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高島トレイル(その2)

 


平成27年11月1日(日)晴れ
 
滋賀県高島市
 
滋賀県の山

〜高島トレイル〜

大谷山(813.9m)

【3等三角点「点名:八十千岳」】

寒風(840m)

 

平成27年11月1日(日)晴

滋賀県高島市

 

 今回は、高島トレイルに出かけた。「中央分水嶺とは、太平洋側と日本海側に注ぎ込む水系を分ける境界のことであり、その長さは北海道から九州まで全長5,000kmにも及びます。その中央分水嶺の中央部にあって、日本海側と太平洋側の気候を併せ持ち、豊かな植生を持つマキノ愛発越から今津の山々、朽木の三国岳に至る標高586m〜974.1mの山々を巡る約80kmのトレイルを「高島トレイル」と命名し、全国に広く発信されました。高島トレイルを歩けば、随所から望むことができる琵琶湖と若狭湾。また、そのトレイルを超える古道を歩けば、先人たちの思いに触れることができます。今ではこの歴史と大自然を堪能するために多くのハイカーが訪れています。」(高島市の観光パンフより。)

 全長80kmに及ぶトレイルなので、1日ではとても無理、ネット情報では、テントを担いで2泊3日で踏破している書き込みがある。また、高島トレイル運営協議会は、トレイルを9つに分割し、日帰り9日間で踏破するモデルコースも公開している。ただ、縦走なので、車を使う場合、下山口に1台をデポできればよいのであるが、そうでないと公共交通機関の便は非常に悪い。そんな訳で、躊躇していたが、この際、下山口からピストンで登山口まで引き返す、つまり縦走路を往復し2度あるくというバカげた計画で取り組むことにした。

今回は、抜土(ポイント8−1)から粟柄越(ポイント6)を歩くことにした。

 午前4時44分発に家を出た。いつものように国道303号で木之本町へ出て、5時54分に国道8号に乗った。そこから国道8号を通り、6時20分に敦賀市で国道27号へと左折する。そして、6時30分に美浜町で県道213号線(松屋河原市線)へと左折する。新庄集落の入口に大きな新庄の案内看板がある。

(新庄集落入口)

以前に下見に来ているし、雲谷山へ登ったときも訪れているので、間違うことはない。どうどん上流へと進むと、「清流の里」という渓流つりの施設がある。

 

(清流の里)

 

これを通過するとすぐに三叉路分岐がある。県道213号線の終点のようで、ここからは林道になる。「粟柄河内谷」林道へと左折する。入口には林道の標柱がある。あとは、この林道を道なりに上がっていくことになるが、林道であり、荒れているので慎重に運転しなければならない。

 

(左折すると、林道入り口)

 

(粟柄関所跡を直進)

 

6時44分に林道へ突入した。6時49分に分岐に出るが、ここには「粟柄関所跡」という石碑があった。この三叉路は直進する。

(右折する)

 

(この林道へ入る)

 

6時50分に林道折戸線が左に分岐する三叉路に出た。左へ進むと、赤阪山の登山口となる。「赤坂山登山口まで1.6km」という表示がある。左折して、赤阪山の登山口まで入り、ここから粟柄越へ登っても良いのであるが、高島トレイルを歩くのが目的なので、なるべく余計な道は歩きたくない。それで、ここは右方向へ進み、抜土を目指した。

 

(ガードレールの数字)

 

7時03分に「県境まであと2km」という看板があり、支流に架かる橋を渡る。すると、ガードレールに「35」という数字が赤いペンキで書いてある。以後、順番に「34」、「33」、「32」と表示が続き、「1」が抜土のようだ。

(東屋)

 

(左に登山口、右に駐車場)

 

(登山口)

 

そのガードレールの表示「1」を過ぎると、すぐに右手に東屋と駐車場がある。ここで、車中泊、又はテント泊も可能であろう。下見をしているので間違いないが、このすぐ先に「大谷山」の登山口がある。登山口の反対側には駐車スペースもあり、車は4〜5台は駐車できる。さらに林道を進と、三叉路があり、右には鉄製のゲート、左にはチェーンのゲートがある。高島トレイルの「抜土」(ポイント「8−1」)という標柱もある。高島トレイルの大谷山登山口は、三叉路を左折して、チェーンのゲートを乗り越えたすぐ先にある。また、三叉路を右折して、鉄製のゲートをくぐって少し歩くと、高島トレイルの大御影山登山口がある。さて、7時09分に駐車場に車を入れ、準備をしていると、ワンボックス車とワゴン車の車が2台上がってきた。1台をデポするために上がってきたらしい。ワンボックス車を1台をデポして、ワゴン車1台に乗って下って行った。実は私もこういう方法を取りたかったが、車2台が手配できず、冒頭に書いたようにピストンする方法を取っているのだ。

 さて、準備を終えて、7時12分に出発した。いきなりの急登であるが、そんなに長くはなく30分ほどである。7時27分には尾根に出た。

 

(大谷山への看板)

 

尾根には「←大谷山」の看板があった。しばらくはアップダウンのない平坦地を進む。すると、7時31分に高島トレイルに合流した。帰りは高島トレイルを下ることにした。この地点には下のような看板がある。

  

 

高島トレイル     

  ←――|・・・新庄

     |

    大谷山

 

 

(高島トレイルに合流)

 

(看板)

私は、新庄の方向から上がってきた訳である。これから大谷山へ向かうことになる。7時43分に左から尾根が合流してくる場所に出た。右へ曲がって尾根を進むと、7時47分にピークに出た。

ここには「大谷山 もう少し」という看板があった。たからすぐ先のピークがああ谷山かと思ったら、そんなに甘くはなかった。ここは、810m峰であり、大谷山まではまだ相当あるのだ。願わくば「大谷山 まだまだ先」と表示を改めてほしい気分だ。7時52分に鞍部へ下り立つと、ここは「石庭」への分岐点であり、「大谷山頂上まで20分」という道標がある。ススキの原を進むと、8時02分には眺望ルートの分岐に出た。「石庭・大谷山」、「眺望ルート」という道標がある。もう大谷山は目の前である。

 

(大谷山山頂)

 

(ポイント8)

 

(3等三角点「点名:八十千岳」)

 

(日本海側)

 

(琵琶湖)

 

8時04分に大谷山の山頂(813.9m)に飛び出した。ここは、高島トレイルのポイント「8」である。また3等三角点「点名:八十千岳」もある。「赤坂山 90分、大御影山 120分」という看板もある。8時11分にここを出発し、寒風を目指す。結構アップダウンがあるが、基本的には尾根を行くので展望がよい。右手には琵琶湖、左手には日本海が見える。中央分水嶺を実感できるであろう。

 

(寒風)

(ポイント7)

 

8時34分に寒風に着いた。高島トレイルのポイント「7」である。三角点や山名板はない。「大谷山1.1km」、「マキノ高原 4.3km」、「赤坂山 3.6km」という道標がある。支柱から外れて地面に3方向を向けておいてある。ここで、琵琶湖を眺めながら、軽食休憩とした。エネルギーを充電して、8時40分に出発した。赤坂山がどんどん近づいてくる。

 

(赤坂山と手前に粟柄越)

 

(ポイント6)

(このような銘板がある)

 

ここからもアップダウンがあるが、総じて下りであり、9時20分に粟柄越に下り立った。マキノ高原から赤坂山へ登った時に通過した見覚えのある場所で、高島トレイルのポイント「6」である。「マキノスキー場 3.3km」、「赤坂山 0.5km」の表示がある。しかし、赤坂山のピストンはやめにした。ここでも、軽食休憩をとった。自宅の出発は、予定より1時間45分も遅かったが、なんと、ここではぴったり予定通りであった。これに気をよくして、さらに早く帰れるかも知れないと思った。実は、次回のために大御影山の登山口も確認しておきたかったのだ。そして、9時29分にUターンして戻ることにした。帰りは早いかと思ったが、どうしても疲れが出てくる。10時12分に寒風を通過した。大谷山を10時36分に通過し、10時38分に「眺望ルート」の分岐を、10時46分に「石庭」への分岐を、それぞれ通過し、10時52分に「大谷山 もう少し」というピークを乗り越えた。10時54分には尾根から左へ下り、11時03分に高島トレイルの分岐点に下り立った。

 

(高島トレイル分岐)

 

登りの時は、ここで高島トレイルに合流したのだ。ここから林道へ出るまでは、高島トレイルを歩いていないので、ここでは、登りのルートではなくて、左へ曲がって、高島トレイルを確実にたどることにした。

(林道へ出る)

 

(登山口)

 

そして、11時17分に林道へ出た。駐車地点から先の分岐を左へ曲がったすぐの場所であった。11時19分に林道の三叉路に着いた。ここで、次回のために大御影山の登山口を確認するため、鉄製のゲートを越えて、林道を歩いた。

 

(高島トレイルのポイント「8−1」)

 

(抜土)

 

(登山口)

 

(大御影山の登山口)

 

すると、11時20分に高島トレイルの入口があった。安心してUターンし、11時23分に林道の三叉路まで戻った。ここには、高島トレイルの抜土、ポイント「8−1」という標柱がある。さらにこの標柱の林道の反対側には「抜土 ←大御影山登山口」という木札も立っていた。これらを確認して、11時26分に駐車地点に戻った。

 11時38分に車をスタートさせた。12時05分に美浜町の「河原市」という信号交差点で国道27号に合流し、12時14分に「日本海さかな街」で土産物の買い物をした。すごく混雑していた。12時40分にここを出発し、13時10分に木之本町を通過し、14時40分に帰宅したのであった。

今日はこれから所要があって、温泉にも行けず、大変忙しかった。おまけにビールも飲めない。残念だが、高島トレイルを歩けたのはよかった。