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〜高島トレイル〜
乗鞍岳(865.1m)
【2等三角点「点名:野口村」】
芦原岳(840m)
猿ヶ馬場(651.5m)
【4等三角点「点名:白谷」】
平成27年10月18日(日)快晴
滋賀県高島市
今回は、高島トレイルに出かけた。「中央分水嶺とは、太平洋側と日本海側に注ぎ込む水系を分ける境界のことであり、その長さは北海道から九州まで全長5,000kmにも及びます。その中央分水嶺の中央部にあって、日本海側と太平洋側の気候を併せ持ち、豊かな植生を持つマキノ愛発越から今津の山々、朽木の三国岳に至る標高586m〜974.1mの山々を巡る約80kmのトレイルを「高島トレイル」と命名し、全国に広く発信されました。高島トレイルを歩けば、随所から望むことができる琵琶湖と若狭湾。また、そのトレイルを超える古道を歩けば、先人たちの思いに触れることができます。今ではこの歴史と大自然を堪能するために多くのハイカーが訪れています。」(高島市の観光パンフより。)
全長80kmに及ぶトレイルなので、1日ではとても無理、ネット情報では、テントを担いで2泊3日で踏破している書き込みがある。また、高島トレイル運営協議会は、トレイルを9つに分割し、日帰り9日間で踏破するモデルコースも公開している。ただ、縦走なので、車を使う場合、下山口に1台をデポできればよいのであるが、そうでないと公共交通機関の便は非常に悪い。そんな訳で、躊躇していたが、この際、下山口からピストンで登山口まで引き返す、つまり縦走路を往復し2度あるくというバカげた計画で取り組むことにした。今回は、モデルコースの第1区分、
午前4時00分発と予定していたが、寝坊して結局6時05分の出発となった。いつものように国道303号で木之本町へ出て、そこから国道8号を通り、また、国道303号へ左折し、さらに国道161号へと右折して、滋賀県と福井県の県境にある国境高原スキー場へ7時42分に着いた。自宅から1時間37分である。
(県境付近)
(国境高原スノーパーク)
(ここから入る)
(正面に高島トレイルの看板がある)
(高島トレイルの看板)
早速、準備をして、7時54分に出発した。国境高原スキー場の入口はバリケードがあるが、歩行者は入れる。バリケードから中へ入ると、すぐ右手に高島トレイルの大きな看板があり、すぐ横に登山届ボックスがある。また、「乗鞍岳登山口」という標柱もある。これを確認し、スキー場の門を通ってスキー場へ入る。
(スキー場へ入る)
(自販機の横からゲレンデに入る)
すぐに右手のゲレンデへの入口がある。7時57分にゲレンデへ入る。ゲレンデは広いのでどこを登るのかわからない。ゲレンデへ入ると、すぐにリフトがある。このリフトに沿って登っていくのがよいと思う。登りの時はわからず、ゲレンデの中央を登って行った。そして、ゲレンデの上部に向かって一番左のリフトの終点を目指した。
(リフトの終点)
(登山口の方向)
(高島トレイルの入口)
(入口)
8時12分にリフトの終点にたどり着いた。スキー場の最上部という場所である。そして、上部に向かって右手を見ると、高島トレイルの黄色のテープが見えた。高島トレイルは道標は最小限にして、ルート上には黄色のテープが付けてあるのだ。ここからいよいよ登山道に入った。
(国道161号への分岐)
尾根を登っていくと、8時21分に国道161号からの登山道と合流した。右は「国道161号」、左は「乗鞍岳」、自分が登ってきた手前は、「国境スキー場」という道標がある。地形図で現在地を確認し、さらに尾根を登っていく。
(鉄塔巡視路案内板)
8時50分に鉄塔巡視路の看板がある場所に出た。右手すぐ先には鉄塔が見えた。鉄塔番号は「NO.152」とマジックで書いてあった。ここからすぐの8時51分には稜線に飛び出した。
(稜線に出る)
(左へ進む)
ここでは90度左へ曲がる。県境尾根である。県境尾根は楽チンかと思ったが、結構アップダウンがある。8時53分に789mピークを超えると、下りになり、8時57分に鉄塔巡視路の分岐に下り立つ。そして、今度は登りに転じて、9時02分に鉄塔に出た。
(鉄塔巡視路の分岐)
(道標の拡大)
(鉄塔@)
鉄塔番号はわからないので、一応鉄塔@としておこう。鉄塔@を右手に見て斜面を登り、左山のトラバース道になると、9時12分に鉄塔巡視路の分岐点に着く。
(鉄塔巡視路分岐)
(案内板拡大)
(Y字路分岐)
(看板拡大)
ここはそのまま直進すると、尾根の登りとなり、今度はY字路の分岐が現れた。一応左へという道標が木に付けてある。「←乗鞍岳 国道161号→」という道標である。9時15分にここを通過して、登り坂を登っていく。そして、展望の良い尾根道を通過して、9時22分に乗鞍岳山頂(865.2m)に出た。
(乗鞍岳)
(乗鞍岳)
(ポイント1)
(2等三角点「点名:野口村」)
高島トレイルの「ポイント1地点」である。そばには2等三角点「点名:野口村」がある。山頂からはあまり展望がよくない。9時28分に出発した。山頂からすこし進むと、琵琶湖の展望が開けてきた。さらに前方に電波塔が見えてきた。いったん下ってから登り返すこととなる。
(電波塔@)
9時34分に電波塔@に出た。すばらしい展望が広がっている。すぐ前方に電波塔が2つ見える。ここから下ることになる。2つの鉄製の階段があった。
(電波塔AとB)
(電波塔A)
(電波塔B)
9時41分に電波塔Aと電波塔Bに着いた。
(車道の横を直進)
(さらに直進)
(さらに直進)
電波塔を左に見て下ると、すぐそばに車道があるが、車道には出ず、車道のガードレールの外側脇をそのまま直進して下る。すると、車道の終点のような広場に出る。ここも車道には出ずに、側溝の外側沿いに直進していく。
(高島トレイルの入口)
(入口)
そうすると、広場の右手に高島トレイルの黄色のテープが見えてくる。ここが高島トレイルの入口である。9時44分にここから入り、左山でトラバースしていく。9時54分に尾根を乗り越し、今度は右山でのトラバースとなる。9時58分には尾根上に乗る。そして、緩やかなアップダウンの尾根を進み、10時05分には「黒河峠←→乗鞍岳」の道標を通過すると、ここから登りになる。
(ここから登り坂)
(鉄塔A)
(道標)
登り切ると鉄塔Aがある。鉄塔の右下に道標があり、ここで、90度左に曲がって鉄塔をくぐる。そして、また登りとなり、10時18分に登り切ったが、そこは芦原岳への分岐であった。
(芦原手への分岐)
(分岐の道標)
(分岐の道標)
せっかくなので芦原岳へ立ち寄ってみることにした。10時22分に鉄塔Bに出た。山名票はないが地形図からしてここが芦原岳であろう。
(芦原岳)
三角点はない。10時29分に山名板を探しながら引き返し、10時31分に分岐まで戻った。ここからは下りとなって、10時36分に「黒河峠」という道標のある鞍部に着いた。
(鞍部の道標)
(鉄塔CとD)
目の前に2つの鉄塔が見え、10時37分に鉄塔CとDに出た。鉄塔Dから90度左に曲がって急降下していく。
(鉄塔E)
10時42分に鉄塔Eに出た。ここから緩やかな尾根となり、10時45分に鉄塔Fに出た。
(鉄塔F)
この鉄塔のそばには管理小屋があった。ここからは、急降下となる。下りきったところの右手に鉄塔Gがあり、ここにも管理小屋がある。
(鉄塔G)
10時53分にここを通過した。この付近から緩やかな尾根となり、10時56分には鉄塔Hを通過し、10時59分に鉄塔Iを通過する。
(鉄塔H)
(鉄塔I)
(尾根から右折するところ)
(道標拡大)
そして、11時00分に90度右へ曲がって尾根から下る場所に出た。ここには、「黒河峠←→乗鞍岳」の道標がある。しかし、地形図では、この尾根を直進したところに「猿ヶ馬場」という山頂、4等三角点「点名:白谷」があるはずだ。それで、直進してみたが、少し先のコブのところに用を足したティッシュが散乱しているのみで、その先が藪のようなので、猿ヶ馬場は帰りに探すことにして、分岐まで戻り、11時04分に尾根から下って、今度は左山でトラバースしていく。
(右手に鉄塔J)
11時17分に右手に鉄塔Jがある場所に着いた。標高620m地点で、ここから左へ曲がって、急降下していく。
(林道へ出る)
(林道の道標)
すると、11時21分に林道に下り立った。林道脇には「黒河峠」の道標がある。林道を少し下ると、11時22分にトイレのある黒河峠に着いた。
(トイレ)
(トイレ)
(三国山への登り口)
(高島トレイルポイントA)
(ポイント2地点)
(高島トレイルの看板)
以前にマキノ高原から赤阪山と三国山を経て、下ってきたところであり、見覚えがある。トイレの前に三国山への登り口がある。高島トレイルの「ポイント2地点」である。トイレの前には1台車がデポしてあった。ここに車をデポできれば、楽なのであるが、私はここから往路を引き返さ返さねばならない。
(林道からの入口)
さて、時間もないので、11時25分にここから引き返した。11時26分には林道から登山道へ入る。相当疲れて足取りが重い。11時32分に鉄塔Jに出た。そして、右山でトラバースする途中から右手の尾根へと取付いた。猿ヶ馬場(4等三角点「点名:白谷」)を探すためである。藪を漕いで、11時45分にピークに出たが、ここには三角点はない。さらに左方向へ下ってから登り返し、11時51分にもピークに出たが、ここにも三角点はなく、ここでは右方向へ曲がって登ると、ようやく三角点への尾根に出た。尾根上には踏み跡があった。尾根を右へ進むと、11時55分に猿ヶ馬場、4等三角点「点名:白谷」(651.5m)に飛び出した。
(猿ヶ馬場)
(4等三角点「点名:白谷」)
猿ヶ馬場というような広い場所とも思えない。また、展望もよくない。11時58分には下山した。下山は、尾根をまっすぐにたどり、12時00分に高島トレイルに出た。尾根から90度曲がって下る場所で、道標のある場所である。三角点が見つかって、満足して足取りが軽くなった。12時04分に鉄塔Iを通過し、12時06分には鉄塔Hも通過した。そして、12時09分に管理小屋のある鉄塔Gを過ぎて、ここから急斜面の階段を登り、12時21分に管理小屋のある鉄塔Fに出た。ここからは緩やかになって、12時26分に鉄塔Eを通過した。それで、ここの木陰で昼食休憩をした。水分は予定していた1リットルを消費していたので、予備として持ってきた3本目の500ミリリットルのペットボトルを開封した。
さて、昼食を終え、12時37分に出発した。ここからも急な階段の登りとなり、12時47分に2つの鉄塔CとDに出た。12時49分に「黒河峠」の道標を過ぎると、登り坂となり、12時55分に芦原岳への分岐点に出た。ここから下って、12時58分に鉄塔Aに下り立った。ここでは90度右へ曲がってさらに下る。13時02分に下りきると、そこには「黒河峠、乗鞍岳」の道標があり、ここから緩やかな尾根道となる。左山でトラバースするようになり、13時13分には尾根を乗り越し、右山でのトラバースとなる。13時27分に電波塔の見える車道の終点に出た。13時30分に電波塔BとAに着いた。この先で鉄製の階段を登り、13時38分に電波塔@に着いた。さらに、下ってから登り返して、13時48分にようやく乗鞍岳まで戻ってきた。13時55分にはY字路で合流し、13時56分には鉄塔巡視路を左に分け、14時04分に鉄塔@に出た。14時06分にも鉄塔巡視路を左に分け、14時11分に789mピークを越えて、14時13分に稜線からの下り口に着いた。あとは、下るのみである。14時14分に鉄塔巡視路の案内板の場所で右へ曲がる。14時28分には国道161号への道標のある分岐点でまた右へ曲がる。14時32分にスキー場のリフトの終点に下り立った。リフトに沿ってゲレンデ内を下り、14時44分に車道に出た。そして、14時46分に駐車地点に戻った。
14時48分に車をスタートさせ、往路をそのままたどり、賤ヶ岳トンネルで渋滞に会いながら、途中で給油も済ませて、16時50分に帰宅したのであった。