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沼津アルプス縦走
香貫山(193m)
横山(183m)
徳倉山(256m)
志下山(214m)
小鷲頭山(330m)
鷲頭山(392m)
大平山(356m)
平成27年1月24日(土)〜25日(日)晴れ
静岡県沼津市
沖縄県の石垣市から帰って間がないが、かねてからの予定どおり、沼津アルプスへ行きました。沼津アルプスは、「沼津アルプス7山7峠」として、沼津市をはじめ地元の愛好会の方々が整備しPRしているようです。標高は一番高い鷲頭山でも392mとさほど高くはないが、アップダウンが激しくロープや鎖に頼って歩くところもあるので、登山用の装備が必須です。そして、この魅力は何といっても展望が素晴らしいことだ。稜線まで登ると、眼下には駿河湾が見下ろせ、北には富士山がそびえている。新春早々にきれいな富士山を見たくてやってきたのだ。全縦走には6時間30分かかるとなっている。7山7峠というとおり、各峠からはエスケープルートもあるので、一気に縦走しなくても部分、部分でも楽しめる。
さて、そんな前置きで、いよいよ縦走記です。実は今回は、埼玉の山友と再会するという目的もあったので、1泊の宿をセットしていた。
縦走は北から南へといわゆる南行きとし、宿は下山口近くに予約した。つまり、岐阜から2人と埼玉から2人、それぞれ車で宿に集合して、大宴会とする。翌日は1台を民宿に駐車しておいて、1台で香陵台登山口へ、南行きで縦走し、宿に駐車しておいた1台に乗り込んで、登山口に戻り、車を回収するという計画です。
そんな訳で、初日は移動日で民宿まで行くだけなので、午前中に目いっぱい家事を済ませて、正午に出発しました。関市で同行者と合流し、12時55分に美濃加茂ICから東海環状自動車道に上がった。そして、13時44分に豊田JCTから東名高速に乗り換える。さらに14時13分に三ヶ日JCTから三遠南信自動車道に乗り、さらに14時20分にいなさJCTから新東名に乗った。すぐに浜松SAに着いたので、トイレ休憩をする。14時38分に浜松SAを出発し、15時47分に駿河湾沼津SAに着いた。ここでトイレ休憩をして、16時02分に出発した。16時08分に長泉沼津ICで下りる。その後は、県道83号線、国道246号、国道414号と乗り継いで、沼津市街地へ入ったが、さすがに沼津市街では大渋滞であった。ここで、偶然にも埼玉からの車の後ろについた。なんという偶然か!!埼玉車には先に宿へ行ってもらい、我々は明日の登山口を確認するため、香陵台駐車場へ寄り道した。そして、宿へ着いたのは、16時45分であった。当然、埼玉組は先着していた。すぐにチェックインして、入浴し、大宴会となった。再会を喜び合い、新しい山友とも出会いもあり、大いに盛り上がった。しかし、翌日は沼津アルプスの縦走があるので、深酒もできず、ほどほどに就寝した。
さて、2日目の25日は、5時25分に宿を出発した。早朝の出発なので、宿での朝食はなく、替わりに弁当を作ってもらった。まだ、暗かったが、空には星が輝き好天を約しているようだった。5時45分に下見をしておいた香陵台駐車場に着いた。
(香貫山自然環境保全林)
(駐車場の脇の看板)
こんな早朝なのに散歩している人やジョギングしている人がいた。香貫山は、香貫山生活環境保全林として整備されているようだ。我々は準備をして、6時00分にヘッドランプを点けて出発した。道標がしっかりしているし、登山道も整備されているので、迷うこともない。「展望台広場0.9km」の道標に従って登り、6時05分に尾根に上がると「香陵台 280m」、「香陵台 370m」、「山頂・展望台」という道標があった。
(尾根上の道標)
山頂方面へ進む。6時10分に「山頂」と「展望台」との分岐に出たので、展望台はパスして山頂へ向かった。そして、6時14分に香貫山山頂(193m)に着いた。
(香貫山山頂)
山頂には、立派な手作りの標柱がある。標柱には、一番上に「○○山」(山頂名)、次に道標「←○○山(北行き)、○○山(南行き)→」(方向案内)、3番目に「沼津アルプス」の表示、一番下には「沼・ア 山頂(又は、○○峠)」地点名が書いてある。沼津アルプスのルート上には、同様な標柱が主要な地点に立っている。親切な標柱である。愛好会が設置してくれているのであろう。縦走者にとっては、非常に助かる。先は長いので、6時20分に出発した。すると、すぐに車道へ出た。香陵台から展望台までの周遊ルートらしい。この車道を横断し、桜台を目指す。桜の木がいっぱいの平地(たぶん桜台)を経由して、階段を急降下し、6時30分に車道に下り立った。
ここには、「桜台上り口」「香陵台展望台」という道標があった。また「沼津アルプス 25」という看板もあった。この車道は車は通行できないようで、しばらく下ったところにゲートがあった。ゲートを抜けると舗装路になり、ゴルフの練習場を通過する。そして、6時39分に「沼津アルプスの近道」という看板から、車道を離れ、山道の階段を下る。すると、6時41分に一般車道に下り立つ。香貫山への「八重坂峠登り口」というところである。ここから車道を左へ登っていく。
(横山の登り口)
車道が峠を越えたあたりに、今度は横山への登り口があった。こちらが横山への「八重坂峠」である。ここにも、香貫山山頂にあった標柱があるので間違えることはない。6時45分にここから登り始める。しかし、ここはすごい急登であった。ロープにつかまり、ゼーゼーハーハーと手足を使って登る。6時55分にやっと山頂かと思うようなピークに出たが、そこは単なるコブであった。標柱には、「徳倉山・山頂 沼ア(南行き)ロープ場」「香貫山 沼・ア(北行き)ロープあり」という道標があり、標柱の一番下に「沼・ア 中弛」と書いてあるので、中弛という場所なのであろう。6時59分に出発し、ここからさらに急な坂を登る。ロープ場が続いている。
(横山山頂)
そして、7時07分にようやく横山山頂(183m)に出た。おりから日の出があったが、樹林に囲まれて枝葉の間から辛うじて見えるのみであった。7時11分に出発したが、ここからは一転して急な下りである。そして、7時22分に横山峠に下り立った。
(横山峠)
東西に峠道が通っているが、車では通行できない。一般車道は峠の下をトンネルで通過している。さて、7時27分にここを出発、今度は急な登りとなる。鎖場もある。クサリにつかまらないと登れない。クサリにつかまって体を引き上げる感じである。背後には富士山が見えるようだが、そんな余裕がなかった。悪戦苦闘の20分間を経て、7時47分に徳倉山山頂(256m)に飛び出した。
(富士山)
(徳倉山山頂)
山頂は広い草原状になってあり、真っ白なきれいな富士山が見える。やはり、富士山は雪があった方がすがすがしいと思う。まだ、全行程の半分も来ていなかったが、あの急登でエネルギーを使い果たしたのと、朝飯を食べていないのとで、体が動かず、ここで大休止することにした。富士山を眺めながらの食事は実にうまい。至福の時間だな。さて食事を終えて、昼寝でもしたいところであるが、まだまだ先が長い。8時15分には腰を上げ、志下山へ向かった。これまた急な坂を下ると、8時19分に「香貫台分岐」に下り立った。
(香貫台分岐)
ここから登りになり、さらにコブを超え、千金岩から下って、8時40分、今度は志下坂峠に着いた。
(志下坂峠分岐)
8時46分に志下坂峠を出発し、ここから登りとなって、8時52分に志下山山頂(214m)に出た。
(志下山山頂)
ここからは富士山は辛うじて見える程度で、駿河湾の展望が楽しめる。また、目の前には鷲頭山がデーンと立ちはだかっている。8時57分に出発した。
(馬込峠)
(志下峠)
9時00分に馬込峠を通過し、9時09分に志下峠に着いた。大きな岩があった。小休止の後、9時15分に出発した。あまりの急登のためか、迂回路ができている。右山でトラバースする。9時20分に「中将岩」に出た。なんでも平重衡(清盛の5男)が隠れ住んでいたところらしい。また、この上、小鷲頭山山頂付近に「切腹の地跡」があった。そんな歴史を感じながら、左山のトラバース道を進むと、岩場の急登(本道)に合流する。ここからの急登もきつかった。しかし、これを登りきればもうこんな急登はなかろうと、歯を食いしばって登った。
(小鷲頭山山頂)
9時34分に小鷲頭山山頂(330m)に飛び出した。ここからは、辛うじて富士山が望めた。駿河湾はきれいに見える。9時40分に出発した。
(鷲頭山山頂)
そして、9時48分に鷲頭山山頂(392m)に着いた。多くの登山者が休憩していた。富士山は樹林が邪魔して見えない。北行きの登山者がちょうど登ってくる時刻なのであろう。これから先は多くの登山者に出会うことになった。9時57分に出発した。
(多比峠)
10時06分に多比峠を通過した。ここから先は岩場の尾根道であった。沼津アルプスのハイライトらしい。思った以上に遠く感じたし、ロープや鎖はなく、危険にも感じた。
(富士山)
しかし、左手に見える富士山が励ましてくれた。
(多比口峠)
10時29分に多比口峠に着いた。大平山へ登るかどうか協議したが、全員一致で大平山を往復することにした。10時34分に大平山へ向けて出発した。
(大平山山頂)
10時43分に大平山山頂(356m)に出た。山頂は広場になっているが、展望はあまりよろしくない。また、ここからさらに「沼津奥アルプス」が続いているらしい。「沼津アルプス」の人気にあやかってさらに伸ばしたのであろうか?しかし、あと1時間30分のコースを歩く気にはなれなかった。
11時00分に引き返し、11時05分に多比口峠まで戻ってきた。11時08分に出発し、沼津アルプスを下山した。
(北行き登り口)
(北行き登り口)
11時16分に車道に下り立った。いわゆる沼津アルプスの「北行き登山口」である。
(一般車道からの入口)
舗装はされているが、急な坂道を下って、11時25分に一般車道に出た。
(多比口峠登り口)
そして、民家の中を下って、11時33分に国道414号に出た。ここには、沼津アルプスの「多比口峠登り口」という標柱があった。しかし、こちら側には駐車場がない。多くの登山者はバスを利用するのであろうが、我々は下山口近くの民宿を予約して正解であったと思う。
ここから国道を歩いて、11時45分に民宿の駐車場に着いた。
11時50分に出発し、12時15分に出発地点の香陵台駐車場に着いた。出発時は1台もなかったが、この時刻には駐車場はいっぱいで路駐している車もあった。駐車可能台数は20台くらいであろうか。駐車場は満杯なので、長居もできず、埼玉組に別れを告げて、12時22分に帰路に就いた。12時57分に長泉沼津ICから新東名高速に上がった。13時00分に駿河湾沼津SAでトイレ休憩し、13時24分に出発した。途中、眠くなったので交替で運転しながら、14時44分にいなさJCTを通過した。15時17分に美合PAでトイレ休憩し、15時23分にここを出発した。15時34分に豊田JCTを通過し、16時00分には土岐JCTを通過し、16時15分美濃加茂ICから流出した。16時30分に関市で同行者と別れ、17時10分に帰宅したのであった。