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秋田駒ケ岳(1,637.1m)


平成27年6月16日(火)晴れ
 
秋田県仙北市田沢湖町
 
秋田県の山

秋田駒ヶ岳(1,637.1m)

(秋田県の最高峰)

 

平成27年6月15日(月)晴れ〜17日(水)曇り

秋田県仙北市田沢湖町

 

今回は、各都道府県の最高峰を制覇する一環で、秋田県の最高峰である「秋田駒ヶ岳」を計画した。6月30日までが使用期限の新日本海フェリーの50%割引券があったので、これを利用するためにも新日本海フェリーを使った。

@ そのフェリーが週1便しかなく、月曜日の10時00分敦賀港発で、秋田港着が翌日(火曜日)の5時50分であること。

A 秋田駒ヶ岳は八合目まで車で上がれるが、夏のシーズンはマイカー規制(午前5時30分から午後5時30分まで)があり、麓の駐車場で乗合バスに乗り換えないといけない。

B 規制にかからないのは、6月19日までの平日であること。

 

こうしたことを考慮して、計画を練った。そして、6月15日(月)を出発日とし、往路は新日本海フェリーを使い、6月16日(火)を秋田駒ヶ岳への登山日、6月17日(水)は、陸路での移動日とした。

 

そうしたら、娘と孫が富山へ旅行に出かけるので、17日(水)の朝、富山駅で合流したいといいだした。

 

そんな訳で、3日間の休みを取り、6月15日(月)の6時25分に自宅を出発した。7時46分に木之本町に入り、8時22分に敦賀東港に着いた。9時15分から乗船が始まるというので、乗船手続きを済ませて時間待ちをした。

フェリーは定刻通り10時00分に敦賀東港を出港した。乗ってしまえば明日の5時50分までは船上であるので、ゆっくりとビールを飲んだ。10時00分からはクイズラリーを楽しんだり、10時30分からはビンゴゲームをやったり、16時30分からはコンサートがあったりしたので、退屈せずに済んだ。その間は、ビールを飲んで過ごし、何度も風呂に入ったりしてくつろいだ。船上から見る夕日がきれいであった。

22時00分には、新潟港へ寄港した。新潟港で下船した人たちもいたが、新潟港からの乗船客も多かった。このフェリーは、敦賀港から新潟港と秋田港に寄港して苫小牧港まで行くのである。さて、新潟港を出港してから最後の入浴をして、午前0時の消灯と同時に就寝した。6月16日(火)の5時30分に秋田港へ入港する予定だと船内アナウンスがあった。たとえ、20分でも予定より早いのはとても助かる。

 

 

6月16日(火)午前5時30分に秋田港に入港した。すぐに下船し、秋田駒ヶ岳の八合目へ向かった。時間短縮のために秋田南ICから秋田道に上がり、協和ICで下りた。料金は460円である。そして、国道46号で田沢湖町へ向かった。秋田駒ヶ岳の八合目をカーナビにいれればよかったが、うまく入らなかった。道路標識等を見て、なんとか秋田駒ヶ岳の八合目へ通じる道路の入口に着いた。規制期間前なので解放されていた。ここから八合目を目指したが、この道路は思ったより狭くて急傾斜である。こんなところをバスが乗り入れるのかと驚いた。普通車でもすれ違いが困難な場所がある。慎重に運転して、7時31分に八合目の避難小屋前の駐車場に着いた。

 

(八合目駐車場)

 

(水場と登山口)

 

(水場)

(登山口)

 

先客が5台ほどあった。早速準備をして、7時40分に出発した。登山道は整備されているし、案内看板もあり、不安はない。一部に雪渓があったが、アイゼンなしでも不安なく通過できた。男女岳を左手に見ながら、左回り(反時計まわり)に周回する形である。8時02分に片倉岳展望台(1,456m)に出た。

 

(片倉岳展望台)

 

(片倉岳展望台から)

 

標柱には、「片倉岳 片倉岳展望台(赤土の広場)」と書いてある。この場所は、片倉岳なのであろう。さらに左山でトラバースするように登っていく。そして、8時20分に田沢湖がよく見えるベンチのある場所に着いた。

(田沢湖展望台)

 

(木道と阿弥陀池)

 

(男岳への分岐)

 

(分岐の道標)

 

今日はよい天気だ。よかった。もうすぐ阿弥陀池であろう。8時24分には木道が現れた。すぐに阿弥陀池が見えてきて、8時27分には木道の分岐点に着いた。道標には「阿弥陀池、男岳0.4km、八合目2.4km、避難小屋0.3km」と書かれている。まずは、男岳へ登るべく、8時29分にここで、右へ曲がって男岳と横岳を結ぶ尾根に向かった。8時32分に尾根に出た。

 

(尾根上の分岐)

 

ここの道標には、「男岳0.3km、横岳0.7km、阿弥陀池0.1km」と書かれている。ここから右へ曲がって尾根を登っていく。8時43分に男岳山頂(1,623m)に着いた。

 

(男岳山頂)

 

(雪渓が残る)

 

(阿弥陀池)

 

山頂には駒成神社がある。8時51分には引き返した。8時58分に尾根上の分岐に出て、8時59分には阿弥陀池畔の分岐を通過し、阿弥陀池畔の木道を通って、9時03分に阿弥陀池避難小屋前の分岐に着いた。

 

(阿弥陀池避難小屋)

 

(男女岳への登山道)

 

(男女岳山頂)

 

(山頂)

 

(1等三角点がある)

 

ここから左へ曲がって、いよいよ男女岳山頂を目指す。階段状の登山道で思ったより辛い。9時17分に男女岳山頂(1,637.1m)に飛び出した。ここには、1等三角点「点名:駒ヶ岳」がある。風が爽やかで気持ちよかった。もちろん360度の展望が広がっていた。9時25分には下山にかかった。9時31分に避難小屋前に下り立った。小屋の裏側にトイレと水場があったので休憩し、9時35分に横岳に向けて出発した。9時43分に尾根上の横岳分岐点に出た。

 

(横岳分岐点)

 

「男岳0.8km、横岳0.2km、阿弥陀池0.3km」という道標がある。ここで、左へ曲がって尾根上を進むと、9時47分に横岳山頂(1,582.5m)に出た。ここには、3等三角点「点名:氷倉」がある。

 

(横岳山頂)

 

(3等三角点「点名:氷倉」)

 

道標は「焼森0.6km、国見温泉4.5km、男岳1.0km、」となっている。9時52分に出発し、焼森を目指す。9時58分に焼森山頂(1,551m)に着いた。

 

(焼森から男女岳を見る)

 

名前のとおり、樹木はなにもない火山砂礫の焼け野原のような感じである。10時02分に出発した。10時03分に焼森分岐に出た。「八合目1.2km、横岳0.6km、湯森山2.5km」という道標があるので、確認して左へ曲がって下る。

 

(分岐点)

 

石段の下りである。そして、小さな沢を渡って、対岸の尾根に出る。あとは、石楠花の尾根をどんどん下って行く。10時25分に先刻通過した登山口そばの合流点に出た。合流点には「焼森1.2km」という道標がある。ここで右へ曲がり、登山口そばの水場で靴底を洗って、10時26分に駐車場に戻った。

 

 

さて、これで今回の山行も目的は済んだのであるが、帰路はフェリーの便がないため、1,000kmを超える陸路を帰らねばならない。10時41分に車をスタートさせた。国道46号へ出て、東へ走り、盛岡ICから東北自動車道に上がることにした。途中で昼食を摂らねばならないが・・・と思いながら走っていると、雫石町に道の駅「あねっこ」があった。11時27分に駐車場に乗り入れた。見ると、いで湯の里であり、「橋場温泉」があるようだ。今日は車中泊の予定だったので、入浴できないかと思っていたが、ここに温泉があるなら入らない手はない。さっそく、着替えを持って温泉へ行った。料金は510円で良心的だ。ゆっくりと温泉へ入り、その後、小岩井農場のチーズクッキーを土産に買った。そして、コンビニでビールと弁当を購入した。昼食用と夕食用だ。高速に上がるとビールは購入することができないので、その前に買っておかないと車中泊でビールが飲めない。アイスボックスは持参していたので、ビールを冷やしておくために凍らせたペットボトルのお茶も買った。最後にこれまた高速に上がる前にやらねばならないことがある。そう給油である。高速道路上ではガソリンが高い。少しでも節約すため高速に上がる前に必ず満タンにするのが鉄則だ。そうして、13時01分に盛岡ICから高速に上がった。あとは、ひたすら富山ICへ向けて走るのみ。秋田道が北上JCTで合流してきて、13時48分に前沢SAに立ち寄った。ここで、買い忘れていた土産を購入した。コンビニで買っておいたおにぎりで遅い昼食とした。14時08分に前沢SAを出発した。しかし、富山までは遠かった。特に東北自動車道が長かった。郡山JCTで磐越自動車道に入るのであるが、郡山JCTはおろか仙台までも遠かった。そして、村田JCTで山形自動車道とも合流し、15時43分に国見SAで休憩した。15時56分に国見SAを出発し、16時30分に安達太良SAに着いた。ここで、予定通り給油を行った。16時37分に安達太良SAを出発し、すぐ先の郡山JCTで磐越自動車道に入った。その直後、雷雨が降り出した。この先、福島県内ではずっと雨が降りっぱなしであった。特に磐梯山SA当たりではワイパーを高速にしても前が見えないような豪雨であった。SAに退避するのが安全であるが、車が少なくなったのを幸いとして、スピードダウンしてなんとか雷雲の下を通り抜けた。新潟県へ入ると、小雨になりやがて雨も上がった。よかった。あとは、どこで車中泊するかと考えながら走った。18時08分に新潟中央JCTを通過した。ようやく北陸自動車道に入ったのである。そして、陽も落ちて、周囲が暗くなり出したので、そろそろかな?と思い、19時05分に米山SAに入った。暗くなると、ビールを飲むのに支障をきたす。弁当を購入していたので、ガスストーブを出すまでもなく、SAの野外テーブル用ベンチに座って、すぐに宴会を始めた。宴会後はすぐに眠りについた。

さて、6月17日(水)は、3時45分には起床した。やはりセダン型の乗用車ではよく眠れないというのが正解かも知れない。そして、富山ICまでまだ160km以上あるのだ。早く出発するのに越したことはない。そんな訳で、4時37分に米山SAを出発した。そして、富山県へと入り、6時03分から6時10分まで有磯海SAで休憩した。もう富山ICまで一走りであり、6時26分に富山ICから流出した。車中泊のおかげで深夜割引が適用され、料金は9,520円であった。そして、6時45分に待ちあわせのホテルに到着したのであった。ここで、娘と孫に合流し、富山市内で孫をあやしながら、「鱒の寿司」を購入した。回転すしでも食しようと思ったが、どこも早朝のため営業していない。そんなに待ってはいられないので、鉄則通り、ビールを買い、ガソリンを満タンにして、9時05分に富山ICから高速道に上がった。帰りは娘が運転してくれるので、ビールが飲めるのだ。砺波小矢部JCTから東海北陸自動車道に入り、9時35分に城端SAに立ち寄ったが、クアガーデンは工事中だったので、そのまま通過した。11時40分にぎふ大和PAで昼食休憩をした。12時04分にここを出て、12時25分に関SAで最後の休憩をした。12時35分に関SAを出発し、12時36分に関ICから流出した。料金は4620円であった。平日で昼間のためなんの割引もない。関市内へ土産を届け、給油をして13時30分に帰宅した。

 

 

経費積算

ガソリン代  9,757円

使用燃料      71g

走行距離   1,200km

平均燃費   16.9km/g

入浴代      510円

土産代    5,832円

食糧費    3,779円

高速代   14,600円

フェリー代  9,720円