カレンダー  岐阜県の山 東海の百山 ぎふ百山 続・ぎふ百山 日本百名山 愛知130山 岐阜県外の山 岐阜の山旅

〜高島トレイル〜

行者山(586.8m)

【3等三角点「点名:からみ谷」】

 


平成27年11月15日(日)曇り時々雨
 
滋賀県高島市
 
滋賀県の山

〜高島トレイル〜

行者山(586.8m)

【3等三角点「点名:からみ谷」】

 

平成27年11月15日(日)曇り時々雨

滋賀県高島市

 

 今回は、高島トレイルに出かけた。「中央分水嶺とは、太平洋側と日本海側に注ぎ込む水系を分ける境界のことであり、その長さは北海道から九州まで全長5,000kmにも及びます。その中央分水嶺の中央部にあって、日本海側と太平洋側の気候を併せ持ち、豊かな植生を持つマキノ愛発越から今津の山々、朽木の三国岳に至る標高586m〜974.1mの山々を巡る約80kmのトレイルを「高島トレイル」と命名し、全国に広く発信されました。高島トレイルを歩けば、随所から望むことができる琵琶湖と若狭湾。また、そのトレイルを超える古道を歩けば、先人たちの思いに触れることができます。今ではこの歴史と大自然を堪能するために多くのハイカーが訪れています。」(高島市の観光パンフより。)

 全長80kmに及ぶトレイルなので、1日ではとても無理、ネット情報では、テントを担いで2泊3日で踏破している書き込みがある。また、高島トレイル運営協議会は、トレイルを9つに分割し、日帰り9日間で踏破するモデルコースも公開している。ただ、縦走なので、車を使う場合、下山口に1台をデポできればよいのであるが、そうでないと公共交通機関の便は非常に悪い。そんな訳で、躊躇していたが、この際、下山口からピストンで登山口まで引き返す、つまり縦走路を往復し2度歩くというバカげた計画で取り組むことにした。

今日は、天気がいまいちよくない。予報では西から回復してくるということで、6時には雨は上がると思っていた。そんな訳で、高島トレイルの行者山へ行くことにした。3時11分に自宅を出発した。雨は降っていたが、そのうち上がるだろうと思っていた。いつものように国道303号を西進したが、眠気を感じたので、道の駅「ふじはし」で、3時55分から4時11分まで仮眠した。その後は、4時51分に国道8号へ出て、4時59分に道の駅「あじかまの里」に着いた。ここでは時間調整のため仮眠して、5時46分に出発した。以後は、5時58分に道の駅「マキノ追坂峠」を通過し、6時18分に保坂地内で国道367号へと左折して、6時24分に「二の谷山」の桜峠からの登り口を確認した。まだ、雨が降っていたので、高島トレイルの次の「行者山」への登り口を確認した。別荘地の入口付近である。この付近は太陽光発電装置が並んでいた。ここで、しばらく待機していたが、雨は止まないので、さらに行者山の先の横谷峠へ向かった。椋川地内を抜けて、横谷峠の林道を登っていく。7時00分に「横谷越」に着いた。

(横谷越)

 

(高島トレイルの標柱)

 

(横谷越 ポイント16)

 

ここには高島トレイルの標柱があった。「横谷越 ポイント16」という標柱がある。

ちょうど、雨も止んでいたので、7時02分にここから行者山へ向けて出発した。はじめのうちは植林もあったが、そのうちに両側とも雑木林の尾根になった。7時17分に最初のピークに出た。

 

(532m峰)

 

(道標)

 

532m峰である。「行者山 1.7km」、「横谷越 0.9km」という道標があった。7時20分に出発し、ここから緩やかな下りとなる。右手は植林、左手は雑木林の境の尾根を下る。鞍部を通過して登りに転じ、7時31分に次のピークに出た。

 

(536m峰)

 

(道標)

 

ここは、536m峰である。ここには、「行者山 0.9km」、「横谷越 1.7km」という道標がある。ここから左へ向きを変えて、緩やかに下る。右は植林、左は雑木林の境の尾根である。

 

(3つ目のピークの標柱)

 

7時41分に3つ目のピークに出る。ここは、「520m峰」である。ここには、「高島トレイル」の標柱があった。ここでも左方向へ進み、左は植林、右は雑木林の尾根を下って、すぐに両側とも植林の鞍部を通過して登りにかかり、7時49分に行者山への分岐となるピークに出た。

 

(行者山への分岐)

 

(分岐の道標)

 

(分岐の道標)

 

ここは行者山の山頂台地であり、右の方へ少し進むと行者山の三角点があるのだ。平坦地を右へと進むと、「行者山50m」の看板があり、そして、7時52分に行者山の山頂(3等三角点「点名:からみ谷」(586.8m))に着いた。高島トレイルの標柱があり、「ポイントは15」であるが、植林に囲まれて展望はない。

 

(行者山山頂)

 

(3等三角点「点名:からみ谷」)

 

(高島トレイルの標柱)

 

(ポイント15)

 

(3等三角点)

 

7時57分に下山にかかり、7時59分に分岐まで戻った。往路をピストンで下って、別荘地入口へ回り、そこから再び行者山を目指して、ここまで登ろうと考えた。つまり、両側から2度行者山へ登ることとなる。高島トレイルを完歩するとなると、そうしなければならない。そんな訳で、急いで下り、8時04分に3つ目のピークを通過し、8時10分に2つ目のピーク(536m峰)も通過した。さらに、8時20分に最初のピーク(532m峰)を通過して、8時31分に横谷越に下り立った。

すぐに車をスタートさせ、朽木麻生側へ下った。そして、県道23号線で国道367号へ出る。国道367号を北へ戻り、檜峠を越えたところから、椋川の案内標識により、左折して、8時52分に別荘地の入口に着いた。今朝ほど確認した登山口なので間違うこともない。しかし、雨が降り出したので、止まないかと行動食をとりながら待っていた。それでも雨はやまないので待ちきれず、雨具を着けて9時15分に出発した。

 

(別荘地入口の登山口)

 

登山口には「行者山まで約3km」と書いてあり、高島トレイルの標柱もある。まずは尾根までの急登があり、9時26分に最初のピークに出た。このコースは比較的緩やかなアップダウンがあり、最後に急登があるのだ。尾根を進むと、9時30分に1つ目の鉄塔に出た。

 

(最初の鉄塔)

 

(次の鉄塔)

展望は良さそうであるが、今日はガスっており、何も見えない。そして、すぐの9時32分にも鉄塔に出た。さらにアップダウンは続き、9時40分にピークを越えた。ピークで左へ曲がり、すぐに右へ曲がって下る。雨は降りやまず、雨中の登山訓練の様相になってきた。

 

(アンテナ)

 

(道標)

 

そして、10時05分にテレビアンテナの施設がある場所に出た。すぐ先の尾根には高島トレイルの標柱があった。標柱には「高島トレイル」、「堂前 0.8km」という看板がついていたが、「堂前」というのは、麓の集落の名前であることが分かった。この付近から左は植林、右は雑木林の境の尾根を登っていく。アップダウンではなく、登り一辺倒になってくる。しかし、この付近では雨が上がってきたので助かった。相変わらず、左植林、右は雑木という境の尾根を登っていく。10時30分に右から尾根が合流する場所に出ると、両側とも植林になる。こうなると、行者山はもう近い。10時34分に、つい2時間30分ほど前にいた、行者山の分岐点に出た。

(行者山への分岐点)

 

行者山まではいかずにここからUターンしてピストンで下山した。次の二の谷山へ桜峠から登れないかと思ったからだ。10時37分に下山を開始、10時39分に分岐の尾根を右へと下った。10時46分には尾根の分岐を左へ下って、10時50分にテレビアンテナの場所に出た。11時14分にクランクピークを通過し、11時20分に2つ目の鉄塔に出て、11時23分に1つ目の鉄塔に出たが、ここでまた雨が降り出した。11時30分に尾根の先端にたどり着き、ここから急降下して、11時32分に駐車地点へ下り立った。おりから雨が激しくなってきた。それで車へ乗り込んだが、雨は止みそうにないので、二の谷山は諦めて、高島トレイルの登山口の下見に切り替えた。朽木麻生へ戻り、さらに奥へと走り、朽木木地山まで行った。ここから百里ヶ岳へ登山道が続いているのであるが、林道入り口にはチェーンが掛けられていた。また、与助谷山への林道も杭があり、車では入れないようになっていた。つまり、ここから歩くしかないのか。

これは大変な行程になると、思いながら雨の中を戻ったのであった。その後、三重嶽の登山口も確認しようと、石田川ダムへ向かったが、石田川ダムから先は通行できないという看板があったので、やむなく石田川ダムから引き返した。そして、12時56分に保坂地内で国道303号に出て、帰路に就き、13時17分に道の駅「マキノ追坂峠」を通過し、13時31分に国道8号に出た。そして、13時41分に木之本町で国道8号から別れ、14時50分に八草トンネルを抜けて、15時15分に帰宅したのであった。今日は、雨に濡れたので、すぐに三田洞神仏温泉へ入りに行った。