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高野三山 摩尼山(1,004.0m)
楊柳山(1,008.6m)
3等三角点(点名:楊柳山)
転軸山(915.0m)
平成27年9月5日(土)晴れ
和歌山県高野山町
高野三山とは、高野山奥の院を囲んで北の楊柳山(3等三角点・1008.6m)を主峰とし、東西に摩尼山(1,004m)、転軸山(915m)がそびえる。これらを高野三山という。
かねてから、登りたいと思っていた山々である。1泊しないと登れないと思っていた。かたや今年の羊年にちなんで、羊という名のついた山に登ろうと企てていた。その中で奈良県の吉野三山の1つに櫃ヶ岳というのがある。その吉野三山も1泊しないと登れないだろうと思っていた。そんな訳で、1泊して高野三山と吉野三山を登るという計画に落ち着いた。下調べを繰り返し、1泊しなくとも夜行日帰りで行けることが分かった。京阪奈自動車道が一部供用開始され、西名阪自動車道から京阪奈自動車道に分岐する郡山下ツ道JCTも今年の3月から開通していた。
これで、計画は固まった。前日の9月4日金曜日は、帰宅してすぐに就寝した。途中、入浴と食事のため30分ほど起きてきたが、5時間ほどは眠ることができた。そして、5日(土)の深夜0時05分に自宅を出発した。1時15分に桑名東ICから東名阪自動車道に上がった。1時39分に亀山ハイウエーオアシスに着いた。トイレ休憩をして、1時43分に出発して、1時45分に亀山ICから流出、すぐに国道25号(名阪国道)に上がる。名阪国道は一般道とはいえ高速道路並みにある。一応最高速度は70キロのようだが、70キロで走っていると追い立てられる。ほとんどの車は90キロか100キロで走っているのだ。でもところどころには自動速度取締装置がある。2時40分に名阪国道を通過して、天理ICから西名阪自動車道に入った。すこしだけ西名阪自動車道を走ると、2時44分に郡山下ツ道JCTに出る。最近開通したJCTである。ここから京阪奈自動車道に入る。この京阪奈自動車道はいまは無料なのだ。全線開通していないためであろうか。無料なのは助かる。と思いきや2時50分には一般道になってしまった。高速道路なのになぜ信号があるのか?と思ったが、橿原北ICあたりから一般道になっているのであった。それでもそのまままっすぐ進めば、橿原高田ICからまた京阪奈自動車道に上がれるはずであったが、私の古いカーナビには新しい高速道路が入っておらず、旧の国道24号を案内してしまったため、旧24号を南下する羽目になった。しかし、深夜のこととて渋滞があるわけでもなかった。そんな失敗をしながらも、3時23分には五條北ICから再び京阪奈自動車道に上がることができた。そして、3時33分には橋本ICから流出した。ここからは、高野山の案内があるので助かる。さすがに有名な高野山だけのことはある。途中のコンビニで朝食と昼食を仕入れて、国道370号で山へと駆け上がっていく。カーナビの設定が悪かったため、高野山に入ってから迷ってしまった。それでも修正して、4時40分になんとか中の橋駐車場に着いた。まだ暗かったので、トイレを済ませてすぐに仮眠した。
(中の橋駐車場)
(奥の院への入口)
さて、5時18分に目覚めると、すでに明るくなっていた。それで、早速準備をして、
5時41分には出発した。駐車場から国道371号を横断し、奥の院へと進む。両側にお墓の立ち並ぶ石畳みの道を行くと、交差点に出る。石畳みの道は左へ曲がっており、「弘法大師廟」という案内があった。ここは地形図を見て地道を直進することにした。道なりに進むと、5時54分にチェーンの掛けられた右への分岐があったので、右の道へ入った。
(チェーンのかかる道へ右折する)
するとすぐにまた、チェーンの掛けられた右への分岐があったが、ここは直進した。すると、5時57分に29番の道標がある場所に出た。「摩尼山1.1km、奥の院0.6km」と記されている。
(29番の道標)
摩尼山の方向に進むと、6時01分には30番の道標に出た。「←奥の院0.8km、現在地摩尼山登山口、摩尼山0.9km→」と記されている。
(30番の道標)
(山道に入り、橋を渡る)
ここから本格的な山道へ入る。すぐに橋を渡る。そして、登り坂となり、6時08分に摩尼峠に着いた。
(31番の道標)
(摩尼峠の祠)
ここには31番の道標があり、「摩尼山0.4km、奥の院1.3km」と記されている。「高野山女人道」という看板もある。ここからは急な尾根道となり、6時23分に摩尼山(1,004.0m)山頂に着いた。山頂には、32番の道標があり、「奥の院1.7km、楊柳山1.6km」と記されている。
(32番の道標)
(摩尼山頂)
(摩尼山頂の祠)
6時27分にここを出発し、ここからは下りとなる。そして、アップダウンの道を進む。2つのピークをいずれも右山で越えて、さらに、6時33分と6時35分には小さなピークを超える。
(ピーク@)
(ピークA)
(右山トラバース道の入口、楊柳山の案内の石柱がある)
6時37分には3つめのピークにさしかかるところに着いたが、「左、楊柳山」という石柱があり、3つ目のピークへは行かず、右山でトラバースして下っている。そして、下りきったところが黒河峠だった。
(黒河峠)
(33番の道標)
6時42分に黒河峠に下り立った。ここには、33番の道標があり、「摩尼山1km、楊柳山0.6km、三本杉1.3km」と記されている。この先三本杉の案内が再三出てくるが結局わからなかった。さて、楊柳山へ向けて登っていくと、6時52分に右山でピークを越えて、6時56分にようやく楊柳山山頂(1008.6m)に飛び出した。
(楊柳山山頂)
(三角点)
(3等三角点「点名:楊柳山」)
(34番の道標)
ここには、「摩尼山1.6km、(楊柳山)、子継地蔵0.6km」と記された34番の道標があった。また、祠の後ろに3等三角点がある。「点名:楊柳山」である。高野三山では唯一の三角点である。
7時01分にはここを出発し、下りにかかり、7時05分に下りきった鞍部に下り立つ。
(楊柳山から下った鞍部)
(35番の道標)
ここには、35番の道標があり、「楊柳山0.2km、三本杉1.2km、子継地蔵0.4km」と記されている。ここから登りとなり、アップダウンがあり、5つのピークを超える。
(ピークB)
(ピークC)
(ピークD)
(ピークE)
(ピークF)
7時07分、7時09分、7時11分、7時12分にそれぞれピークを越えて、7時16分にもピークに出るが、このピークでは右に曲がって下る。7時19分に下りきって鞍部に下り立つ。
(36番の道標)
(左折する)
ここが子継地蔵であった。36番の道標があり、「転軸山2km、湯硫酸0.6km」と記されている。ここでは、左折して、尾根道を離れて沢沿いに下って行く。
(37番の道標)
7時28分に37番の道標に着く。「三本杉1.2km、子継地蔵0.7km、転軸山1.3km」と記されているが、三本杉の方向は立ち入り禁止の札もあった。
(38番の道標)
(38番の道標と入口)
さらに平坦地を進むと、7時30分に38番の道標に出る。ここにも「三本杉1.1km、子継地蔵0.8km、転軸山1.2km」と記されている。三本杉の方向には木道が整備されていたので入って見たが、木道はすぐになくなってしまったので、諦めて戻った。7時33分にここから転軸山方面へ進む。
(39番の道標)
7時37分に39番の道標に出た。「三本杉0.7km、子継地蔵1.3km、転軸山0.7km」と記されていたが、もう三本杉は諦めた。
(一本杉で車道へ出る)
(40番の道標)
7時40分に車道に出た。ここは一本杉らしくて、「転軸山0.5km、(一本杉)、楊柳山2.0km、三本杉」と書かれた、40番の道標がある。車道を右へ曲がって少し進むと、7時42分に転軸山への登り口に着いた。
(車道からの登り口)
(41番の道標)
41番の道標があり、「転軸山0.5km、一本杉0.1km、高野山森林公園0.6km」と書かれている。ここから登りにかかる。7時46分にピークに出ると、左山でトラバースして行き、尾根に出ると、今度は尾根を登る。
(転軸山山頂)
(転軸山山頂)
(42番の道標)
(転軸山頂の祠)
そして、7時54分に転軸山山頂(915m)に出た。ここには42番の道標があり、「奥の院×、楊柳山2.6km、女人堂3km」と記されている。女人道は、女人堂方面へ進むのであるが、私は高野三山が目的なので、ここから奥の院へ下ることにした。道標には×印が書かれているが、下れないこともなかろう。7時59分に下山を開始、8時05分に下りきると、沢があり、この沢を渡る。
(沢を渡る)
(奥の院)
対岸には奥の院が見える。正面から見て奥の院の左手に出た。さすがに×印があったのもうなずける。奥の院は塀で囲まれ、奥の院へ入ることができないのだ。それでも塀の隙間からなんとか入り込み、8時08分に奥の院の前に出た。あとは、奥の院の参道を通って、8時18分に中の橋駐車場に戻った。
予定より1時間30分早く下山出来て良かった。これなら今日中に帰れるであろう。すぐに車をスタートさせ、次の吉野三山へと向かった。
データ
総走行距離 755.4km
使用ガソリン 83.84リットル
ガソリン代 10,339円
平均燃費 9.0km/g
高速代 11,980円
車 レジアスエース2000cc