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〜高島トレイル〜
武奈ヶ嶽(865m)【三角点はなし。】
【2等三角点「点名:山上ヶ岳」(973.9m)】
平成27年12月6日(日)曇り
滋賀県高島市
今回は、高島トレイルに出かけた。「中央分水嶺とは、太平洋側と日本海側に注ぎ込む水系を分ける境界のことであり、その長さは北海道から九州まで全長5,000kmにも及びます。その中央分水嶺の中央部にあって、日本海側と太平洋側の気候を併せ持ち、豊かな植生を持つマキノ愛発越から今津の山々、朽木の三国岳に至る標高586m〜974.1mの山々を巡る約80kmのトレイルを「高島トレイル」と命名し、全国に広く発信されました。高島トレイルを歩けば、随所から望むことができる琵琶湖と若狭湾。また、そのトレイルを超える古道を歩けば、先人たちの思いに触れることができます。今ではこの歴史と大自然を堪能するために多くのハイカーが訪れています。」(高島市の観光パンフより。)
全長80kmに及ぶトレイルなので、1日ではとても無理、ネット情報では、テントを担いで2泊3日で踏破している書き込みがある。また、高島トレイル運営協議会は、トレイルを9つに分割し、日帰り9日間で踏破するモデルコースも公開している。ただ、縦走なので、車を使う場合、下山口に1台をデポできればよいのであるが、そうでないと公共交通機関の便は非常に悪い。そんな訳で、躊躇していたが、この際、下山口からピストンで登山口まで引き返す、つまり縦走路を往復し2度歩くというバカげた計画で取り組むことにした。
今回は、ポイント12の水坂峠からポイント10の三重嶽までを往復する計画である。前夜は忘年会で飲みすぎて、予定の3時00分に起きられず、結局、出発は5時12分となった。いつものように国道303号を使い、八草トンネルを抜けて、6時32分に木之本町に出た。そして、国道8号、国道303号、国道161号、国道303号、国道367号とたどって、旧道の水坂峠に着いた。もうすでに数回来ているので迷うこともない。
(水坂峠)
(登山届ボックス)
(標柱)
(ポイント12)
この水坂峠は高島トレイルの「ポイント12」であり、武奈ヶ嶽(ポイント11)への登山口と、二の谷山(ポイント13)への登山口になっている。ここから、武奈ヶ嶽を経て、三重嶽(ポイント10)まで行こうというものである。余裕があれば、さらにその先の大日尾根分岐まで行こうと思っていた。先日、ポイント9である大御影山から三重嶽までたどる計画が、大日尾根分岐で引き返したという苦い思いがあったからだ。つまり、大日尾根分岐と三重嶽の間は歩いていないのである。
さて、そんな思いを巡らしながら、7時26分に出発した。計画より1時間半の遅れである。最初は、沢筋を登り、7時33分に尾根に上がった。尾根に上がるとそこには、「←水坂峠5分」という札が、木に付けてあった。尾根に上がったのでここからは、快適な尾根歩きかと思ったが、結構アップダウンもあり、急坂もあり、そうしながら高度を稼いでいく。
(武奈ヶ嶽)
左手前方に武奈ヶ嶽が見えるが、まだまだ距離がある。7時53分には「高島トレイル」という札が木に付けてある場所に着いた。
(札は地面に落ちていた)
ここで、掘割状の鞍部を通過した。ちょうど水坂トンネルの上部である。
(高島トレイルの札)
(標柱)
さらに尾根を進んで、8時12分に「高島トレイル」という札が木に付けてある場所に出た。このすぐ先には「高島トレイル」という標柱もあった。急登が続き、高度があがると、背後の展望が開けてくる。8時50分にロープのある岩場を通って、展望のあい場所に飛び出した。標高620m峰付近であろう。さらに登ると、8時59分に分岐点に出た。
(赤岩山分岐)
(赤岩山分岐)
(赤岩山分岐)
(赤岩山分岐)
赤岩山西峰(730m)である。右は「光明寺」、直進は「武奈ヶ嶽」、手前は「水坂峠」という道標がある。すぐ目の前に赤岩山(3等三角点「点名:赤岩」(740.1m))があるが、今日は先が長いので立ち寄るのはパスした。そして、先を急いだ。
(標柱)
9時19分に「高島トレイル」の標柱を通過したが、この付近は展望がよい。
(鹿ヶ原への分岐)
(説明板)
(武奈ヶ嶽山頂)
(標柱)
(ポイント11)
9時23分に武奈ヶ嶽の山頂(865m)【高島トレイルのポイント11】に出た。その手前20mほどに「鹿ヶ原200m」という札のある分岐がある。見晴らしの良い草原があるらしい。ここへも行く余裕がなかった。寝坊したおかげで、出発が遅れ、この武奈ヶ嶽の山頂でも、約40分の遅れであった。武奈ヶ嶽の山頂付近は展望がよい。日本海と琵琶湖が見える。
(日本海)
(琵琶湖)
(三重嶽)
またこれから向かう三重嶽も迫力があるが、まだまだ距離がある。9時31分に出発した。ここからは基本的に下りであるが、アップダウンがある。そして、9時48分に「ワサ谷分岐」に出た。
(ワサ谷分岐)
(ワサ谷分岐)
(ワサ谷分岐)
(ワサ谷分岐)
(ワサ谷分岐)
(ワサ谷分岐)
ここには道標があり、「武奈ヶ嶽 1.1km」、「ワサ谷橋 3.8km」、「三重嶽 4km」という標識がある。ここからも三重嶽に向かってどんどん下って行く。
(P674地点)
(P674地点)
10時06分に「P674」という札と、「高島トレイル」の標柱のある広場に出た。「テント泊」するのに良さそう場場所である。ここから少し下ると、最低鞍部となり、今度は登りに転じる。
(水谷分岐)
(水谷分岐)
(水谷分岐)
(水谷分岐)
喘ぎながら急登をこなすと、10時35分に「水谷分岐」に飛び出した。ここには「三重嶽 2.0km」、「水谷 1.6km」、「武奈ヶ嶽 3.1km」という道標がある。あとは、三重嶽へ向けて2kmの登りである。
(池)
10時52分にはなんと「池」のがある場所に出た。いつも池があるのか、雨が降ったときだけ出現する池なのか分からないが、こんなところに池があるのは珍しい。池を左手に見ながら通過し、10時56分に「P855」というテープのまかれた木のあるピークに出た。
(P855地点)
(標柱)
ここが855m峰である。さらに登っていくと、11時05分に「高島トレイル」という標柱を通過し、11時15分には山頂かと思われるような平坦地に出た。
(八王子谷分岐)
(八王子谷分岐)
(八王子谷分岐)
そこには「←三重嶽」の札が木に付けてあった。三重嶽山頂はもう少し先のようだ。11時21分に「分岐」に出た。
(三重嶽分岐)
(三重嶽分岐)
(三重嶽分岐)
(三重嶽分岐)
(三重嶽分岐)
(三重嶽分岐)
ここには、手前は「武奈ヶ嶽 5.1km」、左は「大御影山 6.1km」、右は「三重嶽 0.2km」、左「近江坂3.4km」、右「頂上 0.2km」、手前「武奈ヶ嶽 4.9km」という道標がある。つまり三重嶽山頂は高島トレイルから200m離れているということなのだ。この付近にもテント泊に適した平地がある。
(三重嶽山頂)
(三重嶽山頂と三角点)
(標柱)
(ポイント10)
さて、高島トレイルと分かれて、三重嶽山頂へ向かうと、11時25分に三重嶽頂上(974.1m)に出た。2等三角点「点名:山上ヶ岳」があり、地形図によると標高は、973.9mのはずだが、高島トレイルの「ポイント10」の銘板に刻まれているのは、974.1mなのである。どうなっているのか?
それはともかく、ここでほぼ予定どおりの時刻であったが、体力と日が短い時期ということを考慮して、「大日尾根分岐」まで足を延ばすのはやめにした。ということは、再度三重嶽へ登り、大日尾根まで往復しなければならない。それは、次回の楽しみとしよう。
(日本海)
(琵琶湖)
11時34分に下山を開始した。11時36分には高島トレイルに出て、往路を下って行く。そして、11時41分に「三重嶽」の看板が木に付けてある平地に下りてきた。ここは、尾根が分岐しており、そちらの尾根の方は「←八王子谷口」という札が木についていた。次回はそちらから登ってくるのもよかろう。しかし、登山道は高島トレイルほど明瞭ではないようだ。さて、下山を急ぎ、11時47分には「高島トレイル」の標柱を通過して、11時54分には「P855」地点を通過した。12時00分に池畔を通り、12時06分に「水谷分岐」まで下りてきた。ここで、小休止して、さらに最低鞍部まで下り、登り返して、12時27分に「P674」地点に出た。さらに登りは続き、12時56分に「ワサ谷橋分岐」に出た。そして、13時19分に武奈ヶ嶽山頂まで戻ってきた。ここまでくればあとは、ほぼ下りのみである。13時23分に「高島トレイル」の標柱を、13時38分に「赤岩山分岐」を、それぞれ通過し、13時44分にはロープのある岩場に出た。ここを慎重に通過して、14時07分に「高島トレイル」の標柱と「高島トレイル」の札が木に付けてある場所を通過した。14時24分に「高島トレイル」の札が木に付けてある場所を通ると、もう水坂峠は近い。14時41分に「水坂峠 5分」の札が木についている尾根から急降下して、14時46分に水坂峠の登山口に下り立った。予定より約2時間早かった。すると、ちょうどパトカーが来て、「登山届を提出するように」というので、この登山届ボックスには出していないが、ネットで提出していると伝えた。さすがに滋賀県は感心だ。
14時54分に車をスタートさせ、15時36分に木之本町を通過し、17時09分に帰宅した。なんとか明るいうちに帰宅できて良かった。