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吉野三山
栃原山(531m)
銀峯山(614m)
櫃ヶ岳(781m)
栃ヶ山(809.2m)3等三角点「点名:栃山」


平成27年9月5日(土)晴れ
 
奈良県五條市
 
奈良県の山

 吉野三山  栃原岳(531m)

     銀峯山(614m)

     櫃ヶ岳(781m)

     栃ヶ山(809.2m)

      3等三角点「点名:栃山」

   

 

平成27年9月5日(土)晴れ

奈良県五條市

 

 高野三山とは、高野山奥の院を囲んで北の楊柳山(3等三角点・1008.6m)を主峰とし、東西に摩尼山(1,004m)、転軸山(915m)がそびえる。これらを高野三山という。

 かねてから、登りたいと思っていた山々である。1泊しないと登れないと思っていた。かたや今年の羊年にちなんで、羊という名のついた山に登ろうと企てていた。その中で奈良県の吉野三山の1つに櫃ヶ岳というのがある。吉野三山とは、古代の吉野郡の四郷、すなわち賀美、那珂、資母、輿之努(吉野)といわれた地域のうちのヨシノに所在する三つの山のことである。よく知られた大和三山ではない。古代吉野と呼ばれた地域は、吉野川の河内(南岸)の丹生川地域、いわゆる丹生の里を指し、現在の吉野郡下市町から西吉野村にかけて北から黄金岳、白銀岳、櫃ヶ岳と南につながる三つの神奈備山を吉野三山という。「大和名所図会」には、黄金岳は「黄金高」と見え、「栃原村にあり、奇峰高くそびえ山色蒼々たり」と記されている。同様に「白銀岳は、古田荘夜中村にあり、銀が岳は南にして、金ヶ岳は北にあり。吉野将軍の宮合戦ありしよし太平記に見えたり」とある。「角川日本地名大辞典」櫃ヶ岳の項には、「櫃ヶ岳は栃原岳(黄金岳)、銀峯山(白銀岳)とともに吉野三山をなす。」と記されている。吉野三山の山頂には、一番北の黄金岳から、波比売神社、波宝神社、八幡神社がそれぞれ鎮座している。

その吉野三山も1泊しないと登れないだろうと思っていた。そんな訳で、1泊して高野三山と吉野三山を登るという計画に落ち着いた。下調べを繰り返し、1泊しなくとも夜行日帰りで行けることが分かった。京阪奈自動車道が一部供用開始され、西名阪自動車道から京阪奈自動車道に分岐する郡山下ツ道JCTも今年の3月から開通していた。

 これで、計画は固まった。前日の9月4日金曜日は、帰宅してすぐに就寝した。途中、入浴と食事のため30分ほど起きてきたが、5時間ほどは眠ることができた。そして、5日(土)の深夜0時05分に自宅を出発した。4時40分に中の橋駐車場に到着し、仮眠した後、5時41分から高野三山を周回し、8時18分に戻ってきた。

 予定より1時間30分早く下山出来て良かった。これなら今日中に帰れるであろう。すぐに車をスタートさせ、次の吉野三山へと向かった。

 8時34分に出発し、往路を橋本ICまで戻る。9時27分に橋本ICから京阪奈自動車道に上がった。9時40分に五條北ICで下りたが、料金所で取締りがあった。たぶんシートベルトの取締りだろうと思う。数台の車が止められていた。さて、インターを出てから、国道24号を少し南下して、国道370号へと左折し、東へ進む。下市口の手前で、右折して吉野川を渡る。右折地点の右側には「吉野ラッキーボウル」がある。広域農道を通って、県道20号線に出る。カーナビには「栃原」と入力していたが、「目的地付近です。」と言って案内が終了してしまった。それでもそのまま県道20号線を進むと、「鳥居前」という交差点に出た。

 

(栃原岳への登り口)

 

この鳥居が栃原岳山頂にある波比売神社の鳥居なのだ。ここから鳥居をくぐって参道を上がっていく。10時01分に電波塔の前に着いた。

 

(駐車場)

 

(電波塔)

 

ちょうど駐車場もあるので、そこに乗り入れた。10時04分に出発すると、すぐに展望台があり、それを過ぎると、10時06分に波比売神社に着いた。

 

(展望台)

 

(波比売神社)

 

(本殿)

 

(説明板)

 

ここが栃原岳山頂(531m)である。栃原岳は、金岳、黄金岳、金峰山ともいう。三角点はない。展望台からの展望を満喫し、10時16分に下山して、10時18分に駐車場に戻った。10時21分に車をスタートさせ、銀峯山に向かった。

 県道20号線まで出て、県道20号線をさらに南下する。そして、県道138号線との交差点で右折して、県道138号線へ入る。狭隘なクネクネ道である。県道138号線の案内とともに同じ柱の下に番号札がついている。

 

(県道138号線)

 

(県道138号線)

(銀峯山の案内板)

 

(案内板)

 

(県道標識と番号)

 

本当にこの道でよいのか心配になるが、県道138号線の標識を信じて上っていく。県道番号の下野数字が「216」付近からY字路があり、それを左へと入ってさらに上がっていくと、赤い鳥居のある広場に出る。

 

(赤い鳥居)

 

広場からは展望が開けている。ここに駐車しても良いが、鳥居をくぐってさらに車道をあがると、10時50分に波宝神社の境内に出る。

 

(波宝神社)

 

(本殿)

 

(説明板)

 

(本殿)

 

すぐに神社の本殿へ向かうと、10時51分に本田に着く。本殿の向かって左側に銀峯山(614m)の山名板が立っていた。三角点はないが、この山は、白銀岳、銀岳ともいう。10時57分に下山して、10時58分に車に戻った。

 

(山名板)

 

 11時01分に車をスタートさせ、次の櫃ヶ岳へと向かった。県道138号線まで戻り、県道138号線を県道20号線との交差点まで戻る。そして、県道20号線を横断して、県道138号線を貝原地区へと向かう。

 

(県道20号線と138号線の交差点)

 

(交差点を直進する)

 

(左の道へ入る)

 

(登山口の看板)

 

森林公園「やすらぎ村」の案内がある。さて、この「やすらぎ村」の手前で鋭角に右折して狭い道を上がる。貝原地区各戸案内図がある。しかし、軽自動車がやっと通れるような狭い道である。今日は軽自動車で来て正解なのだ。案内図に従って狭い車道をあがっていく。集落の中間では鋭角に左へ曲がる場所がある。

 

(左折する)

 

WDでは登れないので4WD に切り替えたがそれでも四苦八苦してなんとか曲がった。さらに最終の民家をすぎると、急カーブが続き、4WDが威力を発揮する。

 

(右折すると櫃ヶ岳、直進は栃ヶ山方面)

 

(道標)

 

櫃ヶ岳の直下で右折する。ここを直進すると栃ヶ山である。11時45分に八幡神社の前に出た。八幡神社のすぐ裏が櫃ヶ岳山頂(781m)であった。

 

(八幡神社)

 

(櫃ヶ岳山頂)

(櫃ヶ岳山頂)

 

(山頂からの展望)

 

(山頂からの展望)

 

(山頂からの展望)

(山頂からの展望)

 

(山頂からの展望)

 

(山頂からの展望)

 

この山は、胴岳ともいう。そこそこの展望がある。11時51分に下山し、11時52分に車に着いた。すぐに車をスタートして、栃ヶ山へも行くことにした。栃ヶ山との交差点で10人ほどのパーティと出会った。栃ヶ山への林道は未舗装である。そして、相当荒れているので、4WDでないと無理である。分岐が2つあるがいずれも左へ進む。3つ目の分岐は右へ進むが、すぐに登れなくなった。それで、分岐のそばに駐車して12時06分に歩き始めた。

 

(林道からの取付き)

 

(分岐点)

 

12時07分に栃ヶ山への登り口があった。そこからひと登りすると、12時10分に尾根上の分岐に出た。「長谷バス停、櫃ヶ岳、山頂」という分岐の標識がある。

 

(栃ヶ山山頂)

 

(3等三角点「点名:栃山」)

 

そして、12時12分に栃ヶ山山頂(809。2m)に出た。3等三角点「点名:栃山」である。展望は少しある。12時14分に下山し、12時16分に分岐を通過し、12時17分に林道へ出て、12時18分に車へ戻った。すぐに車をスタートさせ、ぬかるみの多い林道を恐る恐る通過して、なんとか櫃ヶ岳直下の舗装路まで戻り、あとは、舗装されてはいるものの、狭い車道を下って、12時43分にやすらぎ村に出た。ここまでくれば安心だ。県道138号線を東進して、国道国道309語8鵜に出て、北進し、御所南ICから京阪奈自動車道へ上がるつもりであったが、ナビがかみ合わず、結局13時26分に御所ICから京阪奈自動車道に上がった。13時30分に橿原高田ICから流出した。さらに13時40分に橿原北ICから京阪奈自動車道に上がり、13時47分に郡山下ツ道JCTで西名阪自動車道に移った。そして、13時47分に天理PAでトイレ休憩し、13時55分にここを出発した。14時40分から14時53分まで伊賀PAで休憩し、15時35分に桑名東ICから流出した。なんとか明るいうちに帰宅できるだろう。15時52分に木曽三川タワーの交差点を通過した。そして、16時57分に帰宅したのであった。

 

 

 

 

データ

 

総走行距離   535.0km

使用ガソリン  36.64リットル

ガソリン代   4,528円

平均燃費    14.6km/g

高速代     1,780円

車       エブリー660cc4WD