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― 湖東三山 ―
本堂山(3等三角点「点名:池寺山」)(333.9m)
3等三角点「点名:中尾」(366.8m)
平成27年10月4日(日)晴れ
滋賀県愛荘町
湖東三山とは、滋賀県湖東地方の西明寺、金剛輪寺、百済寺の3つの天台宗寺院の総称であり、琵琶湖の東側、鈴鹿山脈の西山麓に位置し、百済寺の南東に位置する永源寺とともに紅葉の名所として知られている。(ウィキペディアより)
(山号) (寺号) (本尊) (開基) (所在地)
龍應山
松峯山
釈迦山
事前学習はこれぐらいにして、湖東三山とは、登山対象の「山」ではなくて「山号」であることがお分かりいただけましたか。しかし、それで諦める私ではない。永源寺の背後には「日本コバ(934m)」があるので、これら三山にも背後に山があるだろうと、地形図を見つめて、山を発見したのであった。
湖東三山は、先週に松尾寺山(秦川山)へ登ったので、残りの2山を登りに出かけた。出発は、5時59分であった。まだ早い時刻であったので、岐大バイパスをとおり、6時35分に大垣西ICから東海環状自動車道に上がり、養老JCTから名神高速に移った。6時41分から6時52分まで養老SAで休憩した。湖東三山スマートインターができたので、湖東三山SICが一番近いのであるが、高速代を節約するため、7時13分に彦根ICで下りた。国道306号に出て、多賀大社のところで国道307号に移って南下する。国道307号からは、
(国道307号から左折する)
(左折する)
国道307号から左折して、名神高速道の下をくぐるとすぐに斧磨集落になる。集落の入口で左折する。そのまま上がっていくと、獣除けのフェンスがあり、ゲートがある。ゲートは開けて入り、閉めておくことになっている。このゲートの前に広場があるので、ゲート前に駐車して歩くのも良かろう。登山口までここからそんなに長い距離ではない。さてゲートを抜けて上がっていくと、ため池があり、そこの堰堤には「砂防指定地 岩倉川」の看板がある。
(ため池堰堤にある看板)
ここまで上がると行き杉である。その50mほど手前に赤い「火の用心」の看板がある鉄塔巡視路の入口がある。最初はこの鉄塔巡視路を使う。また、この日の用心の看板のすぐ先に駐車広場がある。7時30分にUターンして駐車した。
(登山口と駐車地)
(駐車場所)
(登山口)
7時39分に鉄塔巡視路から入山した。7時45分には左下に林道が現れた。そして、7時50分には鉄塔に出た。ここまでは鉄塔巡視路なのでよい登山道があった。ここから左へ尾根を登っていくのであるが、道はなく藪となった。
(鉄塔から最初の尾根)
(展望のあるピーク「造林公社076」の杭)
7時55分にはピークに出た。平坦地を右へ進むと、「造林公社076」という杭のあるピークに出た。この付近からは多少展望が開けている。ここで左へ曲がって少し下ってから登りに転じる。8時07分には正面に岩場が見えてきた。
(岩場)
地形図で確認すると、この岩場を直登するようだ。岩場を乗り越えて、8時09分に尾根上に出た。
(岩場の上の尾根)
この尾根を右へ進む。すると、アップダウンの後、8時14分に右からの尾根と合流して、左へと登っていく。8時18分に360m峰から延びる主尾根に出る。
(右からの尾根が合流)
(鉄塔案内板のあるピーク)
ここで、右へ進む。すると、鉄塔巡視路の案内板があるピークに出る。鉄塔巡視路は右へ下るのであるが、三角点へは左の方向へ下る。三角点の場所よりこちらの方が標高が高いのでこちらに三角点があっても良さそうなものだがここには三角点はない。8時26分にピークのようなコブに出た。さらに340mピークを右山で超えることになる。ピークからは下りになるが、8時33分に3等三角点「点名:池寺山」(333.9m)に着いた。三角点は340mピークではなくて、ピークから少し下がったところにあるのだ。
(3等三角点「点名:池寺山」)
(点名:池寺山)
周囲は樹林に囲まれて展望はない。8時36分には往路を下山にかかった。8時38分に左山でピークを過ぎ、8時43分にピークのようなコブを超える。8時44分に鉄塔巡視路案内板のある360mピークに戻ってきた。8時47分に尾根から右へ下り、8時49分には尾根から左へと下る。8時50分には岩場を下って、8時55分に「造林公社076」という杭のあるピークに出た。
(少しだけの展望)
そして、8時58分に鉄塔まで下ってきた。
9時01分には右下に林道が見える場所から下り、9時04分に駐車地点に下り立った。
すぐに車をスタートさせて、もう1つの山、百済寺の裏山である3等三角点「点名:中尾」へと向かった。この「点名:中尾」という3等三角点は、ピークではなくて、ピークへ至る斜面の途中にあるのだ。なぜこんなところに三角点が?と思うような場所である。それでも湖東三山の一角として登らないわけにはいかないだろう。
地形図を頼りに国道307号に出て南下し、県道508号線へと左折する。さらに県道229号線へと左折する。この県道229号線は角井峠へ向かう県道である。県道が集落から峠道へ入る場所にため池がある。このため池の手前から左へ入る。道なりに進むと、すぐにログハウス風の建物があり、そこに獣除けのフェンスとゲートがある。
(ログハウス)
(駐車広場)
(登山口のゲート)
ため池のすぐそばである。しかし、地形図によると道路はもう少し先まで延びている。そこで、今度はこのゲートの前の広場に駐車して、歩くことにした。
9時54分に出発した。ゲートを抜けて、林道を進むと、林道の広場があり、さらにその奥に林道終点があった。
(林道広場)
(林道の終点)
(林道終点、正面の斜面に取付く)
10時00分に林道終点に着いた。あとは、道はない。正面の左手の尾根に取付くことにした。尾根を見上げると2本の枯れ松が見える。たぶんあのあたりが三角点の位置だろうと見当をつけて、あとは、ヤマ勘で登るしかない。しかし、藪がすごい。近年の登山にはない激藪であった。すり傷やシャツの破れを受けながら、なんとか尾根に出たが尾根上も激藪である。しかし、尾根上に赤い目印テープを発見し、安心した。こんな山(三角点)でも登りに来る人がいるということだ。10時24分に枯れた二本松にたどり着いた。三角点はこの当たりと探してみたが見つからない。それで、もう少し登ってみようと、さらに激藪に突っ込んだ。そして、10時31分、とうとう三角点を発見したのであった。
(標柱)
(三角点)
(三角点)
(三角点からの展望)
(三角点からの展望)
三角点の周囲は平らになっており、藪も刈られているようだ。4等三角点「点名:中尾」(366.8m)である。周囲は樹林に囲まれているが、枝葉の間から少しだけ展望がある。
10時39分には下山した。10時42分には枯れた二本松まで下った。
(枯れた二本松からの展望)
(枯れた二本松からの展望)
ここからも少しだけ展望がある。さらに尾根から右手の斜面へ急降下する場所からも展望が開けていた。
10時53分に林道終点に下り立った。そして、11時00分に駐車地点へ戻ってきた。
すぐに車をスタートさせ、角井峠から百済寺の裏山の最高点へ登れないかと下見に行った。しかし、角井峠からは登山道は見当たらなかった。さらに地形図では峠から東へ少し下った場所から「大峠」へ破線があるが、これには踏み跡がありそうであった。しかし、踏み跡をたどって大峠に出たとしても、その先最高地点までは藪であろう。距離は短いがあのような激藪を漕ぐ気にもなれず、最高地点は諦めて帰路に就いた。
帰路は、喧噪229号線を東へ向かい、県道34号線(多賀永源寺線)に出て、左折して北上し、県道226号線へ左折して、国道307号へ出た。帰りも高速代を浮かすため、一般道をそのまま帰った。途中大垣市で寄り道し、14時50分に帰宅した。