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栗駒山(1,626.5m)
【一等三角点「点名:酢川岳」】
平成27年10月11日(日)曇り一時雨
岩手県一関市
この3連休を利用して、久しぶりの遠征で、岩手県の栗駒山へ紅葉を見に行くように計画していた。同行者がいるのであるが、その人は5泊6日で東北周りを計画しており、先に出発していた。そのため、一関市のホテルで合流することになっていた。行きは一人で運転していかねばならず、夜の運転は心配であったので、10日(土)は移動日とした。高速に乗っている時間だけでも9時間以上かかる。それでも余裕を持って、5時17分に自宅を出発した。5時44分に関市を通り、5時55分に美濃加茂ICから東海環状自動車道に上がった。6時08分に土岐JCTを通過、6時26分に恵那峡SAも通過、6時47分に阿智PAでトイレ休憩をし、6時55分に阿智PAを出発した。これまで順調に橋ってきたが、伊北ICを過ぎると、その先で対面通行となり渋滞した。連休中はやめてほしいものだが、この工事は、9月末から11月15日までだという。仕方がないか。でも大した渋滞ではなく、渋滞を抜けたのでよかった。時間が早いためであると思う。8時22分に姨捨SAに着いたので、トイレ休憩し、8時39分に出発した。8時48分には藤岡JCTから関越自動車道に入り、9時52分に高崎JCTから北関東自動車道に入った。そして、10時28分には岩舟JCTから東北自動車道に入った。ここで、心配事ができた。ガソリンの残量が燃料計で1/4ほどになったのだ。高速ではガソリンが高いので、なんとか高速を下りる一関ICまでもたないかと思ったがとても無理である。それで、ガソリンスタンドのあるSAを探したが、この先では2か所ともシェルであった。エネオス、出光、コスモならカードを持っているが、シェルはカードを持っていなかった。一番近いエネオスのスタンドは、安積PAであったが、そこまでは100km以上あるのだ。なんとかそこまでもってくれと祈りつつ、エアコンも切ってエコ運転に徹した。そんな訳で、ヒヤヒヤであったが、なんとか残量警告灯が点く前にガソリンスタンドへたどり着くことができた。12時10分に安積PAで休憩と給油をして、12時24分に出発した。給油を済ませて安心して、13時08分から13時20分まで国見SAで、13時43分から13時49分まで菅生SAで、14時26分から14時40分まで長者原SAで、それぞれ土産を物色しながら休憩した。そして、15時06分にようやく一関ICから流出した。一関市街地に入ると、イオンがあったので、15時13分から15時40分までかかり、今夜のつまみと明日の弁当を購入して、さらに給油も済ませて、15時50分に一関駅前のホテルに到着した。予定通りである。16時30分には同行者もホテルに着いた。18時00分から食事に出かけた。駅前なので、食事場所にはことかかないだろうと思っていたが、居酒屋風の店に入ったが、数店で満席だと断られた。そんなに飲み屋が混んでいるとは意外であった。数店目でようやく入ることができた。あとは、明日のことも考えず第宴会となった。
明けて、11日(日)は4時30分にホテルを出発した。まだ、暗くて空模様はよくわからなかったが、天気予報では雨が降るといっていたので、心配であった。しかし、小雨なら登ってしまおうと決めていた。一関市内から須川高原温泉までは、国道342号の一本道なので、迷うこともない。まだ明けきらぬ国道342号を西へ向け、まずは厳美渓の道標により、厳美渓を目指す。道の駅厳美渓を過ぎると、今度は、「須川」を目指す。国道342号は、真湯温泉を過ぎると、幅員が狭くなり、いよいよクネクネの山道となる。慎重に運転し、ようやく須川高原温泉に着いた。
(駐車場)
(駐車場)
ここは、岩手県と秋田県の県境であり、栗駒山は、岩手県と宮城県の県境でもあるのだ。須川高原温泉は岩手県側であるが、栗駒山荘は、秋田県側にある。須川ビジターセンターが峠の右側にあり、反対の左側が須川高原温泉である。須川ビジターセンターには無料の駐車場とトイレがある。また、須川ビジターセンターの隣に須川高原温泉の無料駐車場があるが、ここは8:00〜19:00までの利用という時間制限があり、この時間はゲートが閉まっている。そして、須川高原温泉の隣にも無料駐車場があった。こちらには何の看板もなく、登山者用の駐車場なのか不安であったが、先客は駐車してすでに登山準備をしている。それで、我々も準備をして、須川ビジターセンター前のトイレで用を済ませ出発することにした。バスのツアー登山者が準備をしていたが、この人たちより先に出発しないとたいへんなことになると思った。
(登山口)
(登山口にある案内図)
(左が登山口)
(登山口)
登山口はどこかな?と探すと、須川高原温泉と露天風呂の間にある。まさにお湯が流れているそばから登山道が始まっている。5時54分に登山道へ入った。
(登山口付近)
(登山道から見下ろす)
先行者が2人いたが、少し登って登山口を見下ろすと、まだ薄暗く付近には人の気配はなかった。6時03分には分岐に着いた。
(賽の碩への分岐)
右は「賽の碩0.6km」、左は、「名残ヶ原0.3km」という道標がある。登山道はよく整備されている。さらに進んでピークを乗り越し、少し下ると、「名残ヶ原0.1km」、「須川温泉0.6km」という道標がある分岐があり、ここで沢を渡って少し登ると、6時09分に名残ヶ原に出た。
(沢を渡る所の道標)
(名残ヶ原)
雨は降っていなかったが、ガスが立ち込めて遠くは見えないが、気分の良い湿原である。真ん中を木道が走っている。
(名残ヶ原の案内図)
6時13分に大きな看板のある場所に着いた。名残ヶ原の南の端の方であろうか。ここから、名残ヶ原を抜け、緩やかに登っていく。
(苔花平)
(苔花平の分岐)
6時17分に苔花平という分岐に着いた。ここで、産沼コース(山頂まで3.0km)と須川コース(山頂まで2.8km)に分かれる。まだ雨は降りだしていないが、いつ降り出してもおかしくないような空模様なので、とにかく早く登りたくて何の迷いもなく距離の短い須川コースを選んだ。
(地獄谷)
6時26分には「昭和湖0.4km」、「名残ヶ原0.6km」という道標のある地獄谷を通過し、6時36分に昭和湖に出た。
(昭和湖)
(昭和湖の案内図)
ガスのため全容は見られなかった。「山頂2.1km」、「須川温泉1.8km」の道標と大きな現在地の看板がある。ここからは、傾斜がさらに大きくなり、我慢の登りで歩みもゆっくりとなる。
(天狗平)
(天狗平)
(道標)
そして、7時10分に天狗平に飛び出した。ここは「須川温泉2.9km」、「昭和湖1.0km」、「山頂0.8km」という道標があり、岩手県と宮城県の県境稜線である。ガスっており真っ白で何も見えない。しかし、登山道はしっかりしているので迷うこともない。稜線をたどり、7時26分に栗駒山山頂(1,627m)に出た。
(山頂)
(山頂の道標)
(山頂の道標)
(三角点)
(山頂)
展望は良さそうなのであるが、相変わらずのガスのため、周囲は真っ白である。「産沼1.3km」、「天狗平0.8km」、「須川温泉3.7km」という道標があり、「いわかがみ平2.9km←山頂→湯浜8.3km」という道標もある。単独行が登ってきたが、写真を撮ってすぐに須川コースを下山していった。その後、2人パーティが登ってきた。我々は、2人パーティより先に下山した。下山は産沼コースを予定していたが、小雨が降り出したのとガスがひどいため、万が一を考えて、安全のため往路をピストンで下山することにした。また、山頂で雨具を着け、9時39分に下山を開始した。7時49分に天狗平を通過し、8時17分に昭和湖まで下山してきた。
(昭和湖の全貌)
この頃にはガスが晴れて、昭和湖が全容を現した。また、登山者も多くなってきた。昭和湖でも休むことなく、先を急ぎ、8時28分に地獄谷を通過した。
(地獄谷)
(紅葉)
(紅葉)
(紅葉)
この当たりは雨もやみ、ガスが晴れて、紅葉が素晴らしかった。そして、8時37分に苔花平の分岐に出た。ツアー登山者やその他の登山者が多くなってきた。8時42分に名残ヶ原へ下り、8時46分に長い木道の名残ヶ原を抜けた。
(名残ヶ原と栗駒山)
8時48分に沢を渡り、8時54分に「賽の碩0.6km」、「名残ヶ原0.3km」、「須川温泉0.4km」という道標のある分岐を通過し、9時00分に登山口へ下り立ったのであった。降ったりやんだりの雨の中を下山してきたので、須川高原温泉で入浴してから帰ることにした。
入浴してさっぱりし、10時00分に須川高原温泉の駐車場をスタートした。国道342号の下りの道中は少しの晴れ間ものぞき、紅葉がきれいで感嘆の声を上げっぱなしであった。10時50分に道の駅「厳美渓」でトイレ休憩と土産物を物色し、11時15分に出発した。今日は、明日の浅間隠山の登山に備えて、高崎市まで戻る予定である。栗駒山から早く下山してきたので、十分に時間はあり急ぐ必要もないだろうと、土産物を買うためサービスエリアに立ち寄ることにした。11時25分に一関ICから東北道に上がった。長者原SAで11時50分から12時04分まで、国見SAで13時08分から13時22分まで、那須高原SAで14時25分から14時42分まで、上河内SAで15時21分から15時27分まで、それぞれ休憩しつつ、16時34分に高崎ICから流出した。そして、給油を済ませ、17時00分にホテルに到着した。
その後、夕食に出たが、ここではすんなり居酒屋に入ることができた。今日は大雨に降られることもなく、無事、栗駒山に登れることができたことを感謝しつつ、大宴会を催した。
明日に備えて、早めに就寝したのであった。
(データ)
ホテル代 11,500円
食事代 11,269円(2人分)6,769円(1人分)
入浴代 600円
土産代 2,245円
弁当代 1,981円
高速代 21,790円
ガソリン代 16,890円(往復分)6,890円(片道分)
燃料 131.01g
総走行距離 1,670km
平均燃費 12.7km/g
使用車 RAV4 2,000cc
総費用 51,775円(1人分)