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点名:大川東平(675.2m)


平成27年5月5日(火)晴れ
 
岐阜県下呂市
 
岐阜県の山

点名:大川東平(675.2m)

点名:夏焼(908.9m)

 

               平成27年5月5日(火)晴れ

               岐阜県下呂市

 

ゴールデンウイークは、どこへ出かけても大渋滞である。そのため、大体は、山菜取りとバーベキューに決めている。しかし、山登りにまったくいかないのも残念なので、合間を縫って下呂市の山へ行くことにした。3等三角点の「点名:大川東平」(675.2m)は、とにかく林道歩きが長いので、いままで敬遠していた。6時33分に自宅を出発し、主要地方道、関金山線を通り、下呂市銀山町で国道41号へ出て、国道41号を北上する。下呂温泉の市街地に入る手前の帯雲橋を渡ってすぐに右折して、国道257号に入る。

 

(国道257号から右折)

 

国道257号を少しだけ走ると、竹原トンネルがあるが、このトンネルの手前に右斜めに入る狭い道がある。すぐに端を渡ると、発電所がある。この発電所の前が「下呂林道」の入口である。

 

(下呂林道入り口)

 

入口にはクサリのゲートがあるが、鍵はかかっていないので、チェーンを外して進入し、チェーンはまたかけておく。この舗装された林道を上がっていくと、途中に左へ分岐する新しい林道があるが、そのまま直進すると、三叉路に出る。右は未舗装で「釣鐘林道」という看板がある。

 

(林道の分岐)

 

(釣鐘林道の入口)

 

(こんな看板もある)

 

直進(左)が、下呂林道である。しかし、ここにもクサリのゲートがあり、こちらはしっかりと鍵がかかっていたので、この三叉路に駐車した。8時18分に到着した。早速準備をして、8時24分に歩き始めた。とにかく長い林道歩きで、林道部分だけでも約2時間かかる予定なのだ。しかし、その後の登山道は短い。そのため、この山は、登山というよりは、林道歩きのウオーキングだと割り切った方がいいのかも知れない。そんなことを考えつつ、黙々と林道を歩く。

 

(森林管理署の小屋)

 

(小屋付近の看板)

 

(小屋付近の看板)

 

(さらに林道を奥へ進む)

 

8時39分には開けた場所に出たが、ここには看板やら作業小屋やらがある。森林管理署の作業小屋のようである。この作業小屋を通過して、しばらく進むと、林道大きく左へカーブするところに赤いテープがあり、「1112は」、「1113ほ」という標柱がある。森林管理署の植林の際の、作業歩道の入口位置を示していると思われる。この後に登る3等三角点、「点名:夏焼」の登山口である。

 

(ちごゆり峠)

 

(ちごゆり峠)

 

これを通り過ぎると、やがて、「ちごゆり峠」に着く。「ちごゆり峠」の看板と「小鳥の王国」という看板もあった。ここからも「点名:夏焼」に登ることができるので、帰りにここから入山して「点名:夏焼」に登ろうと考えた。さて、林道歩きはここからが長い。まったくうんざりする。しかし、歩くしかないのだ。

 

(分収林の看板)

 

9時30分に「小川長洞国有林分収育林契約分収林」という看板のある場所を通過した。こうした国有林の看板はこれ以外にも多数あった。まあ、長居林道歩きの気まぐれにはなろうか。林道からの展望がよいはずなのであるが、植林が大きく育って視界を遮り展望はない。9時48分に土砂崩れの現場に出た。

(崩壊地)

 

(崩壊地)

 

(倒木)

 

9時53分にも土砂崩れの現場を通過したが、この後、9時57分にはこのコース唯一の展望がある場所に出た。ここにきてやっと今日目指している山の頂が見えてきた。山頂が見えてくると、登攀意欲もわいてくるというものだ。

 

(崩壊地)

 

(崩壊地)

 

(林道終点)

 

10時02分と10時08分にも土砂崩れの現場を通過し、10時11分にやっと林道の終点で着いた。長い林道歩きがやっと終わったのだ。ここから、左の尾根に上がる。10時16分に尾根に上がった。この尾根を戻り気味に左へ進む。踏み跡程度の道らしきものはある。あるいは、獣道のようなものである。石が露出している植林の尾根である。

 

(三角点)

 

(点名:大川東平)

10時29分に3等三角点、「点名:大川東平」(675.2m)に出た。植林のため展望はない。枝間からわずかに向かいの山が見える程度だ。

10時37分には下山した。また、長い長い林道を歩かねばならない。10時44分に尾根からの下降点に着き、10時45分に林道の終点に下り立った。後は、「ちごゆり峠」まで淡々と林道を歩く。10時47分と10時52分に土砂崩れの現場を通過し、10時56分に展望地に着いた。一服の清涼剤を得て、10時57分と、11時03分にも土砂崩れの現場をそれぞれ通過して、11時21分には「小川長洞国有林分収育林契約分収林」の看板の場所を通過して、11時57分に「ちごゆり峠」まで戻ってきた。ここで、大休止した。ここまでに水は500ミリリットルを消費した。空腹でもあったし、疲れも出てきた。時間的にもちょうど正午なので、昼食を摂ることとした。長い林道歩きに備えてザックの中身は軽くしていたので、昼食は「ふかひれ雑炊」と「しらす雑炊」とした。

 

さて、空腹も満たされ、疲れも取れたので、本日のもう1つの目標であった、「点名:夏焼」(908.9m)に登ることにした。ここから取付くと、標高917m峰を通って周回するコースとなる。

 

(ちごゆり峠の登山口)

 

12時30分に出発した。作業道がついているので、この作業道を利用する。作業道は右山でトラバースしながら、高度を稼いでいく。

 

(尾根を乗り越す地点)

 

12時40分に作業道が尾根を乗り越している場所に着いた。ここには黄色のプラスティックの杭があった。作業道は相変わらずトラバースしていくので、ここからは作業道を離れ、尾根を直登することにした。

 

(この尾根を登る)

 

左手前方には「点名:夏焼」が樹林の間から見え隠れしていた。

 

(尾根の合流点)

 

12時58分に傾斜が緩み、右から尾根が合流してくる場所に出た。

 

(917m峰)

 

ここからしばらくすると、13時05分に「標高917mピーク」に出た。ここからは、いったん下りになり、13時13分に鞍部を通過した。いわゆる吊り尾根である。13時15分にピークに出た。ここからも少し下りがある。

(展望地)

 

そして、前方に伐採地が見えてきた。植林を伐採し、幼木が植林されているので、笹原が広がり、右側(南側)の展望が素晴らしかった。この展望にこそ周回ルートをとる意味がある。「点名:夏焼」を最短コースでピストンするだけではこの展望は得られない。13時19分に展望地を過ぎて、13時27分に分岐の尾根に出た。

 

(左へ曲がって下る)

 

ここで、わずかに左の鞍部に下りて、最後の登りに取り掛かる。足元には丈の短い笹原が広がっている。左手は植林、右手は雑木林の境を登っていく。傾斜は結構な急斜面である。

 

(山頂)

 

(三角点)

 

13時50分に山頂に飛び出した。3等三角点、「点名:夏焼」(908.9m)である。笹原の中に三角点と白い標柱があった。三角点は角が欠けていた。3等三角点の文字も良く判らなかった。判読できないのか、それとも刻んでないのか。あるいは、三角点ではないのか。しかし、そばに白い標柱があり、周囲を探しても三角点らしきものは、これしか見えなかった。

14時00分に下山を開始した。周回なので、下山時もルートを間違えないようにしないといけない。ルート間違いは下山時によく起きるのでなおさらである。とにかく尾根を忠実にたどった。14時28分に林道へ下り立った。

 

(登山口、下山地点)

 

「点名:大川東平」への林道歩きで確認していた場所であり、安堵したのであった。「1112は」、「1113ほ」という植林作業用の標柱があった。

 

(標柱)

 

安心して林道を歩き、14時32分に森林管理署の作業小屋を通過した。そして、14時51分に駐車地点の三叉路に着いた。

14時55分に車をスタートさせて帰路に就き、16時50分に帰宅した。