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ー 湖東三山 −

     秦川山又は松尾寺山(469.0m)


平成27年9月26日(土)晴れ
 
滋賀県愛荘町
 
滋賀県の山

   ― 湖東三山 ―

(はた)川山(かわやま)又は松尾寺山(まつおじさん)(469.0m)

 

平成27年9月26日(土)晴れ

滋賀県愛荘町

 

 早朝出発ができなかったので、近くの湖東三山へ登りました。湖東三山とは、滋賀県湖東地方の西明寺、金剛輪寺、百済寺の3つの天台宗寺院の総称であり、琵琶湖の東側、鈴鹿山脈の西山麓に位置し、百済寺の南東に位置する永源寺とともに紅葉の名所として知られている。(ウィキペディアより)

 

(山号)  (寺号) (本尊)  (開基)     (所在地)

龍應山   西明寺(さいみょうじ)  薬師如来  三修上人     犬上郡甲良町池寺

松峯山   金剛(こんごう)輪寺(りんじ) 聖観音   (伝)行基    愛知郡愛荘町松尾寺

釈迦山   百済寺(ひゃくさいじ)  十一面観音 (伝)聖徳太子  東近江市百済寺町

 

事前学習はこれぐらいにして、湖東三山とは、登山対象の「山」ではなくて「山号」であることがお分かりいただけましたか。しかし、それで諦める私ではない。永源寺の背後には「日本コバ(934m)」があるので、これら三山にも背後に山があるだろうと、地形図を見つめて、山を発見したのであった。

出発は、9時49分であった。山行としては、考えられない時刻である。とりあえず、1つの山だけでも登ろうと、主要地方道、岐阜関ケ原線を西方へと車を進め、10時56分に関ケ原ICから名神高速道に上がった。道路地図を忘れたので、11時16分に多賀SAに立ち寄り、高速道路地図を手に入れた。11時28分に多賀SAを出発した。11時34分に湖東三山スマートインターから流出した。湖東三山のためのインターのようだ。インターから一番近い金剛輪寺の駐車場に11時38分に到着した。

 

(金剛輪寺の駐車場)

(琵琶湖夢歩道の看板)

 

(愛荘町の観光施設マップ)

 

(湖東三山自然歩道の看板)

 

(金剛輪寺の説明板)

(山門)

 

広い駐車場があり、数台の車が駐車していた。湖東三山の山へ登るような酔狂な人はいないだろうから、これらの車の人は湖東三山のお寺に来たのであろう。地形図によると、本堂から登山道があるようなので、とりあえず本堂へ通じる林道を上がろうとしたが、入口にはゲートがあり閉まっている。そして、参拝入口という看板が山門の方を指している。それで山門をくぐった。すると、拝観料が500円となっていた。拝観に来たわけではないので、ここからの入山を諦めて、再度地形図とにらめっこだ。そして、金剛輪寺の南側から登れると判断した。道路両側にある金剛輪寺の駐車場の間から左へ分岐して延びる草の茂った林道がある。

 

(正面の左の草の茂った林道へ入る)

 

(ここから入る)

 

入口には鉄製の杭があるが、歩いて入ることができる。11時47分に出発した。すると、11時49分には終点となる。

 

(円城寺隧道)

 

そこには、「円城寺隧道 昭和56年3月竣工 滋賀県農林部」という銘板があった。そこからコンクリートの階段を上がると、踏み跡があったので、それをジグザグにたどって、高みを目指す。すると、なんと11時56分に舗装された車道に出た。

 

(車道)

 

(車道)

 

地形図にある本堂まで続く車道と思われる。それを上がっていくと、「徐行」の標識があり、さらに上がっていくと、「停」の標識が現れた。その「停」の標識の先に広場があり、観光バスの転回場になっていた。観光バスはあのゲートのある入り口からここまで上がって来られるのであろう。さて、11時59分にその転回場広場から先へ進むと、国宝本堂への参道入り口があった。石段を登って12時04分に本堂に出た。しかし、お参りではないので、地形図を頼りに本堂の右手の石段を登った。すると、12時05分に「金剛輪寺宝塔」に出た。その背後には獣除けなのか寺院の境界なのか、フェンスが張り巡らされていた。そして、そのフェンスの向こう側には、作業道のような踏み跡があった。フェンス沿いに少し登って、木に掴まりながらフェンスを乗り越えた。すると、すぐに沢の鞍部に出て、そこからは掘割状の登山道があった。また、目印のテープも出てきた。ということは、登っている人がいるということだ。

 

(ピーク@)

 

12時28分にピーク@に出た。明瞭なピークではないが、ここからやや左方向へ吊り尾根を渡って、さらに登りが続く。12時34分にピークAに出るが、ここでは左から尾根が合流してくる。そして、吊り尾根を渡り、また登りが続く。そして、12時47分には、秦川山から北へ延びる稜線に出た。

 

(林道)

 

なんと、ここには林道が通じていた。これはありがたいと林道を登っていく。12時50分に林道の最高点のような場所に着いた。ここから林道は下りとなっている。それで、そこから右手の尾根へ取付き、12時52分に尾根に上がった。尾根に上がると踏み跡があり、南側の展望が開けていた。

 

(2等三角点「点名:松尾寺村」)

 

(秦川山という山名板)

 

そして、12時53分に秦川山山頂(469.0m)に出たのであった。2等三角点「点名:松尾寺村」が鎮座していた。山頂は樹林に囲まれており展望はない。13時02分には下山した。山頂から少し戻ると、琵琶湖などの展望が開けていた。13時06分に林道へ下り立った。そしてすぐに林道から離れて尾根を下る。13時11分にピークAを通過した。下りでは尾根を間違えないようにしないといけない。13時15分にピーク@へ下り立った。さらに13時22分に「宝塔」まで下った。ここからそのまままっすぐに尾根を下った。案の定、13時27分にはバス転回場のそばの車道に下り立った。あの「停」の標識の近くであった。付近の電柱には「マツオジ15 L10 R16」という札と「マツオE15」という札がついていた。そこから入山すればよいことになる。ここから往路に使った車道を下り、13時32分には車道から離れて、尾根を下り、13時35分に「円城寺隧道」へ出て、13時37分に駐車場へ戻ってきた。

今日は駐車場でおにぎりを食べ、1山だけにして、14時02分には帰路に就いた。14時07分に湖東三山スマートインターから名神高速に上がった。14時27分に関ケ原ICから流出し、15時40分に帰宅したのであった。