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彦根市の山々
向山「点名:紫園谷」(659.8m)
イブキ「点名:小谷」(550.1m)
点名:通谷(293.7m)
平成27年2月7日(土)晴れ
滋賀県彦根市
今日は、彦根市の山々へ出かけた。現在は彦根市に合併してしまっているが、かつては、零仙山の西側山麓に多くの集落が点在していた。荘厳寺町、仏生寺町、男鬼町、武奈、善谷町、上丹生、水谷、後谷、笹尾町など。今でも人が住んでいる集落もあるが、多くは廃村となっている。私の出生地も廃村になったこともあってか、こうした廃村となった集落に惹かれるものがある。そして、これらの集落の里山であったであろうこうした山々にも愛着を感じる。
かねてから計画していたのであるが、降雪や積雪の影響により、なかなか行けなかったのである。今日も積雪が心配されたが、天気の良さに誘われて思い切って出かけたのである。計画より1時間遅れの7時07分に自宅を出発した。国道21号を西進し、8時04分に関ケ原町を通過した。そして、米原で国道8号に乗り移る。そして、彦根市に入ってまもなく、県道239号線へと左折する。左折地点には「比婆神社」の看板がある。そして、仏生寺の集落を通り抜け、さらに南下してくると、ちょっとした峠を越える。峠を越えて下りになるとすぐに左へ林道入り口がある。林道滝谷武奈線という看板がある。
(林道滝谷武奈線の入口)
(林道入り口)
この林道へ入るのであるが、幸い通行止めにはなっていない。ここが地元の県と滋賀県の違うところだ。地元の県なら、この時期無条件に「通行止め」としているところだ。やはり、前述の廃村の関係でいまでもそうした地区へ行く人がいるためではなかろうか。そんなことを思いながら、林道を上がっていく。なんのことはない。かつてこの付近の山々へ登ったときに通った見覚えのある道が分岐していた。地形図で見ると、この北上する林道が南下する林道に変わるヘアピンカーブの付近から破線がついているので、このペアピンカーブに駐車することにした。
(右カーブの駐車地点)
(入山口)
8時46分に到着した。準備をして、8時58分に出発した。涸れ谷の沢筋を登っていく。踏み跡はあるようなないような感じである。所どころに積雪がある。
(ここから左の尾根へ)
そして、しばらくして谷が広くなったあたりで左の尾根に上がった。尾根上には石灰岩の岩があった。
(尾根には道はない。)
右下に沢を見ながら時計まわりに尾根を上がっていく。すると9時15分に堀割り状の道に出た。
(掘割状の道)
この道は左から上がってきていた。地形図では善谷町から破線になっている道であろう。さて、この付近から左山でトラバースしていくことになる。
(道がなくなる。)
ところが、9時23分には道がなくなってしまった。それでも地形図の破線はあるはずなので、そのまま進むと、やがて、道が出てきた。道は左手の鞍部へと上がっている。9時35分に鞍部に出た。ここで、地形図に従って左折する。
(暗部から左折した尾根)
緩やかな登りである。やがて鉄塔が見え、9時46分にこの鉄塔に着いた。
(鉄塔)
下部がオレンジ色の鉄塔である。鉄塔の周囲は樹林がないので、見晴らしがよい。鉄塔を通り越して真っすぐ進むと、9時49分に向山山頂(659.8m)に着いた。
(三角点と鉄塔)
(三角点)
山頂は広い平坦地なので、どこが山頂なのか分からないが、木に「向山」という山名板がつけてあり、その付近の雪を掘ってみると、三角点が頭を出した。三角点が発見できてよかった。三等三角点で、点名は紫園谷(659.8m)である。
9時57分には下山にとりかかった。10時03分に鞍部まで戻り、ここから右へ曲がって下っていく。10時07分にトラバース道がなくなっていた場所を通過し、10時10分に掘割状の道から離れた。あとは、石灰岩のある尾根を下り、沢筋に下り立ち、10時15分に駐車地点に戻った。
さて、すぐに車をスタートさせ、今度はイブキ(点名:小谷)を目指した。林道滝谷武奈線をそのまま南下して行くと分岐があった。
(林道分岐点)
この分岐の先に空き地があったが、積雪のためスリップして入れなかった。それで、この三叉路に駐車した。空き地付近ではジムニーの親子が雪遊びをしていた。このジムニーですら空き地には乗り入れていなかった。また、三叉路には、カーブミラーと林道滝谷武奈線の看板があった。
(この林道を歩いて下る。)
早速準備をして、10時28分に歩き始めた。まずは、分岐から林道を下って行く。車でも入れないことはなかろうと思ったが、歩いていても凍ってツルツルであった。10時33分に左手に電波塔のある三叉路に出た。
(ここで左折)
ここから左への林道を上がる。相当荒れておりとても車では通行できない。左山で登ってくると、やがて、明るい場所に出て、林道は尾根を乗り越し、左へ曲がってさらに上がっている。
(林道は左へ大きくカーブする。)
(林道から右へ入山)
10時43分にここから林道を離れ、右の尾根を進む。緩やかに登って、10時47分にピークに出た。ここからいったん下って、10時51分に鞍部に下り立った。ここから尾根を登り返して、11時00分に平坦なピークに出た。
(イブキ山頂)
(三角点)
そこには三等三角点「点名:小谷」(550.1m)があった。積雪が少なかったので、三角点が頭を出しており、すぐに発見できた。付近の木に「イブキ」という山名板がつけてあった。11時04分には下山にかかり、11時08分に鞍部を通過し、11時11分にピークを越えて、11時13分に荒れた林道へ出た。林道を下って、11時18分に電波塔のある三叉路に出た。ここから舗装された林道を上がって、11時26分に駐車地点の三叉路に戻ってきた。
さて、次は、「点名:通谷」である。この林道滝谷武奈線を戻っていったん県道239号線に出る。県道239号線に出ると、すぐに「笹尾」という道路標識がある。「点名:通谷」近くを通る林道は、笹尾集落から北側からの入口がある。南側からの入口は国道306号であるが、それでは遠回りになる。
(林道交差点)
(林道入り口)
「笹尾」集落から、林道へ入って上がっていくと、最高地点を超えて下りとなる。最高地点からは、左へ林道が分岐しているが、ゲートがあり進入できないようになっている。
(林道の最高地点)
また、湖東県立自然公園という看板もあった。ここから、下りとなって、左山で下って行くと、頭上を送電線が通っている真下あたりに駐車に適した広場があった地形図で見てもわかるが、林道が小さな尾根を乗り越し手前である。
(駐車地点)
(左の尾根へと上がる。)
(入山地点)
(巡視路の看板)
早速準備をして、12時01分に出発した。登り口には、赤い「火の用心」という鉄塔巡視路の道標がある。「火の用心」の下には「コトウ連102」とマジックで手書きしてあった。さすがに巡視路だけのことはある。ちゃんと階段が作ってある。その階段の巡視路を登り、12時07分にピークに出た。
(ピーク)
(この藪へ突っ込む。)
左手には鉄塔が見える。当然、巡視路は左折しているので、ここからは、巡視路を離れ、尾根を右へ進む。巡視路ではないので、藪であるが、距離は長くないので我慢して進む。すぐに痩せ尾根を通過する。そして、12時14分に右から尾根が合流してくる場所に出て、左へ曲がる。さらに斜面を登ると、平坦になり、そこに三角点が見えた。
(山頂の三角点)
12時19分に到着である。三等三角点「点名:通谷」(309.4m)であるが、付近の木に「通谷(309m)」という山名板がつけてあった。樹林のため展望はない。
12時22分には下山にとりかかった。12時24分に尾根の分岐で右へ曲がり、12時27分にはピークで巡視路に出て、12時29分に駐車地点に下り立った。
今日は、これまでとして、帰路に就いた。