだ。京都府最高峰の皆子山の西山麓の集落である。それはさておき、百井集落内の三叉路で左折して鞍馬を目指す。この先、百井峠を越えると、またまた狭隘な急坂を下って行く。すると、県道38号線に出るが、こちらの方が国道477号よりよい道である。府道38号線へ左折してさらに下って行く。国道477号はヘアピンカーブで右折して、さらに急坂を登って、花背峠へと向かっているのだ。さて、府道38号線を南下すると、ヘアピンカーブが連続して2つあり、府道が谷の左岸側へ渡り、また右岸側へ渡ってすぐに「古道橋バス停」がある。ここが登山口となる。バス停のところから林道が分岐している。林道の反対側には1台分の駐車スペースもある。7時00分に到着した。バス停のそばの電柱には「鞍馬花背127 NTT」という番号がついている。また、凍結防止剤の保管庫には「306」という番号がついている。

(登山口)

 

(古道橋)

 

(古道橋バス停)

 

(凍結防止剤 306)

 

7時17分にここから林道を歩き始めた。何の気もなく歩き始めたが、林道は車でも上がれる。沢を2つ越えてしばらく登ると、林道は下りに転じる。7時39分にその最高地点あたりで、斜面に取付こうとしたが、崖のため取付けない。それで、少しだけ引き返して、7時42分に小沢の取付きやすい場所から取付いた。きれいな植林の中である。作業道の踏み跡らしきものをたどって左の尾根に乗った。尾根を登ると、7時50分に標高660mピークに出た。なんとすぐ下に林道が通じていた。林道は尾根を北上していた。その林道の脇に「市有林 立入禁止 ←(クラマ)尾根道」という黄色の看板があった。

 

(尾根上の林道)

 

(林道わきの看板)

 

さて、ここからは、尾根筋を南下していくのみだ。

 

(P674)

 

7時56分に「P674」ピークに出た。小さなアップダウンがあるが、気持ちの良い尾根道である。8時03分に「P650」ピーク、8時15分に「P634」ピークを超える。

(展望のよいピーク)

 

(展望)

 

(展望)

 

(展望)

 

この付近は左側(東側)の植林が伐採され展望がよかった。8時24分に「火の用心」という札が木に付けられたピークに出た。「P634」ピークと思われる。ここから左へ曲がって急な下りになる。8時33分に鞍部にあり立ったが、そこには「山」と刻まれた頭が黄色のコンクリート杭があった。営林署の境界杭と思われる。

(境界杭)

 

(鹿除けの柵)

 

8時36分に「P550」ピークを越え、8時45分に「P580」ピークに出た。ここから右手に鹿除けの金網が出てきた。網柵に沿って尾根を進むと、8時53分に鞍馬山山頂(584m)に着いた。

 

(鞍馬山にて)

 

(鞍馬山)

 

(経塚)

 

植林のため展望はない。ここには、「吉光明神」「白玉龍王天神」という石碑と、鞍馬寺の「経塚」があった。また、「鞍馬山 580m」という山名札も木についていた。

8時59分にここを発ち、獣除けの金網から離れて下っていった。尾根が広いので間違えないように下らないといけない。9時09分に「浄域 鞍馬寺境内の心得」という看板があった。

 

(心得看板)

 

ここで、右へ曲がる。

 

(池)

9時17分に「池」に出た。池の周囲は柵で囲まれている。ここからは、境内の道をたどり、9時25分に参道に出た。

 

(参道へ出る)

 

(参道の道標)

 

参道からはこの道に入り込まないように注意書きがあった。参道には「本殿 385m、仁王門 1350m、奥ノ院 570m、西門(貴船)1134m」という道標があった。まずは、西門までピストンしようとした。階段状の参道を登っていくと、9時29分に「義経背比べ石」に出た。

 

(背比べ石)

(背比べ石)

 

(道標)

 

ここには、「本殿 491m、仁王門 1455m、奥ノ院 461m、貴船 1026m、大杉権現 108m」という道標がある。9時31分に出発し、大杉権現へ向かった。

 

(大杉権現社)

 

(道標)

9時33分に大杉権現社に着いた。ベンチがたくさんあった。また、「奥ノ院 511m、貴船 1076m、本殿 599m、仁王門 1563m」という道標がある。9時36分に出発し、奥ノ院を目指す。すぐに階段状の参道に出て、参道を下って行く。

 

(僧正ヶ谷不動堂)

 

(僧正ヶ谷不動堂)

 

(道標)

 

(義経堂)

(義経堂)

 

(鞍馬天狗)

 

9時40分に「僧正ヶ谷不動堂」に出た。そばには「義経堂」もある。また、「奥ノ院 241m、貴船 806m、本殿 711m、仁王門 1674m」という道標がある。

 

(奥ノ院魔王殿)

 

(道標)

そして、9時48分に奥ノ院に到着した。「奥ノ院魔王殿」である。道標は「西門 573m、貴船神社 647m、本殿 951m、仁王門 1915m」となっている。9時51分に出発して、西門へと下った。

 

(西門へ)

 

10時00分に西門に下り立ったので、そこからUターンして引き返した。10時16分に「奥ノ院魔王殿」を通過し、10時20分に「不動堂」と「義経堂」を通過し、10時25分に「義経背比べ石」を通過して、10時27分に先ほど池から出た参道に戻ってきた。本殿まで385mという道標のある場所である。

 

(義経息つぎの水)

 

(義経息つぎの水)

(奥ノ院への入口)

 

10時29分に「革堂の地蔵尊」を通り、10時32分に霊宝殿に下りてきた。

 

(霊宝殿)

 

(与謝野鉄寛晶子石碑)

 

(与謝野鉄寛晶子石碑)

 

(本殿敷地)

 

(本殿)

 

(道標)

 

(山門)

 

ここで、休憩し、おにぎりをほおばった。10時42分に再出発した。10時45分に本殿に下りてきた。さすがに本殿は広くなっている。10時49分に本殿を出発し、10時55分に山門をくぐって、車道に出た。ここには「由岐神社 311m、仁王門 602m、本殿 393m、霊宝殿 577m」という道標がある。

 

(由岐神社)

 

(由岐神社)

 

そして、車道を下り、10時59分に由岐神社に着いた。11時02分にここを出発し、11時07分に仁王門へ出た。

 

(仁王門)

(鞍馬寺入口)

 

すぐ前が車道である。ここから車道(府道38号線)を歩いて駐車地点まで戻らねばならない。たしか3.4kmのはずだ。しかし坂道の登りで結構時間がかかる。京都一周トレイルの看板があった。鞍馬寺を出てすぐのところであった。また、この付近に駐車するなら、料金はおおむね1回500円であった。12時01分に駐車地点に戻った。帰りは高速代を節約するために琵琶湖の北岸を北上し、14時00分に木之本町を通過し、14時30分に道の駅「さかうち」で休憩し、14時40分に出発して、15時45分に帰宅したのであった。